3つのテーマで文書質問 2022年第1回定例会   

 2022年第1回定例会において、3つのテーマで文書質問を提出しました。答弁が出されるのはまだ先になりますが、質問内容を紹介します。

保育行政について
子どもが育つ環境を整備する重要性

 1つめは、保育行政について。都議会予算特別委員会で公立保育園の意義と役割について質問しましたが、時間の関係で質問できなかった、子どもが育つ環境を整備する重要性について都がどう考え、また実態をどう把握しているのかを聞いています。

都立病院での保育士の役割について
高い専門性を発揮し続けていけるように


 2つめは、都立病院での保育士の役割について。闘病する子どもたちを医療スタッフと協力しながら支える保育士さんの存在を多くの人に知っていただきたい。その高い専門性を都がきちんと評価し、今後も役割を発揮し続けていけるようにしっかり支えてほしい。配置されていない病院でもニーズがあれば配置してほしい。…そういう思いで質問しました。

こども基本条例にもとづく新しい都の補助について
区市町村で効果的に活用してほしい

 3つめは、こども基本条例にもとづく新しい都の補助について。子ども議会など、子どもの意見表明権を保障する取り組みについて、都が区市町村に10分の10で補助を行うことになりました。市議のときから、子ども議会の実施をはじめ、子どもの権利条約にもとづく取り組みの推進、子どもの権利条例の制定などを求めてきましたが、ようやく、東京都として区市町村を応援する一歩が踏み出されることになりました。これを区市町村で効果的に活用してほしいと思い、基本的なことを確認する質問をしました。

【2022年第1回定例会 文書質問】

≪1.保育行政について≫

公立保育園の廃止
地域にとって大きな損失


 予算特別委員会において、公立保育園の役割と存在意義について質疑を行いました。その中で、公設公営園は保育士の離職率が低いこと、また、都内の公設公営保育園保育士の勤続年数については、共産党都議団で実施した調査の結果、平均約19年だということがわかりました。各地で公立保育園の廃止や民営化が進められていますが、経験のある職員がそろっていて、重要な役割を果たしている公立保育園をなくしてしまうのは、地域にとって大きな損失であることを指摘しました。

園庭のない保育園がふえている
都はハード面の整備を把握しているか


 実は、ハードの面でも、公立保育園の存在が大きいのです。園庭のない保育園がふえていて、近くの公園が満杯状態になるという現象が各地域でおきています。そうしたなか、園庭がある公立保育園に、園庭のない保育園の子どもたちが遊びに行く、運動会のときに借りる、という状況が広がっています。夏には、「もらいプール」といって、プールのある公立保育園に遠くから歩いて子どもたちが来るという状況もあります。東京都として、どの子どもも健康に発達できるように、保育園のハード面の整備がされているか把握しているでしょうか。

 (1)都内の認可保育園の園庭・園児が集まれる室内のホール・もぐったり泳いだりできるプールについて、保育園での設置状況をうかがいます。

 (2)保育所保育指針では、子どもたちの育つ環境整備について、どのように位置付けていますか。

 (3)保育の実施は区市町村の責任ですが、児童福祉法では、都道府県が市町村に対する必要な助言及び適切な援助を行うなど、都道府県の役割も位置付けています。都内のどこに住んでいても、子どもたちが適切な環境のなかで育つよう、東京都としても保育園の環境整備について把握すべきだと考えます。見解をうかがいます。

≪2.都立病院での保育士の役割について≫

高い専門性で子どもたちの成長を支えている
その役割は、ますます重要に


 都立小児総合医療センターには、保育士が配置され、医師や看護師などと連携しながら、闘病する子どもたちを支えるかけがえのない役割を果たしています。保育士の方にお話しをうかがいました。「身動きできない状態であっても、子どもには遊びが必要」「思春期の子が過ごせる場をつくることは大事」「その子の人生をその子らしく生きられるように、医療スタッフ、家族と相談しながら最後までサポートする」「ある子はどうしてもやりたいこととして、『運動会』と話した。体調を整えながら、病院内の特別支援学校分教室で、そこの先生たちにも協力してもらって実現した」など、その実践は高い専門性に裏付けられ、子どもたちの成長を支えるもので、胸を揺さぶられました。これからも、ますますその役割は重要です。そこでうかがいます。

 (1)現在、都立病院に配置されている保育士は何人ですか。病院別、正規・非正規別に教えてください。

 (2)東京都としては、病院の保育士の役割についてどのようにとらえていますか。

 (3)保育士の研修はどのような内容で、どのぐらいの頻度で実施していますか。

 (4)今後、保育士の配置をふやしていく考えはありますか。また、公社病院に配置していく考えはありますか。

≪3.東京都こども基本条例に関する理解促進事業について≫

子どもを権利の主体として
「理解促進事業」の目的と概要は

 2021年4月に施行した東京都こども基本条例は、子どもを権利の主体として尊重し、意見を表明でき、その意見が施策に適切に反映されるよう環境整備を図るものになっています。これにもとづき、来年度予算案では、「理解促進事業」を行うこととしています。

 (1)この事業の目的と概要はどういうことですか。

 (2)このなかの、区市町村支援(子ども家庭支援区市町村包括補助事業)では、子どもの意見表明・参加を促進する取り組みと、子どもの権利擁護を促進する取り組みに対し、10分の10で補助するとなっています。先駆的事業、となっている意味はどういうことですか。

 (3)意見表明・参加を促進する取り組みには、たとえば、子ども議会や子どもシンポジウムなども対象になりますか。そのほか、理解促進事業では、どういう取り組みを想定していますか。

 (4)今後、区市町村にはどのように知らせていきますか。その際、こども基本条例の趣旨も含め、取り組みが進むようきちんと説明することを求めますが、いかがですか。

 (注)東京都から答弁が返ってきたときに、改めて質問と答弁を掲載する予定です。

【都議2期目 これまでの文書質問と答弁】

≪2021年第3回定例会≫
障害児の「保育の必要性」認定について
コロナ禍 障害者の工賃が大幅に低下している問題について
黒目川の河川河床50ミリ対応工事について

≪2021年第4回定例会≫
パートナーシップ制度について
動物愛護について ボランティアの手も資金も足りない
既存の都営住宅へのエレベーター設置について

ニリンソウ(東京都東久留米市)
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by hara-noriko | 2022-04-14 22:21 | 都議会 | Comments(0)

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