市民が政治を動かす これが実感   

川崎市 後藤まさみ市議の「つどい」に参加
地方議員の役割などを語り合う


 12月25日、川崎市川崎区で「後藤まさみさんとみんなの『つどい』」が開催されました。後藤さんは川崎市議。来年春の市議選で2期目に挑戦します。日本共産党川崎市議団のサイトもぜひご覧ください。
 川崎区の定数は9人です。日本共産党から後藤まさみさん、片柳すすむさんの2人の現職が挑戦します。
 「つどい」では後藤さんと私のトーク企画もおこなわれ、2人で地方議員の役割などについて語り合いました。

後藤さんの幼なじみ
ジャズシンガーの大倉ミカさん すばらしかった

 「コロナ禍で、音楽を楽しむ機会もなかなかない…クリスマスの夜にせっかく来てくださったみなさんへプレゼントをと思い、幼なじみのジャズシンガー、大倉ミカさんに来てもらいました」と後藤さん。ミカさん、ざっくばらんでトークも楽しく、そしてもちろん歌も最高でした。夫さんの演奏も素晴らしかった。ラストに「ヒロシマのある国で」を歌ってくれて、平和への思いを共有しました。

市民の方たちがリレートーク
後藤さんの決意表明にグッときた


 市民の方々のリレートークが素晴らしかった!さすが、さまざまな運動がねばりづよく続けられている川崎です。羽田低空飛行に反対する会、介護労働者、水害対策、公害患者への医療費助成制度を守る取り組み、JFEスチール職場を守る会、中小企業・小規模事業者、そしてGOTOサポーターズ。この方たちと一緒に運動し、その声を届け続けてきた1期4年間なんだな、と感動しました。みなさんの発言を受けての後藤さんの決意表明にグッときました。

県会予定候補の沼上とくみつさん
前衆院議員の畑野君枝さんも参加

 県会予定候補の沼上とくみつさん、前衆院議員の畑野君枝さんのご挨拶にも力をもらいました。

帰りがけに声をかけられて
「後藤さんのお誘いで共産党に入った」と


 帰りがけに、「今日後藤さんのお誘いで共産党に入った」という方が声をかけてくれました。「後藤さんよろしくお願いします」と話したら、「まかせてください!」と。うれしく、あたたかい、本当に「みんなのつどい」でした。
 後藤さんとのトークでは、後藤さんらしい発言が随所にありました。そのなかから1つ、後藤さんの話を紹介します。シングルマザーの方から学んで市政を動かした経験です。

【後藤まさみ川崎市議の発言から】

シングルマザーが困っていたこと
家賃が高い 市営住宅も当たらない

 議会活動をするなかで、自分の生い立ちとも重ねながら、自分のテーマというのがいくつか定まってきたような気がします。その1つが、シングルマザーへの支援です。
 川崎区に住むお母さんは、双子を含む3人の子どもを抱えています。その友だちから、ふだん支え合っているシングルマザー仲間のことについて私のところに相談がありました。
 「家賃が高い。月10万円もする。安いところに入りたいが、安いところだと壁が薄いので、小さい子がいると紹介してもらえない。ある程度壁がしっかりしているところは高い。そういうところしか紹介してもらえない。市営住宅も当たらない」
 ご本人にも話をうかがい、それがきっかけで、2020年の6月議会で、初めてこの問題を取り上げました。シングルマザーへの支援はこれまで3回質問しています。

自分の生い立ちとも重ねて
一人ひとりを大事にする政治こそ


 私は母子家庭で育ちました。子どものころ、「お父さんがいなくてかわいそうだね」って、よくいわれました。だけど私は、かわいそうな家庭の子ではないよ、これが当たり前の家なんです、ということで、「かわいそう」といわれるのがいやでした。
 3人の子どもを抱えたシングルマザーの方も、かわいそうな人ではなかった。自己責任を押し付けられながらも、懸命に誇りをもって、自立に向けて、自分らしく生きようとしている方だったんです。
 かわいそうな人だから助ける、ということではなくて、一人ひとりが大事にされて当たり前の生活がおくれるためには、今の市政の施策では足りない。そう思って、シングルマザーへの支援を大きなテーマの一つにしています。

年に1回の面談
「困っていることが相談できる面談にしてほしい」と


 シングルマザーのみなさんには児童扶養手当が支給されます。届出を年に1回、更新をするので、役所の職員と面談しなければなりません。収入確認が必要になるのですが、「他に収入はないのか」とか、「彼氏がいるのか」とか、「彼氏からお金をもらっているのではないか」とか、尋問されているようで本当にいやだった、という話をシングルマザーの方から聞きました。個室もないから話が筒抜けだ、と。待合室として会議室を使うのですが、そこにいるみんながシングルマザーだとわかってしまう。「そういうのが本当にいやなんです」というお話でした。「自分たちが困っていることを相談できるような面談にしてほしい」という切実な声でした。

