東京・東久留米市長選 しのはら重信さんの訴え   

 「新しい市政をつくる会」から無所属で東京・東久留米市長選(12月19日告示、26日投票)に挑む、しのはら重信さん(70)。いま、市内を回って政策を訴え続けています。キックオフ集会(12月5日)で、しのはらさんの話を聞いて、なんとしても押し上げたい、と強く思いました。東久留米駅西口開発のことを話してくれたことも本当によかった。一貫して市民の立場に立ち、知恵と工夫、柔軟性も発揮して道を拓いてきた人。ぜひ、多くの方に読んでいただきたいです。

【東久留米市長選 しのはら重信さんの訴え】

市民のみなさんの願いを形にしたい
必ず勝ち抜く決意です


 「新しい市政をつくる会」のみなさんから、市長選挙への立候補の要請を受けました。告示まで1カ月という時期でした。「つくる会」のみなさんが候補者擁立にたいへん努力していらっしゃることも見聞きしておりましたが、この時期に要請を受けたことを考えれば、市政をよくしようと活動してきた一人として、やっぱり要請を受けるべきだと思いました。
 要請を受けた以上は、みなさんの願いを形にしていくために、必ず勝ち抜く決意で、全力で奮闘したい。どうぞよろしくお願いいたします。

東久留米市議 通算8期32年
市政与党の時代も、野党の時代も経験

 私は1983年、東久留米市議に初当選して、通算8期32年、市議をつとめさせていただきました。市政与党の時代も、野党の時代も、経験してきました。とりわけ1990年から12年間、稲葉三千男市長の下で市政の与党を支える共産党市議団の団長として、市長とともに苦労をしましたけれども、たいへんやりがいのある時でした。

東久留米駅西口開発
稲葉市長とともに努力


 当時、東久留米市政の大きな課題の一つは、東久留米駅西口開発でした。今の北口辺りが改札口でした。滝山方面から来る方はバスに乗ってきて、大踏切が渋滞してバスが動きませんから、イトーヨーカ堂の辺でバスを降りて、駅まで歩いていく。西武線の遮断機をくぐって渡ることが日常茶飯事でした。
 これでは町の発展がない。市民の要望でも「西口の開発」第1位が毎年続いていました。なんとしても西口を開発して、踏切を渡らなくても駅を利用できるようにしたい。市長とともに努力しました。

まちづくりで大事なのは
市民参加と市民合意


 まちづくりで大事なのは、市民参加と市民合意です。その計画は、3度目の開発計画でした。保守市政のもとでつくられた1期目の計画は、住民合意が得られずに頓挫し、撤回されました。地権者をはじめ、住民との合意を得る形で西口開発をすすめました。
 いま振り返ると、東久留米市政の発展にとって大きな糧(かて=力の源泉))になっていると確信しています。

車いすの方が駅を利用できない開発ではいけない
駅西口にエレベーターを設置 公衆トイレも

 私自身はそのなかで、駅のエレベーターの設置や公衆トイレの設置を実現してきました。当初の計画には、エレベーターも公衆トイレの設置も入っていませんでした。しかし、車いすの方からいただいた「エレベーターがなければ駅を1人で利用することができない」ということを市に届けて、エレベーターが設置されました。1990年の当時、エレベーターの設置には1億円かかるということでしたけれども、たとえ何人かの方であっても、車いすの方が駅を利用できない開発であってはならないということを市議会でしっかり取り上げて、実現に道を開きました。
 まちづくりは、一人ひとりの市民の声をしっかり形にすることだと考えたからです。今後も、市民のみなさん一人ひとりの声を市政で形にしていく。その姿勢でしっかり取り組んでいきたいと思います。

公立保育園全園廃止計画は撤回・見直し
若い世代が「住んでみたい」と思える東久留米こそ


 みなさん、いまの市政は市民の声に背を向けているのではないでしょうか。
 公立保育園全園廃止計画を打ち上げて、保育園に子どもを預けている多くの市民のみなさんに多大な不安を与える。それだけではありません。「子育てするなら東久留米」といわれたこの町で、公立保育園全園廃止を打ち出せば、他市の子育て世代のみなさんから見ても、東久留米に移り住んで子育てをしようという思いが失せてしまいます。
 30代、40代、50代のみなさんから、「東久留米に移って住みたい」「子育てしたい」と思ってもらえる町をつくらなければ、東久留米市の未来はありません。
 現市政が打ち出した公立保育園全園廃止計画は、撤回して見直しをすすめてまいります。

