東京・清瀬市議選 予定候補の訴え(5)原田ひろみ市議市議   

原田ひろみ市議のスピーチ
現在5期目 47歳


 東京・清瀬市でおこなわれた日本共産党の「国政・都政・市政報告会」(9月25日)。来年春におこなわれる清瀬市議会議員選挙の予定候補者5氏が、それぞれ決意を語りました。順次、紹介していきます。最終回の5回目は、原田ひろみ市議(現在5期目、47歳)です。原田さんは、市議団長です。

初当選から20年
6期目に挑戦します


 6期目に挑戦します、原田ひろみです。27歳の何もわからない状態で立候補した私も、47歳になりました。たくさんの方に支えていただき、いろんなご心配も迷惑もかけてきました。日ごろからのお力添えに、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

児童館を駅の清瀬駅南口の地域につくりたい
1期目のライフラークに そして実現


 20年前のちょうど今ごろ、候補者活動に入って地域を回る日々を送っていました。当時、新築の住宅が次つぎ建設されていた竹丘のまちで、人口が増えて、保育園や学童クラブが足りなくなる課題に、数年間にわたって取り組んだことを思い出します。
 そして、子どもたちが安全に遊ぶ場所がなくて、道路に絵を書いたりボール遊びをする姿をよく見ていました。「何とか、コロポックルのような児童館を清瀬駅の南口の地域にもつくれないだろうか」という声から、新日本婦人の会の皆さんを中心に運動が取り組まれていました。この運動が、私の議会でのライフワークになりました。陳情や請願、議会ごとの質問を繰り返して、ようやく児童館建設の方針が決まったときは、本当にうれしかったしかったです。

「新しい公共施設はつくらない」という大方針の下
市民と子どもたちの声、陳情・請願・議会質問で


 実は、「新しい公共施設はつくらない」という大きな方針があるもとで、この児童館建設を勝ち取れたのは、画期的で、奇跡的だと思っています。それだけ市民と子どもたちの声が大きかった。市民の声が、世論が、政治を動かすのだと本当に感動しました。市議会議員としてその一翼を担えたのは、本当にうれしいです。図書館との複合施設となること、待望されていた調理施設が盛り込まれていないことなど、まだ課題は残っていますが、今後も市民の声を届け、より良い施設へ、つなげていきたいと思います。

松山と野塩の市役所出張所
存続をなんとしてもかちとりたい


 そしてポスターにも掲げました、松山と野塩の市役所出張所の存続を何としてかちとるために、力を尽くしたいと思っています。

議会の力関係を変えた共産党の前進
発言量と力が増し、市民とのパイプもより太く


 前回、2019年の市議選で、日本共産党は4人から5人に増やしていただき、その結果、自民党と並ぶ第一党となり、議会招集権を獲得することができました。その後の市議補欠選挙をへて6人の市議団となり、日本共産党は単独で、第一党となりました。
 自民・公明だけでは過半数を維持できないという、議会の力関係を大きく変えたことは、市民要求実現の点で本当に大きな意義があったと実感しています。議会での発言量と力が増し、市民の皆さんとのパイプをより太くすることができました。

ごみ袋の約4カ月分を全世帯に無料配布
議会招集権の行使を視野に、値上げ中止を求めた結果


 みなさんの記憶にも新しいと思います、ごみ袋の約4カ月分を全世帯に無料配布させることができたのは、象徴的でした。新型コロナによる生活の困難が広がっている最中、ごみ袋の2倍もの値上げはやるべきではないと、議会招集権を行使することを視野に、中止を求めたことから、この無料配布が実現しました。

高すぎる国民健康保険税
負担軽減へ こどもの均等割を半額にできた


 高すぎる国民健康保険税の負担を軽減しようと、こどもの均等割3万8000円が半額になる措置は、コロナ禍のなかで1人目から対象とすることができました。

PCR検査センターの設置なども実現
市民のみなさんの世論と力を合わせて


 そのほかにも、新型コロナ対策では毎回の議会や市長への申し入れを20回近く行い、PCR検査センターの設置や高齢者・障害者施設で働く人への定期検査、自宅療養者への食料などの支援、臨時医療施設の実現などができました。
 まだまだ課題は山積していますが、市民のみなさんの世論とともに力を合わせることで、清瀬市政を動かす力になっていると実感しています。

