憲法を語る 日本共産党清瀬市議会議員団
2023年 05月 04日
憲法記念日行動
5月3日、日本共産党清瀬市議団の憲法記念日行動では、3人の市議会議員がそれぞれスピーチしました。佐々木あつ子市議は、司会をかねて憲法9条を守る決意を語りました。穴見れいな市議は、憲法13条への思いを語りました。原田ひろみ市議は、憲法25条の大切さを語りました。スピーチをダイジェストで紹介します。
私のスピーチは、こちら からご覧ください。
きょう、5月3日付の「しんぶん赤旗」には、芸人の松元ヒロさんが紹介されています。「憲法くん」でおなじみで、憲法の前文を読み上げて非常に人気を博している方です。私も感動しました。
松元さんは、「ロシアのウクライナ侵略や岸田政権の大軍拡など、危険な時だからこそ憲法9条が必要です」「アメリカで公演したときに僕が9条を読み上げると、観客は涙を流し感動してくれました」と語っています。「戦争放棄」は、共有の願いです。憲法9条を本当に守って生きたい、これを共有したいんだ、という思いがあふれています。
憲法記念日を迎えて私たちは、みなさんと一緒に9条を守る決意を新たにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」
私は以前、障害者施設で働いていました。憲法についての研修も毎年あるのです。そのなかで障害がある方にとって、社会的に弱い立場の方にとって、生きづらさを抱えている方にとって、この13条がいかに大切な条文であるのかを学びました。
研修の講師で水野スウさんという金沢在住の憲法出前講座を開催している方にお話をうかがう機会がありました。憲法13条を歌にした方です。娘さんが外国の方にもわかるよう、13条に訳詩をつけました。
わたしはほかの誰ともとりかえがきかない
わたしは幸せを追い求めていい
わたしはわたしを大切と思っていい
あなたもあなたを大切と思っていい
その大切さは、行ったり来たり
でないと平和は成り立たない
人が、人としてまだまだ大切にされていない状況が続いてしまっています。とくに、社会的に弱い立場のかたが大切にされていない。そんな状況だということを、きょうもう一度見つめ直したいと思いました。
憲法13条は一方通行ではありません。おたがいを大切にすることが基本にあります。 わたしたちは、わたしたちを大切にできる。それが人間だと思います。憲法を変えてはならない理由のひとつです。政治的力からの一方通行にさせてはいけないのです。
わたしたちは、かけがえのない人生を生きています。それを伝えている憲法。改憲を許したくありません。みなさんと一緒に守っていきたい、と心から思います
76回目の憲法記念日に当たって、ひとこと述べたいと思います。
戦争か平和か、が問われる事態になっていることを残念に思っています。岸田政権が、戦争をしないと決めた憲法9条を踏み破って、戦争準備へとひた走っている。5年間で43兆円もつぎ込んでいこうとしている。こんなことは絶対に許されない、と思っています。みなさんと力を合わせて、憲法9条をしっかり守る・生かす政治へ力を尽くしたいと思います。
もう1つ訴えたいのは、憲法25条です。生存権、みなさんが生きる権利を定めた条文です。市議会議員として、この25条がいまの政治で生かされているのか、守られているのか、それを実感せざるを得ない日々をおくってきました。
25条は、すべての人が健康で文化的な生活をおくる権利を有している、そのために国は責任をもっていることが定められています。
(憲法25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」)
しかしどうでしょうか。健康で文化的な生活がおくれていない方々が多いと思います。いちばん身近なこの清瀬の町で、人間らしい生活をおくることができるように、みなさんと一緒に力を尽くしたいと思っています。
4月の市議会議員選挙で、清瀬の市議会は大きく構成が変わりました。自民党や公明党が過半数を占める結果になりました。日本共産党は、この選挙を通じても、大軍拡と大増税にストップをかけていくこと、増税するのではなく暮らしをしっかり応援する政治へ転換すること、みなさんから集めた税金は暮らし・福祉・教育に使うことなどを訴えてきました。これはみなさんの願いだと思います。その実現に向けて、これからも全力を尽くす決意です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(右から)穴見れいな市議、原田ひろみ市議、
佐々木あつ子市議、原のり子(都議)

by hara-noriko | 2023-05-04 18:59 | 活動日誌 | Comments(0)