迫る東京・東久留米市議選 4人を押し上げてください   

 東京・東久留米市で日本共産党と後援会の決起集会が開かれました。会場いっぱいの参加者。消毒、マスク、換気をして実施しました。東久留米市議選(定数22人、4月16日告示、23日投開票)まであとわずか。永田まさ子市議村山順次郎市議北村りゅうた市議かもしだ芳美市議がそれぞれ決意を表明し、私も「4人全員をなんとしても押し上げてください」とスピーチしました。その大要を2回に分けて掲載します。

選挙の大テーマ
(1)大軍拡・大増税にストップをかけて平和を守る


 みなさんこんにちは。紹介していただきました日本共産党の都議会議員、原のり子です。4人の市議団をなんとしてもみなさんに押し上げていただきたい。その思いをお話ししたいと思います。
 こんどの選挙は、2つの大きなテーマがあるということをずっと訴えています。1つは、大軍拡・大増税にストップをかけて、必ず平和を守ることです。
 先日、東久留米に市民連合の中野晃一先生(上智大学教授)がいらして講演をしてくださいました。私も市議団のみなさんや市民のみなさんと一緒にお話を聞きました。講演のなかで中野先生が、「いまこそ、恥じることなく戦争反対といおう」という呼びかけをされ、私はぐっとしびれました。本当にそうだなあと思うんです。

戦争はひたひたと押し寄せてくる
いま声を上げることが本当に大事


 「戦争反対」なんていうと、都議会なんかでも、「いまそんな状況なの」とか、「共産党は国政のことをいわないで都政のことをいえ」とかいう声が聞こえたりします。けれども、いまの状況は本当に危険だと思うんですね。たとえば東京都でも、小池知事は2023年度予算に、ミサイル攻撃に対するシェルターをつくるための調査費2000万円を盛り込みました。とんでもないんですけれども、それに同調するような人たちがたくさん都議会のなかにいます。こうやってだんだんだんだん、ひたひたと押し寄せてくるのが戦争だと思うんですよね。気づいたときには遅い、そんなことにならないように、いま声をあげることが本当に大事だ、これが歴史の教訓だと私は思っています。

戦争体験者の声がいよいよ公開される
平和祈念館建設の声も広がる


 東京都には戦争体験者のみなさんの証言声が録画として残っているんですけれども、いままで公開されてきませんでした。それをようやく公開するとなりました。都議会第1回定例会の最終日(3月24日)には、共産党や立憲民主党など5会派が一緒になって、平和祈念館をつくろうという共同声明を発表しました。これは本当に画期的で、やっぱりみなさんの、とくに戦争を体験されたみなさんの脈々と続いている運動、その声がこうやって議会を動かしているんだというふうに改めて感じました。

憲法を守り生かす
子どもや孫たちに平和な社会を引き継ぐ


 今度の選挙で、岸田政権の危ない方向にみんなでストップをかける、憲法9条を守って、生かして、そして子どもたち、孫たちの世代が平和な社会で生きられるようにしよう。このことをみんなでやりたい。これが1つの大テーマだと思います。

選挙の大テーマ
(2)暮らし・福祉・教育を守り、願いを実現する

 もう1つの大きなテーマは、やっぱり暮らし、福祉、教育、これをちゃんと守っていく、みなさんの願いを1つでも多く実現していく、ということが2つ目の大テーマだと思うんです。そのために日本共産党をどうしても伸ばしていただきたいんです。

運動と結んで切り開いたもの
その1つが、子ども医療費の無料化


 振り返ってみると、「共産党は少数だから力がない」とかいろんなことをいう人がたまにいますけれども、運動と結んで切り開いたものがいっぱいあるんですよね。東京の選挙では、「東京の3大課題」といって、3つのことを私たちは提案しているんです。1つが子どもの医療費無料化です。子どもの医療費無料化がようやく18歳まで実現することになります。これ、おおもとを見ますと、市民のみなさんの運動から始まっている。新日本婦人の会のみなさんをはじめとして、多くの方が「子どもに医療費を課すのはよくない」ということで運動を始めて、それをいちばん最初に議会で取り上げたのは共産党です。運動しているみなさんの声を共産党が取り上げて、そして議論をしていった。最初は「共産党のスタンドプレーだ」という非難が沸き起こるような状況のなかで、「これは大事な要求だ」とやってきて、とうとう18歳まで無料になるんです。やっぱり運動と、それをちゃんと届ける議員がいることが大事だということが、子どもの医療費の無料化ではっきり表れていると思います。

