日本共産党創立100年 みなさんと力を合わせて進みます   

共産党清瀬市議団が市政報告懇談会
私もごあいさつ


 7月18日、日本共産党清瀬市議団の市政報告懇談会に出席しました。リアル参加とズームの併用で実施され、たくさんの方が参加されました。司会は香川やすのり市議。
 最初に、私からあいさつをさせていただきました。そして、市議団長の原田ひろみ市議から6月議会の状況が報告されました。新しい市長の方針、また、共産党市議団が6人になり、議会第一党になったなかでの変化や課題が報告されました。次に、みなさんからの質問や意見。コロナ、気候危機、特別養護老人ホーム増設など、たくさんの声が。感動したのは、学校統廃合の問題です。市長選・市議補選で争点におしあげ、他の会派も質問するようになり、共産党の質問に対し市長が「強行しない」と答弁したと。市民の運動と論戦の力! 重要な前進! 今後についても大事な意見が交わされ、とても勉強になりました。

 以下、 私のあいさつを紹介します。

参院選 みなさんのお力添えで
山添拓さんが再選果たす


 都議会議員の原のり子です。参院選挙、お疲れさまでした。ご支援・ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。東京選挙区で山添拓さんが最後の議席、6番目を僅差で争っているという状態から抜け出して、みなさんのお力添えで再選できたことは今後に希望がもてる大きな喜びだと思っています。
 残念ながら比例で大事な2議席を落としてしまうことになりました。率直に反省もしながら、党内外のみなさんの声を聞いて、これからの活動を強化していきたいと思っています。

日本共産党は創立100年
みなさんと力を合わせて進みたい


 共産党は7月15日が党創立100周年という節目の大事なときを迎えています。振り返ると、いままでもジグザグはあり、選挙で勝ったり負けたり、いろいろなことがあるなかでも、国民のみなさんが主人公の政治をつくっていこう、平和と民主主義を大事にしていこう、と取り組んできた政党として、これからも多くのみなさんと一緒に力を合わせていきたいと思っています。

参院選 話題になっている清瀬での得票
山添さんは1位 地域の底力


 清瀬の選挙結果はいろいろなところで話題になっています。なんといっても、清瀬で山添拓さんの得票が第1位でした。中野区も第1位ですが、得票率で見ると清瀬がダントツで結果を出しています。ちなみに東久留米では山添さんは第2位でした。この地域のみなさんの底力を実感しました。
 「清瀬の経験に学びたい」という声がいっぱい出ていまして、私自身も学びたいと思っています。私の選挙区(北多摩第4)は清瀬市と東久留米市で2人区です。その私も押し上げていただくような地域ですから、みなさんの長年の取り組みをお互いに学びあいたいと思っています。

比例の得票率も上位に
清瀬13.79%、東久留米12.24%


 東京での比例の得票率でいくと、第1位が大島町なんですね。14.08%。その次が清瀬で、13.79%。そして東久留米が12.24%です。厳しい選挙のなかでも山添さんを押し上げて、比例でもみんなでがんばってこういう結果を出している。清瀬で比例は自民党に次ぐ2位です。これを新しい時代にどうやって引き継いでいくのかということが課題なので、知恵を出し合いたいと思っています。

コロナ感染の急拡大
PCR検査を軸にすることが非常に弱い


 いま都議会ではどんなことが問題になっているのか。やっぱりコロナです。感染者が急拡大してきました。7月15日に共産党都議団として緊急の申し入れを小池知事あてにしました。副知事が対応したのですが、副知事も「感染者の急拡大をとめないと憂慮すべき事態が生じてしまう」、そこの認識は同じです、といっていました。知事にしっかり伝えます、ということだったのですが、いろいろ議論をしていったら、PCR検査を軸にすることが非常に弱い。「PCR検査をもっと拡充して、人が動くときには検査をしながらやろう、ということを定着させよう」といっても、なかなか本気にならない。

熱が続いても発熱外来に受け入れてもらえない
無料のPCR検査もなかなか受けられない


 ある方は38度から39度の熱が3日間続いていた。発熱外来に電話をしても受け入れてもらえない。症状がある人さえすぐに検査が受けられない状況になっています。ある地域では、PCRの無料検査に列ができている状況になっています。
 自分は感染していない。濃厚触者にもなっていない。でも身近な人が感染すれば、心配でPCRの無料検査を受けようと思って行くわけです。そこでもなかなか受けられない。

