清瀬市長選・市議補選が終わりました   

清瀬市長選
池田いづみさんを押し上げられませんでした


 東京・清瀬市長選と市議補選の開票がおこなわれた4月3日夜、宮本徹衆院議員と私は、市長候補の池田いづみさんの事務所で、みなさんと一緒に結果を待ちました。相手は、自公推薦の前市議です。残念ながら池田さんは及ばず、本当に残念です。この短期間のうちに決意してくださり、池田さんだからこそ、幅広い市民・政党や議員からの応援が寄せられました。しかし、押し上げられず、申し訳ない思いでいっぱいです。

40%を切った投票率
池田さんは得票率を伸ばしました


 今回は投票率が40%を切るという低さでした。これはみんなで考えあっていくことが大事です。同時に、結果を冷静に見ると、低投票率のなかで、池田さんは得票率を前回の30.0%から33.7%へ伸ばしています。また、前回は自民系が分かれて2人立ち、池田さんとの三つ巴でした。そのときと比べると、自民系は約2万2000票から約1万6000票へと、相当減ったことになります。

ますます池田さんの大ファンになりました
これからも力を合わせたい

 池田さんのスピーチは、いつも問題を難しくせず、やさしい言葉で語りかけ、思っていることを飾らずに伝えてくれる。政治は生活であり、希望を語ることが大事なんだ、ということを伝えてくれます。この姿勢がじわじわと伝わっているのではないでしょうか。私は、今回の選挙で、ますます池田さんの大ファンになりました! 池田さんに感謝し、また「みんなが主役市民の会」のみなさんのとりくみに敬意を表し、これからも力を合わせたいと思います。
 池田さんとグータッチをして事務所を出るときに、持っていた花束を託してくださり、「いせ子さんに渡してあげて。おめでとう、私たちの気持ちと伝えて」と送り出してくださいました。なんてすごい人だろう。本当にありがとうございます。

自民推薦候補に競り勝った藤本いせ子さん
平和と学校統廃合問題を争点に押し上げて


 定数2に3人が立候補した市議補選。自民党推薦2人、そして共産党の藤本いせ子さんです。池田事務所から藤本事務所に駆けつけると、「最初の開票のときに、400票差で3位だからもうだめだと思っていた」と、いせ子さん。競り勝つことができたのは、何より市民の判断です。平和と学校統廃合問題を争点に押し上げ、共感が大きく広がりました。「学校統廃合見直しを」と素敵な手作りポスターをもって、何度も駆けつけてくださった方も。これは、市長選の池田いづみさんの訴えと共通していて、他の候補は何も触れないなか、女性候補2人が訴え続け、争点として可視化されたのです。

教師を45年 「教え子を再び戦場に送らない」
学校統廃合 「小さな学校を簡単になくしてはだめ」


 いせ子さんは、教師45年。先輩教員たちが「教え子を再び戦場に送らない」という決意のもと民主的な教育をすすめた。そのバトンを受け継いで教師としてとりくんできた。なんといっても平和が一番。ウクライナの子どもたちと日本の子どもたちに思いを寄せて、「戦争反対」「9条守る」と訴えると、子どもたちから声がかかります。
 また、学校統廃合問題でも、八小をなくしてそのお金で清瀬小を建て替えるなんて計画は、どんなに子どもたちが悲しみ悔しがるか。小さな学校を簡単になくしてはだめ、校舎の建て替えは真っ先にやるべきこと。いったん立ち止まり、子どもや市民の意見を聞いて見直すべき、と提起しました。

教育の専門家 いせ子先生の出番のとき
最終日の訴えで「立候補してよかった」


 今、平和が脅かされ、民主主義や教育を守ることが焦眉の課題となっているときに、教育の専門家としてのいせ子先生の出番なんだ、と私たちも訴えました。
 選挙戦をとりくんできて、最終日の打ち上げ演説に、いせ子先生がもっとも訴えたいことがみごとに示されました。「立候補してよかった」との演説に胸が熱くなりました。ぜひ、改めて多くの方に読んでいただきたいです。

自民2議席独占ならず
共産党が単独第一党に


 自民2議席独占ならず。清瀬市議会は、共産党6人、自民4人。共産党は単独第一党となりました。選挙戦最終日、自民陣営は、共産党を単独第一党にさせるな、と自・公の国会議員らが演説していました。でも、市民のみなさんは、今、政治で何を大切にすべきか、立場の違いをこえて判断してくださった。本当に大事な選挙結果となりました。無所属のふせ由女市議が応援してくださったことにも感謝します。

共産党清瀬市議団の取り組みに学んでいます
ますます連携していきたい

 共産党清瀬市議団のとりくみには、私もいつも学んでいます。たとえば、国保税の子どもの均等割をゼロにする共産党都議団の条例提案も、清瀬をはじめ、負担軽減を先進的に実施している自治体から学んでいます。いせ子先生が加わりさらにパワーアップした市議団とますます連携していきたいと思っています。

【清瀬市長選挙の結果 敬称略】

 
当 渋谷けいし 15894  66.3%
    自民・公明推薦
    前回の自民系2候補得票は約22000
   池田いづみ  8062  33.7%
    共産党・社民党・緑の党などが推薦
    前回    9439  30.0%
   投票率 39.41%


【清瀬市儀補欠選挙の結果 敬称略】

 当 中村きよし  9681  41.0% 自民党推薦
 当 藤本いせ子  7036  29.7% 日本共産党
   はた義則   6938  29.3% 自民党推薦
   投票率 39.37%

【清瀬市議会の会派構成 定数20】

 日本共産党    6人
 清瀬自民クラブ  4人
 公明党      4人
 風・立憲・ネット 3人
 無所属の会    1人
 共に生きる    1人
 清瀬みらい    1人


池田いづみさん(右)とグータッチ(4月3日夜)
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「みんなが主役市民の会」の人たちが選挙結果を報告(4日朝)
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藤本いせ子さん(後列左から3人目)が当選(3日夜)
みんなで喜びました
後列右から2人目は宮本徹衆院議員
前列右から深沢まさ子、原田ひろみ、佐々木あつ子の3市議
後列左は香川やすのり市議
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藤本いせ子さんと一緒に(4日朝)
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by hara-noriko | 2022-04-04 22:28 | 選挙 | Comments(0)

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