文書質問から(3)こども基本条例の理解促進について   

2022年第1回定例会
文書質問と都の回答を全文紹介


 2022年都議会第1回定例会で都に提出していた文書質問に対して、答弁書がきました。質問は(1)保育行政について(2)都立病院での保育士の役割について(3)東京都こども基本条例に関する理解促進事業について―の3テーマです。私の質問と都の答弁を順次紹介しています。最終回の第3回は、東京都こども基本条例に関する理解促進事業についてです。

【私のコメント】

 昨年、全会派によって成立したこども基本条例。この条例と、そのおおもとの子どもの権利条約を生かして、子どもたちが主体となって活躍できる社会にしていきたい。子どもにかかわることなのに、大人の都合でなんでも進めてしまい、意見を聞いても形だけ、というのはもう終わりにしたい。…東京都が今年度の予算で示した「理解促進事業」は具体的に進めていく大事なあしがかりになります。市議団からも問い合わせがあり、文書質問で出しました。また、子どもと教育にかかわる市民団体のみなさんが、学習会で報告するように呼んでくださいました。この答弁をふまえ、引き続き、市民のみなさん、市議団と連携してとりくんでいきます。
 以下が、私の文書質問と都の答弁です。

東京都こども基本条例
子どもの意見が施策に反映されるように


 2021年4月に施行した東京都こども基本条例は、こどもを権利の主体として尊重し、意見を表明でき、その意見が施策に適切に反映されるよう環境整備を図るものになっています。これにもとづき、来年度予算案では、「理解促進事業」を行うこととしています。

「理解促進事業」
目的と概要は


(質問1)
 この事業の目的と概要はどういうことですか。

(答弁1)
 東京都こども基本条例の趣旨の実現に向け、子供の権利に関する広報、子供の意見表明及び参加の促進などを進めることが必要です。都は、令和4年度(2022年度)、子供及び周囲の大人向けに、条例の内容を分かりやすく伝えるリーフレットを作成します。
 また、子供の意見表明及び参加の促進並びに権利擁護の充実に取り組む区市町村を支援します。

区市町村支援
「先駆的事業」という意味は


(質問2)
 このなかの、区市町村支援(子ども家庭支援区市町村包括補助事業)では、子どもの意見表明・参加を促進する取り組みと、子どもの権利擁護を促進する取り組みに対し、10分の10で補助するとなっています。先駆的事業、となっている意味はどういうことですか。

(答弁2)

 子供家庭支援区市町村包括補助事業では、新たな課題に取り組む試行的事業を先駆的事業に位置付け、区市町村の取組を促進するため、補助率を10分の10としています。
 区市町村において東京都こども基本条例の趣旨を踏まえた取組が進むよう、子供の意見表明及び参加の促進並びに権利擁護の充実に向けた取組を、先駆的事業に位置付けています。

理解促進事業
どういう取り組みを想定しているのか


(質問3)
 意見表明・参加を促進する取り組みには、たとえば、子ども議会や子どもシンポジウムなども対象になりますか。そのほか、理解促進事業では、どういう取り組みを想定していますか。

(答弁3)
 子供の意見を聴き、施策に取り入れるための機会の創出、子供の権利に関する普及啓発・相談対応の充実など、東京都こども基本条例の趣旨を踏まえた取組を幅広く支援の対象とする予定です。

区市町村にどう知らせていくのか
きちんと説明することを求める


(質問4)
 今後、区市町村にはどのように知らせていきますか。その際、こども基本条例の趣旨も含め、取り組みが進むようきちんと説明することを求めますが、いかがですか。

(答弁4)
 区市町村の取組が進むよう、担当者会等で具体的な事例を提示するなど、丁寧に説明しています。

【2022年第1回定例会 文書質問】
(1)保育行政について
(2)都立病院での保育士の役割について

大きくなったカルガモのヒナ
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by hara-noriko | 2022-06-23 23:08 | 都議会 | Comments(0)

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