東京・東久留米市 2つの大きな課題   

 1月4日、共産党東久留米市議団のみなさん、宮本徹衆院議員と一緒に、市内を回って新春の訴えをしました。昨年末におこなわれた東久留米市長選挙で考えさせられた2つの大きな課題についてお話しました。そのスピーチを紹介します。

都議2期目の議席
もっともっと役に立てるようにがんばります


 昨年は7月に都議会議員選挙があり、私、原のり子を2期目の都議会へ、みなさんの大きな力で押し上げていただきました。市民のみなさんと野党の共同が広がるなかでの2期目の議席の獲得となりました。私の議席は市民のみなさんの議席ですから、みなさんの声をもっともっと聞いて、役に立てるように、今年1年間がんばっていきたいと思います。 この地域では、宮本徹衆院議員、東久留米の市議会議員団としっかり連携をして、みなさんの願いが一歩二歩前進していく、実現していく政治をめざして全力を尽くしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

昨年末の東久留米市長選挙
市民の願いを実現する上で大事な選挙でした


 昨年末、東久留米では市長選挙がありました。市民のみなさんの声を受けて、しのはら重信候補が全力で取り組んでくださいました。私たち日本共産党も、市民のみなさん、社民党のみなさんとも力を合わせて応援しました。残念ながら当選はなりませんでしたが、市民のみなさんの切実な願いを実現しなければいけないんだ、ということがいくつも明らかになった大事な選挙でした。
 私は、2つのことで、今年の前半がんばらなければいけないと思っている課題を実感しています。

公立保育園全廃計画にストップを
しんかわ保育園存続へ力尽くす


 1つは、保育園の問題です。公立保育園をぜんぶ廃園にしようというとんでもない計画が、いままでの市長のもとでつくられ、すすめられてきています。その第1号となっているのは、市立しんかわ保育園です。しんかわ保育園では、3歳児・4歳児・5歳児という幼児さんだけの保育園になってしまっていて、毎年毎年人数を減らしながら、最後は廃園にするという、本当につめたい、子どもの心を考えない、とんでもない計画です。
 しんかわ保育園の廃止にストップをかける。そして、全廃計画にストップをかけることが本当に重要になってきています。

子ども家庭支援センターや児童相談所と連携
公立保育園の役割はますます重要に


 とくにいま、さまざまな困難を抱えた子どもたちや家庭の課題がたくさんあります。こういうときだからこそ、公立保育園が地域に存在し、子ども家庭支援センターや児童相談所などと連携をしながら、何があっても子どもを支えるんだという仕組みを強化することが求められています。
 それなのに、公立保育園をなくしていこうなどというのは、あってはならないことだと思います。
 このままいくと、しんかわ保育園は4歳児・5歳児だけの保育園になっていきます。その先は廃園にする計画がすすめられようとしています。みなさんと一緒に子どもたちの保育園をまもろう、という声を上げていきたいと思います。

私立保育園を応援するためにも
公立・私立の共存・共栄で子どもたちを支える


 公立保育園を守ることは、私立保育園をしっかり応援していく上でも非常に大事です。地域にある保育園が共存・共栄して、子どもたちが支えてもらえるように、お父さん・お母さんたちが支えてもらえるように、私も全力を尽くしたいと思います。
 そのためにも、宮本徹衆院議員、共産党東久留米市疑団、そして私たち共産党都議団が連携して、知恵を出して、子どもたちと保育園を守るためにがんばります。

東久留米の環境を守る
子どもたちが川で遊べるところ


 もう1つ、市長選のなかで大きな課題だと実感したのは、東久留米の環境を守っていくということです。
 東久留米市は、落合川と黒目川があって、夏になると落合川ではたくさんの子どもたちが遊んでいます。都心からそんなに遠くない場所にあるのに、子どもたちが川で遊べる。この環境を守っていきたいと多くの方がおもっていらっしゃると思います。

黒目川に都市計画道路計画
大きな橋を2つ架ける これでいいのか


 ところがいま、黒目川に大きな橋を2つ架ける都市計画道路の計画があります。工事をすすめるかどうかという時期に入っていきます。環境を壊していいのか。みんながここに住み続けたいと思っている水と緑を壊していくような計画をすすめていいのか。市民の声を一度も聞かないで都市計画道路を建設することでいいのか。ここが問われています。

たくさんの反対意見があるのに
市民の声を一度も聞いていない


 都市計画道路について小池都知事は、「見直すべきは見直す」と約束しました。でも、ほとんど見直されていません。この地域でも、たくさんの反対の声があるけれども、都市計画道路の建設がすすめられようとしています。
 ちゃんと市民の声を聞いて決めていくべきだということが、いちばん大事だと思います。

水と緑を守る農地の役割
農業者の努力が湧水守る


 同時に、水と緑という点では、豊かな湧き水があり、きれいな川が流れています。ここに果たしている農地の役割も重要です。東久留米は、農地がたくさんあります。農業者の方々ががんばって守っています。そのなかで、ほうれん草の生産などは毎年1位、2位を誇る質の良さです。地産地消がすすめられていて、農地にはたくさんの直売所があって、人気の直売所がいっぱいあります。こうやって農業者のみなさんがしっかり農地を守ってきてくださったことが、豊かな環境、豊かな湧水を守っている1つの大きな要因だと思います。

気候危機を打開する上でも
水と緑を壊してはいけない


 気候危機を打開していくことを考えても、地域の環境を守っていくことは、本当に重要なことだと思います。それなのに、市民のみなさんの声も聞かないで水と緑を壊そうというのは、やっぱり止めなければならないと思います。
 都市計画道路の問題は、東京都と東久留米市が大きな責任をもってる課題ですから、共産党東久留米市議団とも連携しながら、みなさんの声をちゃんと聞いてまちづくりをすすめることを求めていきたいと思います。
 この地域の大きな課題を今年の前半、みなさんと一緒に考え、行動していけるように、私、原のり子も全力を尽くしたいと思います。

多摩北部医療センター守る
保健所の復活をめざす

 都政でも、多摩北部医療センターを守っていくことや、保健所をこの地域で復活させることなど、これまで自民党・公明党の政治のなかで切り崩されてきた部分を取り戻していく。そのことが大きな課題になっています。
 みなさんと力を合わせて、2022年を希望のもてる年にするために私も全力を尽くす、その決意を申し上げて私の訴えとさせていただきます。

共産党東久留米市議団と一緒に訴えました
(左から)かもしだ芳美市議、永田まさ子市議
原のり子、宮本徹衆院議員
村山順次郎市議、北村りゅうた市議
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東京で初雪 東久留米市の黒目川も雪化粧(1月6日午後8時すぎ)
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公園も雪に覆われて(東久留米市)
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by hara-noriko | 2022-01-06 21:50 | 活動日誌 | Comments(0)

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