コロナ対策 検査の抜本的な拡充を   

コロナ なかなか出口が見えない
都はリバウンド警戒期間を延長


 私がいま、どうしても訴えたいことの1つがが、コロナの状況です。コロナはなかなか出口が見えない状況になっています。そういうなかで、東京都はリバウンド警戒期間を5月22日まで延長することになりました。これ自体は必要なことだと思っています。とりわけこれから、ゴールデンウイークで人の移動が通常よりも激しくなりますので、これを前にしてきちんと必要な対策をとっていこう、こういう点でこのリバウンド警戒期間を延長したことは必要だと思っています。
 問題は中身です。期間は延長しましたけれども、当初、補正予算は予定されていませんでした。対策を強化するのに補正予算もつけないでできるのか。このことを訴えてきました。

都がようやく補正予算を提案へ
共産党都議団 PCR検査の拡充を強く求める

 ようやく知事が、コロナ対策や事業者やくらしの支援で補正予算を提案すると記者会見で発言。共産党都議団はただちに、知事に対して、「新型コロナのリバウンド警戒期間延長にあたっての申し入れ」を行いました。
申し入れでは、まず、PCR検査の拡充を強く求めました。

高齢者施設などの職員に対する週1回の検査
1人でも陽性になったら、職員の全員検査の徹底が必要

 私は、高齢者施設などの職員に対する週1回の検査がすすめられ、施設からも「定着してきて助かっている」との声が寄せられている一方で、1人でも陽性者がでたら、ただちに全員検査を実施することが必ずしもやられていないことを伝えました。そのため、クラスターになっているケースもあります。利用者の方に感染を広げないためにも、1人でも陽性になったら、職員の全員検査の徹底が必要です。緊急の検査は費用が出されることも周知して、実施を徹底することを求めました。東京都社会福祉協議会(東社協)では、施設の相互の連携で職員体制の支援もすすめていますが、東京都が支援を強化することがさらに求められていると思います。

無料検査を増やしてほしい
気軽に検査できる場所が少なすぎる


また、無料検査場所をふやすことを求めました。移動するときには検査をしてほしい、と要請しながら、気軽に検査できる場所が少なすぎます。先日、私は立川駅そばの検査場所へ行ってきましたが、予約なし、短時間で検査できました。会場も広く、駅に近いのでとても利用しやすく、翌日には結果がわかりました。清瀬市や東久留米市でも薬局等が手をあげ、業務をしながら対応してくださっていますが、大きな負担もあるとの指摘もあります。やはり、東京都の責任で、現在の実施場所の周知や、さらに検査場所を地域の偏りなく設置することが必要です。

都立病院・公社病院
独立行政法人化の中止を

 ほかに、コロナ禍のもと、都立・公社病院の独立行政法人化を中止すること、事業者支援も強く求めました。そして、申し入れ内容をふまえた補正予算編成を求めました。
 申し入れには、黒沼靖副知事が応対し、「都はまだまだ予断を許さない状況にある。負荷がかかっている業種がある」と述べました。引き続き、取り組みを強めていきたいと思います。

東京都に申し入れる共産党都議団
(左から)アオヤギ有希子都議、清水とし子都議、
白石たみお都議、黒沼靖副知事、原のり子、
福手ゆう子都議、とや英津子都議、あぜ上三和子都議
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私(右から2人目)も意見を述べました
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by hara-noriko | 2022-05-01 13:51 | 東京都政 | Comments(0)

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