いい続けます 夏のオリンピックは中止を   

 国と東京都は、コロナの緊急事態宣言の中であっても、何が何でも夏のオリンピックを開催しようとしています。本当にこれでいいのでしょうか。「絶対におかしい。がんばって」と声をかけてくださる方も。朝の宣伝で、改めてこの問題を訴えました。

2期目の都議会へ
引き続き、みなさんの声を都政に


 日本共産党の都議会議員、原のり子です。先におこなわれました都議会議員選挙(6月25日告示、7月4日投開票)では、みなさんの大きなご支援をいただきまして、2期目の都議会に送り出していただきました。本当にありがとうございました。引き続きみなさんの声を都政につないでいく、その役割が果たせるよう力を尽くしてまいります。今後とも、みなさんのご意見、ご要望などをお寄せいただければ幸いです。

4度目の緊急事態宣言
五輪開催という驚くべき状況

 昨日から、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令されて、8月22日までという長期間、緊急事態宣言下に置かれることになりました。4度目の緊急事態宣言。国も都も十分な対策をとってこなかったことがはっきりと表れているのではないでしょうか。しかも、緊急事態宣言下でオリンピックを開催するという驚くべき状況になっています。

外国から10万人規模の人が
まちがいなく感染のリスクは上がる

 新型コロナウイルスの感染が広がっている状況の下でオリンピックを開催すればどうなるか。外国からは10万人規模の人たちが入ってきます。検疫の状態も問題があり不十分であることもわかっています。さらには、子どもたちや若い人たちの中で、コロナが広がっていく兆候も明らかになっています。ワクチンも十分に行き届いていません。検査も不十分です。このような下でオリンピックをたとえ無観客でやったとしても、人の流れは強まり、感染のリスクはまちがいなく上がるということはわかっています。わかっているのになぜやるのか。ここが問われていると思います。

中止を求めるネット署名 45万人超
共産党都議団 都に改めて申し入れ


 都知事選の候補者として奮闘した宇都宮けんじ弁護士が中心になって東京五輪の開催中止を求めるネット署名が続けられていますが、45万人を超える署名になっています。オリンピック開催直前ではありますけれども、いまオリンピックをやってしまうと感染のリスクが上がる、非常に危険だと多くの方が感じていらっしゃることは明らかです。改めて私たち日本共産党は、オリンピックを今開催するわけにはいかないということ、さらに感染の状況が深刻な中で、もっと抜本的な対策をとらなければいけないということを東京都に対して改めて申し入れをしています。

緊急事態宣言下の五輪開催はあり得ない
知事がまたまた補正予算を専決処分


 昨日(7月12日)、4度目の緊急事態宣言について共産党都議団として幹事長の談話を発表し、「緊急事態宣言下の五輪開催はあり得ません」と指摘しました。緊急事態宣言が発令されたもとで、東京都が補正予算を出しました。また今回も、都知事の専決処分でおこなわれました。議会では議論をしないまま執行する状況になっています。私たち共産党をはじめ野党会派は、直ちに臨時議会を開いて議論をすべきだと求めていますが、専決処分がおこなわれてしまいました。

補正予算の中身も問題
検査関係の予算は1円も計上されず


 さらに、補正予算の中身もたいへん深刻です。コロナが広がってきている中での緊急事態宣言であるにもかかわらず、検査の関係の予算は1円もありません。緊急事態宣言を出しながら、その緊急性、コロナの深刻さへの自覚が非常に低いと指摘せざるをえません。私は改めて、▽PCR検査を抜本的に拡充する▽希望する方にはワクチンが行き渡るようにする▽副反応についても十分相談にのれる仕組みをつくっていく▽事業者のみなさんへの補償を徹底しておこなう▽医療機関への抜本的な支援を強める―こうしたことをやっていかなければコロナの危機は乗り越えられない、と指摘したいと思います。

都議選で都民の意思が示されました
その声に応えない東京都

 先におこなわれた都議会議員選挙の結果は、感染が広がっている中でオリンピックを開催していいのか、という都民のみなさんの意思が示されました。オリンピックの中止訴えた日本共産党と、中止あるいは延期を訴えた立憲民主党が議席を伸ばし、オリンピック推進の自民党と公明党は過半数に届きませんでした。ここにみなさんの民意が示されているのに、それにしっかり応えないところに都政の大きな問題があります。

やっぱり開催されるのか
開催されたとしても中止はありうる


 オリンピックが目の前になり、アスリートのみなさんの大変な努力もある中で、開催していくのだなとお考えになっている方も多いと思います。しかし、いのちには代えられません。緊急事態宣言を続けながらオリンピックを開催するという矛盾は解決しなければいけません。私たち日本共産党は、オリンピックがたとえ開催されてからであっても、感染が広がれば直ちに中止しなければならないと考えています。この点については、東京都の医師会の意見書でも指摘していました。有観客でも途中で感染が広がるリスクが上がり、安全・安心を守れないと判断すれば中止せざるをえない、と指摘しています。もっともだと思います。

いのちには代えられない
これを徹底して訴え続けたい


 みなさんのいのちには代えられない。この点を徹底して訴えていかなければいけないと思っています。人流抑制だと言ってきたのは国や東京都です。しかし、無観客だとしても海外から10万人の人が来ることはわかっています。このままオリンピックを開催するのは非常に危ないと指摘せざるをえません。オリンピックは安全に、みんなが歓迎できるときにやるべきであって、コロナが広がる下ではやるべきでなない、と都議選の中で訴えてきました。いま何よりも大事なのは、オリンピックをやるために条件を整えていく発想ではなくて、都民のみなさん一人ひとりのいのちを守り、日常をちゃんと取り戻していくことに力をつくすべきだ、と訴えました。そして、2期目の都議会に送り出していただきました。公約をしっかり実行していく、とりわけ目の前のコロナ対策をこれ以上引き延ばしさせないように提案していきます。そのためにも、オリンピックは中止すべきです。

駅前で都政報告
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市政報告をする永田まさ子・東久留米市議
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2人で一緒に
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by hara-noriko | 2021-07-14 10:38 | 東京都政 | Comments(1)

Commented at 2021-07-14 17:58
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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