「インフルエンザまで流行したらたいへんだ」の声が
文京区では65歳以上に無料でワクチン


 こうしたなかで、インフルエンザまで流行したら大変だという心配がされています。この間、インフルエンザは流行していないんですね。ですので、今年はとても心配されています。文京区では、65歳以上の人がインフルエンザのワクチンを無料で受けられるようにしています。こうしたことも全都的にやるべきだはないかということも含めて申し入れをしています。

無料PCR検査の場所が少ない北多摩地域
「わざわざ立川まで行きました」という人も

 北多摩地域に無料PCR検査の場所がとても少ないんですね。清瀬でもいくつかやっているんですけれども、いつでも予約なしにいってもやってもらえるところはないんです。この地域の方から声が出ていて、「わざわざ立川まで行きました」という人もいます。私も立川で無料検査を受けましたけれども、そういう場所が北多摩地域には非常に少ない。都議団の申し入れで私はこの点も指摘して改善を求めました。

都立・公社病院が独法化された下での感染拡大
公社病院を辞めた人が多く、派遣の看護師さんにお願い


 都立病院・公社病院が地方独立行政法人にされた下で感染者が急拡大しているので、本当に深刻です。申し入れでは、いままで通りやるようにといいました。
 多摩北部医療センターを含めた公社病院の6月の退職者が137人もいます。その多くが看護師さんなんです。ある病院では派遣の看護師さんをお願いしている状況になっています。
 私は、137人が欠けた分を手立てをとるよう求めました。多摩北部医療センターの場合、コロナに感染した場合、高齢者を中心に受け入れるということで、都内でも突出して高齢者の割合が高い。この多摩北部医療センターの体制もきちんと維持するように求めました。

都は、まず「法人に聞きます」という
都立・公社病院だったらこうはならない


 申し入れのあとに、都立病院機構(独法)について担当部に聞き取りもおこないました。独法化というのはこういうことか、と思ったのは、退職者分の人員確保はどうかと聞いても、「都立病院機構に聞きます」というんです。都立病院・公社病院だったら、「東京都の責任ですぐに調べて手立てをとります」ってなるんですが、いまは「まず法人に聞いてみます」ということになっている。ここがいままでとの大きな違いだと実感しています。

「独法化しても何も変わらない」
知事が繰り返した言葉通りやってもらいたい


 しかし、都知事は「独法化しても何も変わりません」といっていたわけですよね。何も変わらないようにちゃんとやってください、ということをいうと同時に、働いている人たちの権利と労働条件をしっかり守っていくことも併せていっていかなければいけないということで、取り組みを強めています。

陽性者が増えることを前提とした対応ではなく
陽性者をできるだけ抑える姿勢に転換すべきとき

 コロナのBA.5については、重症化の程度がどうなのかなどがまだわからないんですね。そういうなかで対応しなければいけないのですが、東京都は陽性者は増えてしまうことを前提で動いています。これをできるだけ抑えなければいけないんだ、というふうに転換しましょうと求めています。

清瀬市議会で非核三原則の堅持を求める意見書
都議会では協議が整わず


 きょうは、清瀬市議団の取り組みを学びたいと思って参加しました。みなさんと一緒に市議団の報告をよく聞きたいと思っています。さきほど、清瀬市議会で非核三原則の堅持を求める意見書が全会一致であがった(可決された)という話が出ました。都議会の総務委員会で私も提案したのですが、都議会ではあがっていないんです。都議会では、意見書を提案すると、委員会に出す前に理事会で協議して態度を決めていくんですね。全会一致のものはあげるということになっています。私が理事会で提案したときは、協議が整わずあげられなかったんです。理事会の内部は公開されていませんので、議事録などに残ってはいないのですが、とても残念です。

清瀬の取り組みに学んで
みなさんと力を合わせて政治を前に進めたい

 私たちも清瀬の取り組みに学んで、平和の問題や切実な課題で取り組みを前に進められるようにやっていきたいと思います。知事は、非核平和都市宣言はやりません、と答弁していますので、本当にひどい。参院選挙の結果を見ても、憲法「改正」の動きが強まっている。安部元首相が亡くなって統一教会の問題が大きくクローズアップされている。平和と民主主義、憲法を守る取り組みは、まさに正念場を迎えていると思います。
 私も、みなさんと力を合わせて、全力を尽くしたいと申し上げて、ごあいさつといたします。

「清瀬の取り組みに学びたい」とあいさつしました
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市政報告をする原田ひろみ市議団長
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司会をした香川やすのり市議(左から3人目)
(左から)佐々木あつ子市議、山崎美和市議、
香川市議、原田ひろみ市議、原のり子、
藤本いせ子市議、深沢まさ子市議
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by hara-noriko | 2022-07-18 23:30 | 活動日誌 | Comments(0)

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