東久留米市民大集会でスピーチ   

 6月5日、東久留米市民大集会がおこなわれました。東久留米駅西口とイトーヨーカ堂前の2カ所でスタンディング。「ロシアは侵略やめろ! 直ちに撤退を!」「武力より外交努力を! 9条かえるな 平和を守ろう!」「若い人も高齢者も 安心できる年金制度を」「聞いて、聞いて! 私たちの声 みんなでつくろう住みよい東久留米」「公立保育園をなくさないで」「中学校全員給食実現を」などの横断幕が並びました。
 共産党東久留米市議団のみなさんと一緒に私も参加しました。スピーチの大要を紹介します。

平和を守る政治こそ
国連憲章違反 ロシアの戦争をやめさせよう


 きょうは、さまざまな分野で取り組んでいる市民のみなさんと一緒にあいさつをさせていただけて、本当に感謝しております。それぞれの団体の声があって、どれも切実で大事だなと思いました。
 なんといっても、いま、平和をちゃんと守っていく政治にしなければならないと思っています。ウクライナの子どもたちや市民のみなさんが逃げ惑い苦しんでいる。その姿はもう終わりにしなければならない。一日も早く、国連憲章違反の戦争をやめさせる。「ロシアはすぐに撤退を」の声を大きくあげていきたいと思います。

給食 値上げや食材の工夫
涙が出る思い


 暮らしを守ること、平和を守ること、この2つが大きな課題になっていると痛感しています。
 いま都議会でも大問題になっている給食費値上げの問題について、共産党都議団として調査をしていまして、議会局調査をかけて各自治体から回答をもらっています。そのなかで、給食費を上げると答えているところも多い。同時に、上げないけれども献立の工夫をします、という自治体もある。栄養士さんにお話をうかがうと、献立の工夫というのは苦渋の決断なんです、といっていました。たとえば、明日の食材でタラを使いたいと注文をしたくても、それはいわないで注文する。なんでもいいから安いお魚にしてください、ということになってしまう。フルーツなどは、切り方を工夫する。いままでは半分に切っていたものを、もっと小さく切る。こういう努力をしなければいけないんだ、といっていました。本当に涙が出る思いです。

おいしい給食が子どもたちに行き渡るよう
東京都が財政支出をすべきとき


 いま、学校給食があることでなんとか栄養のバランスをとっている子どもたちもたくさんいます。そういうなかで、給食の食材を「工夫」しなければならない、あるいは給食費を値上げしなければならない事態に対して、やっぱり東京都がお金を出すべきではないか、と共産党都議団は取り組んでいます。
 給食費は自治体間の格差が出ていまして、財政力のある自治体やこの問題は重大だと思っている自治体は、自分たちで補てんしています。でも、それをやっていない自治体もある。そういうなかで、東久留米の共産党市議団とも連携して、栄養のある、バランスのとれた、おいしい給食がきちんと子どもたちに行き渡るように、都議会でしっかり論戦をしていきたいと思っています。

都立病院・公社病院の独立行政法人化
共産党都議団として総務省に申し入れ


 もう1つ報告したいのは、都立病院・公社病院の問題です。
 都知事は、14ある都立病院・公社病院をすべて7月1日から独立行政法人にしようとしています。共産党都議団は先日、総務省に話をしに行ってきました。これをセットしてくれたのが、共産党の山添拓参院議員です。総務省に対して、コロナ禍で都立病院・公社病院のあり方を変える独立行政法人化の認可はしないでほしい、と申し入れました。

国でさえ公的病院の役割を認めざるを得ないのに
都は反省もなく都立・公社病院から手を放そうとしている

 総務省としては、書類が間違っていなければ粛々とすすめますという立場ですけれども、いま国においても病院の統廃合について大方針は変えていないけれど、一部見直しをしているんです。それは、コロナのなかで公的な病院が病床を確保するなどの努力をしている。このことを認めざるを得なくなりました。ですから、国でも、地域の実情をちゃんと聞いてやらなければいけない、ということをガイドラインに盛り込み、なんでも人件費を削ればいいということではない、ということまで初めて書き込みました。
 それなのに、東京都は何の反省もしないで、都立病院・公社病院から手を放そうとしています。これはやっぱり許してはいけないのではないでしょうか。

多摩北部医療センターの充実を求めているときに
独法化して都の財政支出を減らすことをやってはならない


 公社が運営する多摩北部医療センターがこの近くにあります。もともとは高齢者のみなさんの大事な病院でした。都立の多摩老人医療センターでした。清瀬小児病院が廃止されるときに、公社の多摩北部医療センターに変わって、高齢者のみなさんは「お世話になっていた先生がいなくなってしまった」と心配を抱えられました。
 そういうなかをみんなで乗り越えてきて、多摩北部医療センターをもっと充実させようといっているときなのに、独法化して都の財政支出をだんだんと減らしていこうなどということは、やってはいけないことです。

独立行政法人化に反対する署名は40万人余
この声に応える都政にしていきたい


 コロナのなかで見えてきたことは、障害者のみなさんや高齢者のみなさんの医療を本当に守っていくことの大切さです。それができる都立・公社病院をしっかり守りたい。そのことを、いま開かれている6月議会で論戦していきます。都立病院・公社病院の独立行政法人化に反対する署名は40万人を超えています。この声に応える都政にしていく。同時に、もうすぐ参院選挙があるなかで、みなさんの声が通る、医療や福祉を大事する、当たり前の政治にしていくために私たちも力を尽くしていきたいと思います。

市民大集会のスタンディングに参加しました
(左から)原のり子、かもしだ芳美市議、村山順次郎市議
東久留米市民大集会でスピーチ_b0190576_22463623.jpg
たくさんの市民が参加して横断幕も多彩に
東久留米市民大集会でスピーチ_b0190576_22463940.jpg
東久留米市民大集会でスピーチ_b0190576_22464152.jpg




by hara-noriko | 2022-06-05 22:47 | 活動日誌 | Comments(0)

<< 近づく参院選挙 平和と暮らしを... いま、大切な公立保育園 >>