心身障害者医療費助成制度の対象拡大を
2021年 06月 23日
長津節子と申します。
私の息子は軽度の知的障害があり、現在はB型の作業所で働き、工賃は1500円程度です。生活介護事業のA型で働いている仲間は月3000~5000円の工賃です。
東京都の心身障害者医療費助成制度は、愛の手帳1度・2度の人は無料ですが、軽度の愛の手帳3度・4度の人たちは3割負担です。6年前、親子で歯のクリニックに行ったとき、高齢の親は500円、障害の息子は1500円の支払いでした。なんかおかしいですよね。障害者で収入のない息子が親の3倍も払う。仲間の親たちと話し合うと、みなそれぞれ「病気で通院してるわよ」「注射を毎月うってるわよ」「難病で手術を受けたけど、すごい高い入院費を払ってるわよ」と、それぞれ高額の医療費を負担しています。
そこで私たちは会合を重ね、学習し、いろいろな方のアドバイスを受け、話し合い、やはり東京都に心身障害者医療費助成制度の対象を拡大することを求めるプロジェクトをつくり、署名活動にとりくみました。
そして、青年たちの現状を訴えるべく、『わたしのねがい』という冊子をつくり、127名の都議会議員の方にお届けいたしました。何度も各会派の議員さんたちとお話しさせていただきました。医療助成制度拡大の署名は1万2032名を集め、都内26団体とともに2019年6月14日に提出いたしました。その結果、8月30日、東京都議会厚生委員会で、全会派一致で継続審査になりました。これは、原のり子さんの長年のご尽力のおかげと感謝しております。
現在、息子は50歳になり、健康診断で目の異常が見つかりました。検査の結果、加齢黄斑変性という病気で、ほおっておくと失明とのことです。検査に3500円、目の栄養剤4320円が毎月必要となりました。息子は現在、グループホームに入居し、年間85万2000円かかります。障害年金、障害手当て、工賃を合わせても足りません。本人は医療費を払っていくことはできません。親も後期高齢者。いつまでも負担していくことはできなく、この先がとても不安です。
せめて生命を保障する医療費だけは収入に見合ったものに拡充してほしい、と切実に思っています。なんとしても医療費助成制度の対象拡大を、継続審査で終わることなく、予算化してほしいのです。予算化されるまで、原のり子さんにがんばっていただきたいと思っています。私たちもがんばっていきますので、よろしくお願いします。
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by hara-noriko | 2021-06-23 01:25 | 都議選 | Comments(0)