いつでも誰でもPCR検査が受けられるように
2022年 02月 02日
コロナの感染をどうやって食い止めていくか
2月2日、東京・清瀬駅前で共産党清瀬市議団の佐々木あつ子団長、深沢まさ子市議、山崎美和市議、党後援会の方たちと一緒に朝の訴えをしました。コロナ・オミクロン株による感染が広がり続けています。1日、全国の新たな感染者数は8万人を超え、東京では1万4000人余にのぼりました。都の病床使用率は50.7%となり、緊急事態宣言の要請を検討する50%を超えました。こうした事態を受けて私は、コロナの感染をどうやって食い止めていくかについてスピーチしました。その要旨を紹介します。2日、東京の新規感染者は2万人を超えました。
誰もが検査をいつでも受けられるようにする
必要な手を打ってこなかった東京都
コロナの感染をどうやって食い止めていくのか、それが今、一番の課題になっています。感染が収まっていたときにもっと対策をとっていたら、このような事態にはならなかったのではないかと専門家も指摘しています。私たちも、そのことを実感しています。
PCR検査など、誰もが検査をいつでも受けられる状態を早くつくって、移動するときには検査をして陰性を確認し、安心して移動できるようにする、こういうような体制をしっかりと早くとっていくべきだ、とずっと私たち共産党は国会・都議会・市議会などで求めてきました。PCR検査をいつでも誰もが無料で受けられるようにということを私たちが都議会で質問しますと、自民党の席からは「そんなに検査ばかり増やしてどうするんだ」という、そんなヤジが飛んでくる事態でした。また、小池知事も「必要な検査はやられております」と答弁を繰り返していました。
やっと無料検査が実施されるようになって
都の責任で実施場所を確保し増やしてほしい
しかし、オミクロン株による急激な感染拡大になってようやく、検査をやらなければならないことが当たり前のこととなりました。そういうなかで、東京都でも無料検査が実施されるようになりました。清瀬市で薬局が1カ所、東久留米市で3カ所、無料検査をやってくれています。これはこれで前進です。しかし、みなさんも報道などでご存じのとおり、検査キットが足りない。また、薬局の体制も本当に大変で、「労働条件も厳しい」「無料検査を始めたことで非常に大変だ」という訴えが届いている状況になっています。これは、東京都が無料検査を実施すると決めたときに、しっかりと手立てをとってこなかったからだと思います。薬局の努力だけに頼って無料検査をやっていこうということ自体に無理がある。東京都がちゃんと責任をもって、無料で検査を受けられる実施場所を確保して、増やしていく。このことをやらなければなりません。
都も「実施場所を増やしていく」と表明
共産党都議団 「一日も早く」と求める
私たち共産党都議団は、また私自身も、都議会のコロナ対策の特別委員会の委員でもありますので、この問題を先日の特別委員会で求めました。東京都もようやく、実施場所について「検査場所の確保にとりくんでいく」と答弁しました。「一日も早く実施を」と、いま、求め続けているところです。
まん延防止重点措置が出されて、それに基づいて東京都は、みなさんにさまざまな要請をしています。できるだけ外出を自粛をしていただきたい。しかし、そうはいっても、働くことを止めるわけにはいかないわけですから、もし、都外に出なければいけない、またイベントなどに参加しなければいけないときには、できるだけ検査を受けてください。そういうことを都は都民に要請しています。それなのに、検査を受けられる場所が少ない、検査キットが足りない、また薬局でも順番を待っていて、なかなか受けられない。そういう状況では、こうした要請を出していても、効果は上がりません。共産党都議団は、無料のPCR検査を拡充するよう改めて求めています。
都民の声が前進つくる
小学校、幼稚園、保育園、障害者や高齢者施設などで定期検査
都民のみなさんと一緒に声を上げて前進したことがあります。福祉施設などで働いている方々、子どもたちが多く通っている学校などの先生方への定期的検査を実施することになり、これがようやく進むことになりました。これまでは、高齢者や障害者の入所施設などに限られていたものが、だんだんと拡充されていったのですが、2月1日から実施されることになったのは、小学校、幼稚園、保育園、また、障害者や高齢者の訪問系・通所系の施設ということになりました。このことで、放課後等デイサービスの関係者からも「本当によかった」「これまで対象になってこなかった。これで少し安心だ」という話が届いています。
福祉従事者のみなさんが家庭内で感染しないように
宿泊する場合に支援することも決まる
いま、子どもたちのなかにオミクロン株が非常に広がっていて、あちこちで学級閉鎖・学校閉鎖という事態になっています。こういうなかで、子どもたちにかかわる職員の方、福祉従事者のみなさんが、定期的に検査をしながら安心して仕事ができるようにする、こういう体制がどうしても必要です。そういう点では、この検査の拡充は一歩前進ということがいえると思います。今の特徴は、子どもが感染して、そこから家族がうつっていくということも指摘されています。福祉従事者のみなさんが家庭内で感染しないように、仕事を安心して続けていただけるように、宿泊する場合に、そこに支援をしようということもようやく決まりました。こうした制度も活用していただきながら、このコロナ危機をみなさんと一緒に乗り越えていきたいと思います。




by hara-noriko | 2022-02-02 21:12 | 東京都政 | Comments(0)