清瀬市で共産党大演説会 私のスピーチです
2023年 02月 14日
私もスピーチ
東京都清瀬市で開かれた日本共産党大演説会(2月4日)。4月の清瀬市議会議員選挙をたたかう現職4人(香川やすのりさん、山崎美和さん、佐々木あつ子さん、原田ひろみさん)、新人1人(穴見れいなさん)の5人が決意を語りました。宮本徹衆院議員の国会報告とともに、私も都政報告をしました。私のスピーチを紹介します。
安中知恵さんの応援スピーチ
市民と市議団が連携して政治を動かしている
みなさんこんにちは。紹介していただきました都議会議員の原のり子です。清瀬市で2人のお子さんを育てる安中知恵さんが最初に応援スピーチをしてくださって、本当にありがとうございました。そして、安中さんと呼応するような市議予定候補5人のみなさんのお話があって、この清瀬はやっぱり市民のみなさんと市議団とが連携して政治を動かしているんだなあ、とつくづく実感しました。
清瀬市議団や市民のみなさんと活動できることが幸せです
みなさんと一緒に5人の予定候補を押し上げたい
予定候補5人のみなさんの決意表明に、本当に胸がいっぱいです。私は都議になって、東久留米だけではなく清瀬で、この清瀬の市議団のみなさんや市民のみなさんと一緒に活動できるようになったことが本当に幸せだと思っています。この5人の予定候補を、みなさんと一緒に押し上げていきたい。その気持ちでいっぱいです。都政の場からみなさんと連携をして取り組んでいく、その決意を最初に申し上げたいと思います。みなさんどうぞよろしくお願いいたします。
大軍拡・大増税の路線にストップをかける選挙に
全国の草の根から声をあげていく
今度の統一地方選挙、全国で行われるこの選挙は、大軍拡・大増税の路線にストップをかける、これを本当にみなさんと一緒にやりたいと思っています。この路線になってしまったら、平和は脅かされ、そして、暮らしはどんどん切り縮められていくことになってしまいます。これに全国の草の根から声をあげていく。これが今度の統一地方選挙の最大のテーマではないかと私は思っています。
力を合わせれば政治を変えられる
憲法9条を生み出した力、戦争体験を語り継ぐ声…
大軍拡・大増税の路線にストップをかけることはできるんだろうか、と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、できるんだということを私はぜひみなさんと共有したいと思います。
力を合わせれば変えられるんだな、と都政にいて実感をしたことを1つご紹介したいと思います。それは平和の問題です。今、これだけ平和が脅かされる、9条を踏みにじって敵基地攻撃能力を保有しようなどということがすすめられる、そういうなかにありますが、止められると私は思っています。
日本に生きている私たちは、憲法9条を生み出した力をもっています。戦争は絶対にしないという誓いをした。その私たちにこの平和を守る力があるということがまず第一にあります。それと、もう一つは、戦争を経験をされてきた方々が各地でこのことを語り継いでくださっています。
東京大空襲の体験を語り継ぐ
運動を続けて証言ビデオの公開を実現
東京も例外ではありません。東京大空襲を経験をされたみなさんが、命を切り刻むような思いで、その体験を語り継ぐ取り組みをしてきてくださいました。その証言ビデオは、山のようにあります。ところが、東京都は、平和記念館を建設する計画をとん挫させてしまっていた。そして、記念館ができたらそこに証言ビデオを出すことになっていたけれども、その証言ビデオも一緒にお蔵入りになってしまっているんです。これを、戦争体験者のみなさんが、「早く公開するべきだ」とずっと運動を続けてこられてきました。私たち共産党都議団も、ずっとこの問題に取り組んできました。なかなか多数派にならなかったんですが、ようやく、証言ビデオを都民のみなさんに公開しようということが決まりました。私は、戦争体験者のみなさんが、こうやってこじ開けたことをみなさんにぜひ知っていただきたいと思っています。
戦争へと駆り立てていくような流れがあるなかで
過去の戦争から学ぶことは何より大事
なんでこれが大事かといいますと、今、どんどんどんどん戦争へ戦争へと駆り立てていくような流れがあるなかで、やっぱり過去の戦争を風化させない、ここに学ぶ、戦争体験者のみなさんの言葉から学ぶ、ということが何より大事だからです。そういう点で、この証言ビデオを公開できるようになるということは、力を合わせれば平和は守れる、力を合わせれば政治は変えられる、ということを示しているとみなさんにお伝えしたいと思います。
都政の場から実感していること
市民のみなさんの声が政治を動かす
私は都政の場から、みなさんの声が政治を動かすんだ、ということを実感しています。コロナのなかで、障害をもっている方々が感染しても病院に受け入れられない。こういうことが起きました。障害者のみなさんの運動、とくに清瀬を中心として「障害特性に応じて必ず障害者の人たちを受け入れてほしい」という取り組みがありました。「障害者の方がコロナに感染したときに誰が受け入れるんだ」ということで、都議会に陳情も提出されました。なんとこの陳情が趣旨採択されることになりました。全会一致だったんです。
大事だったのは、障害のある方たちを都立病院、公社病院がきちんと受けとめるんだ、ということを都が約束しました。都立病院や公社病院は、行政的医療を担うことが中心だから、障害者を必ず受けとめます、という答弁が繰り返されるようになりました。障害のある方がコロナに感染したらまず真っ先に受け止めるのは都立病院だ、ということが答弁された。このことが本当に大きな一歩になったと思います。
運動があったからこそ動かしている
清瀬のみなさんの声がいちばんのおおもとに
