米軍大和田通信基地問題で防衛省と話し合う
2023年 01月 31日
防衛省レクに参加しました
1月30日、「清瀬 みんなが主役市民の会・大和田通信基地ウオッチンググループ」のみなさんと、宮本徹衆院議員を介して設定された、米軍大和田通信所(基地)についての防衛省レクに参加しました。あらかじめ、主な質問項目は送っていて、それについてのコメントを聞き、やりとりが行われました。
住民のみなさん
山崎美和市議、香川やすのり市議も
住民のみなさん、山崎美和市議、香川やすのり市議、私…総勢14名でした。防衛省からは、防衛政策局の防衛政策課・日米防衛協力課・訓練課、地方協力局の環境政策課・東日本協力課の担当者の方々が対応してくださいました。
大和田通信基地とは
清瀬市議会は撤去を求める意見書を都知事に提出
大和田通信基地は、、東京都清瀬市、埼玉県新座市にまたがる在日米軍基地です。東京都が公表している「東京の米軍基地2022」によれば、管理部隊は米空軍第374空輸航空団。使用部隊は米空軍第374通信中隊です。1940年(昭和15年)に旧海軍気象通信所として開設され、1950年(昭和25年)に米軍が接収。大部分が民有地で、国が土地所有者と賃貸借契約を結んで米軍に提供しています。区域内では、専用地区を除いて地元住民による農耕等も行われています。
清瀬市議会は1991年(平成3年)12月25日、都知事あてに横田基地及び大和田通信所の撤去を求める意見書を提出しています。
大事なやりとりがたくさん
住民のみなさんの声ほど説得力のあるものはない
大事なやりとりがたくさんありました。住民のみなさんの声ほど説得力のあるものはない、と改めて思いました。いくつかを紹介します。
★敵基地攻撃能力の保有というが、通信基地のような重要な場所はいちばんに敵国からターゲットにされるのではないか。どうやって住民の安全を確保するのか。
▼そういうことが起きないように、抑止するためのもの。(抑止になどならない、とやりとりが)
★大和田通信基地は土地利用規制法の「重要施設」と指定されるのか。されたら地域住民の調査と監視はどのように行われるのか。基本的人権を脅かすことにならないか。
▼重要施設はまだ決まっていない。調査は内閣府がおこなう。基本的人権を脅かすことは絶対にない。(保障がない…との声)
★現在、返還の見込みはないのか。
▼そういう予定は聞いていない。
★基地内の道路の使用や土地の活用について。
▼自治体から相談してもらえれば検討する。
★核シェルターがあるという記録があるが、どうなのか。
▼存在も含めて承知していない。(調べないのか?の声)
★清瀬上空は、米軍機や自衛隊機の飛行ポイントになっているのではないか。
▼自衛隊については飛行ポイントにはなっていない。米軍機についてはわからない。
★飛行ポイントになっていないというが、実際には訓練をやっている。
★家族団らんの時間にヘリコプターが来て騒音がひどいときがある。低空飛行と夜間飛行はやめてほしい。
▼夜間とは大体夜10時ごろから。それから朝6時までは飛行しない。どうしてもしなければならないときは、自治体に情報を入れている。米軍は、日米で協議している。
★夜10時からが夜間とは遅すぎる。ガラスがびりびりしたり、音の大きさに子どもたちが怖がっている。一度見に来てほしい。
★ヘリコプターがサーチライトで照らしたりするので、とても怖い。騒音アプリでやってみたら、80~90デシベル。1、2時間旋回し、ヘリポートにおりてホバリング。これをくりかえす。障害のある子がとても気にしている。
★グーグルマップで大和田通信基地をみると、建造物のないところに、幾何学模様が表示される。外には見えない建物があるのか?と ても不安。調べてほしい。
▼調べる考えはない。
ほかにも、大事なご意見が多々ありました。
「敵基地攻撃能力の保有」が打ち出された下で
基地周辺に住んでいれば不安はなおのこと
突然、閣議決定で「敵基地攻撃能力の保有」が打ち出され、防衛省職員も説明に苦慮しているのではないかと感じました。改めて、住民の安全は守られないと実感しました。基地周辺に住んでいれば、不安はなおのことです。その声を直接担当職員の方々に聞いてもらったのはよかったと思います。
都としても都民の命を守るために行動すべきです
住民のみなさんと連携して取り組んでいきます
それにしても、米軍に対しては及び腰…。東京都としても、基地周辺の都民の命を守るために行動すべきです。住民のみなさんと連携して、引き続き取り組んでいきたいと思います。




by hara-noriko | 2023-01-31 20:55 | 活動日誌 | Comments(0)