平和な世界を築きましょう 憲法記念日の訴え
2022年 05月 03日
清瀬市でおこなった私のスピーチを紹介します。
ロシアのウクライナ侵略
一日も早くストップさせましょう
今年の憲法記念日は、ロシアによるウクライナへの侵略戦争を早く止めたい、という思いで迎えることになりました。一日も早くこの戦争にストップを、国連憲章違反のロシアは直ちに撤退を、という声を大きくあげていきたいと思います。
子どもたちの命が奪われている
笑顔と希望を取り戻したい
ウクライナへの侵略戦争のなかで、たくさんの悲劇が生まれてしまっています。ウクライナでは子どもたちの命が奪われ、逃げ惑う状況のなかにあります。報道を見ていると、4歳の男の子はお父さんと離れ、おばあさんとお母さんと一緒に避難することになったそうです。避難している途中で行方不明になってしまって、お母さんは3週間も探しまわっていたといいます。しかし、4歳の男の子は遺体で見つかった。こういうことが21世紀の世界で起きていることにショックを覚えます。
また、ウクライナの子どもたちは、逃げ惑いながらほかの地域に避難して、そこで笑顔を失っている。こういうこともたくさん報道されています。
ある小さな男の子は、お父さんと別れて家族で逃げて、違う地域にいって暮らしているそうですけれども、取材した男性記者が近寄って「こんにちは」と声をかけたら、おびえてしまってずっと泣いていたそうです。近寄ってくる男の人は兵士だと思って、とっても怖いという思いで生活していて、笑顔が戻らない。
そういう子どもたちになんとか遊びを提供しようということで、粘土を渡してみるなど、いろんなことを働きかけているという報道もありました。一日も早くウクライナの子どもたちに笑顔と希望を取り戻さなければなりません。
この戦争を日本の子どもたちも見ている
平和と希望で子どもたちを応援したい
この戦争を日本の子どもたちも見ています。このことは、本当に重大だということを訴えたいと思います。
4月におこなわれた清瀬市の市議補欠選挙のなかで、共産党の藤本いせ子市議が候補者として訴えていた内容でもありました。ウクライナの子どもたちを助けたい。同時に、ウクライナの状況を見ている日本の子どもたちも敏感に感じ取っている。この子どもたちを応援しなければいけない。そう藤本さんは訴えました。本当にその通りだと思いました。2日後の5月5日はこどもの日です。どこに生きている子どもたちにも平和と希望がきちんと保障されるようにしなければいけない。そのことを今、改めて痛感しています。
ウクライナの子どもたちは750万人います。すでに国外に出ている子どもたちも200万人を超えているといわれています。多くの子どもたちは、国内で逃げ惑っておびえて泣いている。このことを放置できません。
戦禍のなかで不安を抱える妊婦さん
こうしたことを放置してはなりません
3月の時点で発表された数字ですけれども、むこう3カ月以内に赤ちゃんを産むという妊婦さんがウクライナには8万人いるということです。そのうち1万人の妊婦さんは、帝王切開などの医療措置が必要だといいます。そういう人たちが戦禍のなかにいて、不安で暮らしている。赤ちゃんを無事に産めるかどうかもわからない。こういうことを放置してはいけないと本当に思います。
戦争をいま止める 戦争を起こさせない
憲法記念日にみなさんと共有したいこと
ウクライナで起きている問題は、1つの地域だけの問題ではないと痛感しています。戦争というのは、どこで起きても、それが火種となって世界中に広がっていく。そういう危険があります。ウクライナの問題をわがこととして、戦争をいま止めなければいけない、戦争を起こさせない、ということを憲法記念日にあたってみなさんと共有したいと思います。
憲法9条をもつ日本だから
世界に平和を発信する責任が
私は、戦争を止める、戦争を起こさせないと世界に発信する責任が日本にあると思っています。絶対に戦争はいけないんだ、武器を持ったり殺し・殺されたりすることを起こしてはいけないんだ、という誓いをたてた憲法9条をもっている日本が発信していくことが重要ではないでしょうか。9条があるから、私たちは命をまもられてきました。この9条が世界中に広がれば戦争は起きない。そういう社会をつくっていくことができます。憲法9条をもっている国、日本がいまこそ声を上げる。大きく世論を広げてロシアを包囲して、「直ちに撤退を」の声をみなさんと一緒にあげていきたい。5月3日にあたって、改めて決意しています。
唯一の戦争被爆国として
核兵器禁止条約にサインする政治をつくる
もう1つ、日本が声を上げなければいけない責任は、唯一の戦争被爆国という立場にあるからです。核兵器の被害の恐ろしさをいちばんわかっているのが、日本です。ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ。この言葉を掲げて、被爆者のみなさんが命がけで、戦争のない核兵器のない世界をつくろうと訴え続けてきました。そして、とうとう核兵器禁止条約ができました。でも、日本の政府はこれにサインをしません。一日も早く核兵器禁止条約にサインする政治をみなさんと一緒につくりださなければならないと思います。
世界から核兵器をなくしましょう
東京都の平和祈念館建設を急ごう
平和を発信する東京都に
私は、都議会議員として、いまとても強く思っているのは、東京都として非核平和都市宣言をおこなうこと、そして、東京都の平和祈念館をどうしてもつくりたい、ということです。東京都はもともと、平和祈念館をつくる計画をもっています。しかし、この計画が凍結されて23年にもなりました。東京大空襲の悲劇を語り継いでいく証言のビデオもたくさんあります。これをみなさんに広げることができない状況にあります。平和祈念館を一日も早くつくろう。このことを日本共産党都議団は都議会のなかで提起しています。
いま、野党のなかにも、この声が広がってきました。党派を超えて、いまこそ平和を発信する東京都になろう。この声をさらに広げていきたいと思います。
党をつくって100年 一貫して侵略戦争に反対
参院選挙で共産党を大きく伸ばしてください
こうした取り組みをしながら、今度の参院選挙を、二度と戦争を起こさない誓いを新たにする、平和の政治を実現していく、そういう機会にしたいと思います。党をつくって100年、侵略戦争に一貫して反対してきた日本共産党を大きく伸ばしていただいて、東京では山添拓参院議員を引き続き押し上げていただいて、平和を大事にする当たり前の政治を実現していきたいと思います。このことを心から訴えまして、私、原のり子のスピーチとさせていただきます。ありがとうございました。
(左から)山崎美和市議、藤本いせ子市議、
原田ひろみ市議、佐々木あつ子市議、原のり子、
宮本徹衆院議員、深沢まさ子市議、香川やすのり市議



左は吉良よし子参院議員、右は清水みちこ豊島区議

by hara-noriko | 2022-05-03 20:52 | 活動日誌 | Comments(0)