プライバシーを侵害するような面談でいいのか
議会で取り上げて改善を実現


 その話を聞いて、これはプライバシーを侵害するような面談だということで、さっそく本庁の職員に調査してもらいました。本庁の職員も把握していなかったんですが、役所の窓口で誤った対応をしていたことが分ったんです。家賃や借金など本当は市自身が状況に必要に応じて聞き取とるべきことをすべてのシングルマザーに書かせていました。これはいけない、ということで議会で取り上げて、改善しました。面談票のあり方も、困ったことがあったら聞いてください、というものに改善しました。
 シングルマザーの方からも、「寄り添った面談に変わりました。本当にありがとう」という言葉がありました。

市民が教えてくれて、それをもとに調査
議会でその声を可視化していく


 こうしたことは、シングルマザーのみなさんから教えてもらわなければ、私は知らなかったことです。市民が教えてくれて、それをもとに調査をして、役所の方ともやり取りをしながら議会に届けて、理不尽なことを改善しました。本当に市民の声には大きな意味があるし、一つひとつの小さな声が政治を変える力だということを実感したできごとでした。市民の声を議会で可視化していく、明らかにしていくことが大事だし、市民の声を届けるのが日本共産党の議席なのだと思います。

【私の発言から】

 私は、後藤まさみ市議の人となりを中心にお話しました。後藤さんは私より1歳年下で法政女子高、法政大学で学びました。大学に入ってから日本民主青年同盟や日本共産党の活動を通して知り合いました。

悩みながらも前に進む人
みんなの中にスッと入っていける人


 後藤さんは、自分にできるかどうかというのを葛藤して悩んで、悩みながらもみんなの力を合わせてやってみることができる人なんです。そこが本当に魅力で、絶対にウソをつかないんです。自分は不安なのに不安ではないような顔をしない。不安なときは泣いて、泣きながら「でも、やってみる」という人です。同時に、ものものしい雰囲気に負けないで、自分らしく自然に話せる人、みんなの中にスッと入っていける人です。そこが本当にすばらしいと思います。

見えないところでがんばる後藤さん
その姿勢がみんなを励ます


 後藤さんのすごいところは、表立ったところだけをがんばる人ではない、ということなんです。都議選に立候補した私の応援にきてくれたときも、アナウンサーとして私を支えてくれただけでなく、見えないところで私への支持を訴える電話をしてくれたり、棄権防止の訴えも時間ぎりぎりまでやってくれたり。地元の支部のみなさんがものすごく励まされたんです。だから後藤さんは大人気でした。
 2期目をめざす都議選の応援にもきてくれたんですが、地域の人から「後藤さんは来てくれるの?」「後藤さんを呼んだ方がいいよ」っていわれました。
 私は、後藤さんのその姿勢に学びました。

みんなの声をそのまま議会に届ける
ここに共産党地方議員の値打ちがある

 市民が主人公。政治や社会を変えるのはみんなの力です。そこに確信をもっている人たちが日本共産党の地方議員なんだと思います。
 子育て真っ最中の人がいたり、介護真っ只中の人がいたり、いろんな立場の人たちが共産党の議員になっています。みんなの声がそのまま議会に届けられるのが、共産党地方議員の値打ち・魅力なのではないかと思っています。

後藤さん 2期目は厳しい選挙になります
かけがえのない後藤まさみさん

 1期4年間で多彩な取り組みをしてきた後藤さんですけれども、私の経験でも、2期目は厳しいです。すばらしい活動をしているので、「後藤さんは大丈夫」とあちこちからいわれると思います。厳しい選挙なのに「大丈夫」といわれてしまう。かけがえのない議席です。油断せず、後藤さんを必ず押し上げてください。片柳すすむ(党市議団副団長)さんともども川崎区から必ず押し上げていただきたい。県会へは沼上とくみつさん。ぜひ、押し上げていただけるように心からお願いを申し上げたいと思います。

後藤まさみ市議と語り合って
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すばらしかった大倉ミカさんの歌
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みんなで
(前列右から)畑野君枝・前衆院議員、
沼上とくみつ県会予定候補、
後藤まさみ市議、原のり子
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参加者一人ひとりにあいさつする後藤さんと沼上さん
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by hara-noriko | 2022-12-27 22:19 | 選挙 | Comments(0)

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