共産党の5議席
なくてはならない議席です


 引き続き、5人の日本共産党議員団の確立へ、どうかお力添えをいただきたいと思います。政治の無策によるくらしの困窮が本当に深刻です。市民に最も身近な清瀬市が、住民福祉の向上の役割を正面から果たすために、そして市民と野党の共闘の発展のために、どうしても、なくてはならない5議席です。

市議会での一致点を大切に
共同をさらに広げたい


 先日は、立憲民主党の宮原理恵市議と、「共に生き」るのふせ由女市議と、共産党市議の合計8人で、安倍元首相の国葬に反対し、市民に弔意表明を押し付けることがないよう、市長と教育長に申し入れを行うことができました。こうした市議会での一致点を大切にした共同をさらに広げるためにも努力したいと思います。

市議会のルールや慣例が乱暴に破られている
繰り返された議長選出をめる妨害


 もう一つ、お知らせしたいのは、市議会の運営がこれまでのルールや慣例が乱暴に破られ、歪められているという実態です。
 最も矛盾として表れているのは、議会の人事です。
 清瀬市議会では、長年の慣例として、市民の付託を受けた議席数の多い第一党から重要ポストを担うことを、話し合いによって決めてきました。長年、第一党だった自民党が議長を担うことが多かった理由です。
 しかし今は、「日本共産党は野党だから、いくら第一党でも、議長や議会運営委員長を担うことは許さない」という、自民党や公明党の妨害が繰り返されてきています。
 議会人事は、4年間の任期のうち、2年で交代しますが、前半の2年間は自民党が議長を担うことになり、後半は当然、日本共産党が担うのが、これまでのルールでした。しかし2年経過した時点で、先ほどの理由で共産党が議長になる合意ができず、立憲民主党の議員が選出されるという事態になりました。
 市議補欠選挙後、単独の第一党になりましたが、それでも、議会運営委員長など欠員となっていた4つのポストの選挙において、日本共産党はすべてから排除される結果となっています。

民主的で自由かったつに議論できる議会へ
負けられない市議選だと思っています

 同時に、議会が、民主的で自由かったつな議論、審議ができない雰囲気となってきていることも非常に懸念しています。いま行われている議会でも、たとえば委員長から「簡潔に質問をしてください」などと執拗に注意され、決算特別委員会では、「共産党が委員長の注意を無視している」と委員会が30分にわたって中断される、ということまで起きました。決して無視はしていないのですが、質問の時間を削ってまで注意を受けました。よほど、共産党の存在を「脅威」と感じている証拠だと思います。
 そんななかで、市民の暮らしの声、実態を紹介しながら質問したり、市政の在り方を質す議員は他にいません。本当に情けない与党の実態ですが、この歪められた市議会の運営を変えていくためにも、負けられない市議選だと思っています。

市民の声をまっすぐに届ける
大軍拡と憲法改悪に「ノー!」を

 みなさんの声をまっすぐに届け、暮らしと平和を守っていくために、頑張り抜きます。同時に、向こう3年間、国政選挙がないといわれる状況のなかで、岸田政権が進める大軍拡と憲法改悪に明確に「ノー!」という平和の世論を示す選挙でもあります。
 どうぞ、引き続き5人の市議団を実現させていただきますよう、お力添えを重ねてお願い申し上げ、私のあいさつとします。ありがとうございました。

【清瀬市議選 予定候補の訴え】

清瀬市で「国政・都政・市政報告会」 予定候補を紹介
穴見れいなさん(新人)のスピーチ
香川やすのり市議(現在1期目)のスピーチ
山崎美和市議(現在2期目)のスピーチ
佐々木あつ子市議(現在6期目)のスピーチ
【勇退する市議の訴え】
深沢まさ子市議のスピーチ
藤本いせ子市議のスピーチ

決意を語る原田ひろみ市議
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駅前で訴える原田さん
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清瀬市議選 5人の予定候補
(左から)香川やすのり市議、佐々木あつ子市議、
山崎美和市議、穴見れいなさん、原田ひろみ市議
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by hara-noriko | 2022-10-04 20:58 | 選挙 | Comments(0)

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