障害福祉関係の大事な総会に参加して   

 障害福祉関係の大事な総会がふたつありました。

障害をもつ子どものグループ連絡会の総会
私もオンラインで参加しました


 4月29日、「障害をもつ子どものグループ連絡会」の第52回総会がおこなわれ、オンラインで参加しました。垣見尚哉さん(障害者と家族の生活と権利を守る都民連絡会事務局長)の講演、八王子市のグループホーム「みんなの家」の特別報告を視聴。講演では、インクルーシブ教育と特別支援教育の関係について大事な視点が語られました。障害者権利条約の勧告の本質をつかむことが大事だと思いました。一人ひとりの発達を最大限保障することを軸に考えることの大事さを学びました。

「障害者と家族の生活と権利を守る都民連絡会」の総会
日本共産党都議団を代表してごあいさつしました


 4月30日、「障害者と家族の生活と権利を守る都民連絡会」(障都連)の第49回総会が行われ、オンラインで参加しました。来賓として日本共産党都議団を代表してごあいさつしました。ほかに、ミライ会議の田の上いくこ都議、手をつなぐ育成会、障全協、東京社保協、全障研東京支部、自交総連東京からあいさつがありました。他の用事との関係で、すべてを聞くことはできなかったのですが、討論での意見は重要なことばかりでした。以下、私のあいさつの大要です。

【原のり子 障都連総会でのあいさつ】

 第49回総会の開催おめでとうございます。ご案内をいただき、ありがとうございます。日本共産党都議団を代表して、私、原のり子からごあいさつ申し上げます。

 総会の議案書を読ませていただきました。コロナ禍の中でも、大事な取り組みを続けてくださっていることに、心から敬意を表します。
 とくに、コロナに感染した障害のある方を、障害特性に応じて病院で受け止めるように求める働きかけをしてくださり、都立・公社病院で受け止めることがきちんと確認されました。みなさんの運動があってこそです。

 ただ、議案書でも指摘されているように、都立・公社病院が独法化(独立行政法人化)されたもとで、後退させないことが必要であること、また、今までは入院調整は自治体がおこなってきていますが、5類になれば医療機関間になります。障害のある方がきちんと受け止められるのか、大変心配されます。

 また、障害者施設等での定期的なPCR検査などは、当面継続するものの、今後また大きな感染の波が起こりうると心配されているもとで、5類になったからコロナ対策の手を緩める、ということのないようにしていく必要があります。

 今後も引き続き、コロナから障害のある人の命と暮らしを守るために、みなさんの声、とりくみに学んで、議会でもしっかりとりくみます。

 また、今回の議案書を読ませていただき、どんな問題も、障害者権利条約、また、国連権利委員会からの総括所見、勧告に照らしてどうかと考えていくことが大切だと思いました。
 共産党都議団としては、第1回定例会で、権利委員会の総括所見・勧告をふまえれば、障害者医療費助成の拡充はまったなしだ、と代表質問でとりあげました。東京都は、勧告は、国に対してのものだという考えが根底にあり、地方自治体としての役割をまともに答弁しません。ここを変えていく取り組みが必要だと思っています。今後、都知事選挙もあります。自治体としての在り方が問われます。

 優生思想を取り除くとりくみ、65歳問題の解決など、人権と命を守る取り組みをさらに強めること。会長のごあいさつでも強調された、一人ひとりの発達を最大限に保障する教育。参政権の保障。まちや鉄道などのバリアフリーや安全対策。放課後等デイサービスや青年期の余暇支援。そして、会長のごあいさつの冒頭でも強調された、私たちのくらしの土台である平和を守ることなど、ご一緒に進めていきたいと思います。
 今年度もどうぞよろしくお願いします。総会のご成功をお祈り申し上げ、あいさつといたします。
タンポポ
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by hara-noriko | 2023-05-01 00:09 | 活動日誌 | Comments(0)

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