中学校に温かい全員給食を実現したい
他市もおこなっている当たり前の施策


 それから、中学校の温かい全員給食を実現したい。多摩地域で未実施なのは、東久留米市を含めたわずかに3つです。心身が成長する中学生のときに、栄養もありおいしい食事ができる。長い人生のなかで、私たちの年代になってくると、本当に食事が大切であることを身に染みて痛感するわけですが、若いときに食事の大切な意味をしっかりと学んでもらう。それは人生のなかで必ず血となり肉となっていくと思います。
 他市もおこなっている当たり前のサービスとして、温かい中学校給食をぜひ実現しましょう。

温暖化対策に目を向けない現市政
全人類的な課題に向き合う市政に


 もう1つは、地球温暖化対策です。今の市政で、まったく理解できない問題のひとつが気候変動、温暖化対策に対する姿勢です。市政に携わる立場でなくても多くの方が、2030年までの9年間に二酸化炭素の排出を削減する課題が全人類的課題だということを感じています。このままいったら、人類が地球に住めなくなってしまう。こういう不安があるなかで、国はもちろん自治体も一人ひとりの市民も、どう温暖化ガスの削減に取り組んでいくのか、どう向き合うのか。そのことが問われています。

市議時代から繰り返し求めてきたこと
公共施設に太陽光ソーラーパネルの設置を


 そのときに、そんな話はどこの国の話か、聞いたことがないといわんばかりの姿勢が、今の東久留米市政です。多摩地域、東久留米市以外のすべての市の公共施設に太陽光発電が設置されています。もっとも進んでいる市は、すべての小中学校に太陽光発電を設置しています。ひるがえって東久留米市には、ただの1つもありません。私も市議に在職しているときに、現市長に再三再四、「公共施設に太陽光発電を設置し、市がみずから温暖化ガス削減にしっかり取り組むべきだ」と求めてきました。しかし、現市長は見向きもしない。
 行政防災センターである市庁舎にも太陽光発電がないために、大地震が発生してから72時間、3日間の非常用電源の設置を東京都から強く指摘されて、今年度は設計予算を計上したということですけれども、市みずから温暖化ガスの削減に取り組んでいく姿勢からでたものではありません。
 この点でも、市政の在り方を転換して、公共施設に計画的に太陽光ソーラーパネルの設置をすすめてまいります。

国保税の引き下げを
均等割の見直しに取り組む


 市民の暮らしを守る立場から、公共料金や家庭ごみ指定収集袋の値下げとともに、国保税均等割の引き下げも重要です。多摩地域で2番目に高い均等割は、人頭税とも呼ばれるように、1人いくらという設定です。2人家族なら2倍。子どもさんが2人いる4人家族なら4倍です。国保税の在り方として正しいのか。
 私は、子どもにかかる部分の均等割の廃止や見直し、あるいは全体としての引き下げにしっかり取り組んでまいります。

市政の主人公は市民です
市民と直接懇談できる場をつくる


 みなさん、なによりも市政の主人公は市民です。現市政が市民の声に向き合ってきたかといえば、疑問です。首長が市民のみなさんと懇談する場面などをしっかり設けて、市民の声を聞いていく。このことが市政の在り方として柱に据わらなければならないと思います。市民のみなさんとの懇談会、市民のみなさんと直接話し合う場面をつくって、その声をどうしたら形にできるのか、どうしたら市政で実現できるのか、を市民のみなさんと一緒に知恵を出し合って、その実現に全力で取り組んでまいります。

市民のみなさんと知恵を出し合って
ご一緒に市政をチェンジさせましょう


 私自身、市議として通算8期32年間の経験を振り返りながら、市民のみなさんと知恵を出し合って、力を合わせていけば、一歩ずつでも必ず市政を前に進めることができる。その確信があります。市政のチェンジに全力でがんばる決意です。ぜひ、お力をかしてください。幸いにも体力は十分にあると思っております。ご一緒に市政をチェンジさせましょう。

【しのはらさんのプロフィール】
 1951年6月、群馬県に生まれる。70歳。70年4月、群馬県立高校を卒業し、国鉄(JRの前身)東京第二工事局に就職。75年2月、青年団体の専従職員に。83年4月、日本共産党から東久留米市議に初当選。以降、2019年4月まで通算8期32年。ひばりが丘団地在住。家族は妻と3男の3人暮らし。趣味は山登り。

街頭から政策を訴える、しのはら重信さん
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キックオフ集会で思いを語る、しのはら重信さん
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しのはらさんと一緒に
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by hara-noriko | 2021-12-09 15:48 | 選挙 | Comments(0)

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