多摩格差をなくし、18歳までの完全無料化へ
東久留米市民にとっても大事な選挙


 子どもの医療費無料化をめぐって、東久留米にとって今度の選挙は決定的だと思っています。ここで共産党の4人を必ず通していただくことが、所得制限の撤廃と、一部負担を突破する力になります。23区は18歳まで完全無料なんですけれども、多摩地域は多摩格差で所得制限と一部負担金が残ってしまうんですね。これを突破するためにも、どうしてもこの選挙の大争点にしていくことが重要だと思います。

切実な中学校給食の実現
給食費の無償化も大きな流れに

 3大課題の2つ目は、給食費の無償化です。東久留米では中学校給食の実現の問題も大きなテーマとして掲げながら、市議団はそのことと結びながら給食費無償化もみなさんと運動しながら取り上げてきています。
 給食費無償化も、いよいよ政治のなかで焦点になってきたと私たちは思っています。都議会のなかで共産党は、給食費無償化の提案を何度もしているんですが、今回初めて、共産党以外で立憲民主党も給食費無償化の提案を行ったんですね。これに私たちも賛成をしています。こういうような動きになってきていて、いよいよ給食費無償化も実現へ大きな一歩になると思います。ちょっと加えると、立憲民主党はそういういい提案もしながら、小池知事の予算案には賛成していますそこが共産党との大きな違いですけれども、私たちは一致点での共同をすすめているということです。

共産党都議団 補聴器助成条例を提案
都が13万7000円まで補助を出す


 3大課題の3つ目は、補聴器購入への補助です。これを実現しようということで、都議団と市議団と連携してずっと取り組んできました。補聴器補助は都内で18自治体まで広がってきました。助成の金額がいちばん高いのが港区で、13万7000円なんですね。都議団はこれに学んで、東京都で13万7000円まで補助しましょうという条例提案を行いました。東京都は財政力16兆円を超えています。大黒字ですので十分にできます。

対象は、18歳以上で補聴器が必要になった人
障害者団体も他会派に「賛成を」と呼びかけてくれた


 そして、運動のなかで「高齢者だけの問題ではない」というみなさんの声を聞いて、「18歳以上の人で補聴器が必要になったら補助を出す」という内容で提案しました。中途失聴の障害者の方の団体があるんですけれど、この団体のみなさんから条例案を歓迎する声が寄せられて、「この条例提案に賛成してください」と全会派に呼びかけてくださったんです。本当に画期的でした。

主要会派が反対
この人たちが伸びても補聴器補助はすすまない


 都議会の最終日(3月24日)、どうなったかといいますと、残念ながら、通らなかったんです。自民党、公明党、都民ファースト、立憲民主など、主要会派が反対しています。ですのでみなさん、これだけ全都的にみんなが努力してこの補聴器補助が始まっているにもかかわらず、これに背を向けている人たちが伸びても前には進まない、ということでもあると思うんですね。

共産党市議団の4人
市民の運動と結んで政治を変える


 ぜひとも今度の選挙で、補聴器の補助をやろうと掲げている日本共産党の4人をしっかり押し上げていただいて、市民の運動と結んで、子どもの医療費のように運動と結んで切り開こう、ということをぜひみなさんに訴えたいと思います。
 この補聴器補助は、東京都医師会の尾﨑治夫会長からもエールを送ってもらっています。こういう問題に党派は関係ない、頑張ってくれ、といってもらいました。私は、改めてみなさんと一緒にこれを実現していかなければ、と思っています。(つづく)


声援に応える東久留米市議団と私
(左から)原のり子(都議)、永田まさ子市議、かもしだ芳美市議、
北村りゅうた市議、村山順次郎市議
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私も訴えました
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by hara-noriko | 2023-03-29 20:05 | 選挙 | Comments(0)

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