その後、都立病院・公社病院は地方独立行政法人にされてしまっていますけれども、行政的医療はきちんと引き継いでいかなければならないということを条例にも位置づけさせることができました。運動があったからこそ動かしている。しかも清瀬のみなさんの声がそのいちばんのおおもとになっていたことを、ぜひみなさんに知っていただきたいと思います。
共産党都議団が補聴器助成条例を提案
13万7000円まで都が補助
きょう、みなさんにお配りした資料のなかに私の事務所ニュースも入れさせていただきました。1面で、共産党都議団が補聴器助成条例を提案することをお知らせしています。実はいま、補聴器購入への補助が全都的に広がってきました。2019年にはまだ9自治体しかやっていなかったんですけれども、今は18自治体にまで増えています。各地でいろいろ工夫をしてやっていまして、東京都の包括補助を利用してやっているところもあります。ただ、この東京都の補助がまだまだ十分ではないので、私たちは条例提案で、東京都が13万7000円までは10分の10、つまり東京都のお金で補助を出しましょうということを提案しています。
対象は18歳以上
障害者手帳の対象にならない聞こえの悪い人たちも対象に
清瀬のみなさんとの議論のなかで、また清瀬市議団のアドバイスもいただいて、高齢者だけではなくて18歳以上を対象にしようというふうにしました。加齢性難聴の問題は、高齢者の問題だというふうに思われがちですけれども、30代からだんだんと聞こえが後退していくものです。ですから18歳以上の方を対象にして、障害者手帳の対象にならない聞こえの悪い人たちもきちんと対象にしましょう、ということで提案しました。
共同提案を全会派に呼びかけ
しっかり注目していただきたい
いま、共同提案をしようということで、全会派に呼びかけています。これにどの会派がのってくれるのか。ここが注目されるところなんです。東京都医師会の尾﨑治夫会長も、こういう問題に党派はないと、ぜひ頑張ってほしい、とエールを送ってくださいましたが、各会派がどういう態度をとるのか、しっかり注目していただきたいと思います。
この補聴器の補助も東京都で大きく広がってきている。そこもやっぱり運動が政治を動かすんだということをみなさんに知っていただきたいと思います。
16兆円を超える東京都の財政力
スウェーデンを超える力
では、東京都に財源はあるのか、という問題です。東京都は16兆円を超える財政力をもっています。スウェーデンを超えています。1つの国よりもお金がある。しかも、今年度に比べて来年度は3700億円以上増収になると見込んでいます。財政調整基金も4800億円を超えています。ですから、こういう提案をしても、本来ならどんどん実現をできる力があります。ですからみなさん、遠慮なくどんどん要望を出していただきたいと思うんです。
知事 子どもたちに5000円の給付を決める
障害者や高齢者のみなさんにも予算を振り向けていきましょう
知事は今回、子どもたちに5000円の給付をすることを決めましたよね。これ年間で1200億円かかります。それだけのことができるという判断があるわけです。さきほどいいました補聴器の補助は1年間で106億円です。
共産党都議団は、未来のある子どもたちをしっかり応援していくために、所得制限を撤廃して、どんどん支援をしていく。同時に、障害者や高齢者のみなさんにも予算を振り向けていこう、世代間の手を取り合ってみんなでよりよい政治にしていこう、ということを訴えていきたいと思うんです。どうしても今、国も子どもの議論が中心だから、子どもばっかりじゃないかっていうふうに見えますよね。そうではなくて、これだけの財政力があるのだから、どの世代も安心して生きられるように、そこにこの財政力を使っていこうということを提案をしています。ぜひご一緒に、この道を進んでいきたいと思います。
清瀬市議団の取り組みに学んで
都議団として学校給食費無償化を提案
最後になりますが、私は、この清瀬市議団から、たくさんのことを学んで、今、都議会のなかでも取り組んでいます。学校給食費無償化の問題も、清瀬で時限的にコロナや物価高騰のなかで実現されています。そのことを都議会の代表質問で取り上げて、私たちも給食費無償化を提案しました。まずは半分を東京都が補助をしようということを提案していました。
ところが、この条例案に共産党以外の主要会派はほとんど賛成しませんでした。みなさん選挙が近くなると、みんないいことをいいだしますけれども、どういう態度をとっているのかということをしっかり見ていただきたいというふうに思います。
多摩北部医療センターに産科の設置を
清瀬市議団を押し上げて、声が通る政治に
共産党清瀬市議団は、さらに給食費無償化に向けて意見書を提案し、どの会派にも呼びかけて全会一致で可決させました。そういう力があります。そしてもう一つ、大きな実績があります。多摩北部医療センターに産科を設置することを大公約に掲げて取り組んできました。「多摩北部医療センターをよくする会」のみなさんとも連携してきました。ようやく、この基本構想検討委員会の報告書に産科の必要性がはっきりと載りました。これはみなさんの力で、産科を設置させるということが目の前まできています。こういう実績をもっている清瀬の市議団をなんとしても押し上げていただいて、もっともっとみなさんの声が通る清瀬市にしていきましょう。そのために、私も全力をあげてみなさんと取り組みます。その決意を申し上げまして、私のあいさつといたします。ありがとうございました。
【清瀬市で開かれた日本共産党大演説会から】
市民の応援スピーチ 安中知恵さん
新人予定候補 穴見れいなさんのスピーチ
香川やすのり市議のスピーチ
山崎美和市議のスピーチ
佐々木あつ子市議のスピーチ
原田ひろみ市議のスピーチ
【日本共産党のオンライン東京演説会から】
穴見れいなさんの決意表明
(左から)原のり子、原田ひろみ市議、
佐々木あつ子市議、山崎美和市議、宮本徹衆院議員、
香川やすのり市議、穴見れいなさん
by hara-noriko | 2023-02-14 10:43 | 選挙 | Comments(0)