人権踏みにじる岸田政権の危険な流れに「ノー」を   

毎週土曜日の定例宣伝
後援会の方たちと一緒に


 5月13日、毎週土曜日の夕方、東久留米駅前で行なっている定例宣伝で、共産党後援会の方たちと一緒に、「人権を踏みにじる岸田政権の危険な流れにノーの声をあげましょう」と訴えました。

国会は重大な事態
次つぎに悪法を通す事態


 いま、国会で次つぎに悪法を通す事態になっています。これをみなさんと一緒に食い止めなければいけない、と改めて思っています。岸田政権の危険な流れ、とくに人権を踏みにじる法案にストップをかけていかなければならないと思います。

入管法改悪案を廃案に
国会前に4000人余が

 私の手元に「しんぶん赤旗」5月13日号があります。12日の夜、入管法(出入国管理及び難民認定法)改悪案を廃案にさせようということで、国会前には4000人以上の人たちが集まりました。「赤旗」はこれを1面トップで報じています。私は残念ながら参加できなかったのですが、日本共産党都議団からも参加しました。共産党の国会議員も参加しています。

難民・外国人の方の権利と命を脅かす
「差別や排斥を許さない」という声をご一緒に


 入管法改悪案は、難民の方々の権利を奪い去る、命を脅かすものです。2021年に世論の批判を浴びて廃案になったものとほぼ同じ内容でまた浮上させて、成立がねらわれています。すでに衆議院を通過して、審議は参議院に移っています。
 難民の認定申請をしている途中でも自国に強制的に送還される。収容期間の上限も決まっていない。これは本当に人権を踏みにじるもので、難民条約と国際人権法にも反しているといわなければなりません。
申請中に自国に帰されるということになると、死刑が確定してしまう、現に自国で殺された方々がいます。あちこち転々としなければならない方々がいます。「差別や排斥は許さない」という声をご一緒にあげていきたいと思います。

日本共産党、立憲民主・社民、れいわ、沖縄の風
野党4会派が対案を共同提案

 日本共産党、立憲民主・社民、れいわ、沖縄の風の4会派は、難民等保護法案と入管法改正案を参院に共同提出しています。改悪案に対する対案を示して取り組んでいるのです。この対案は、収容期間に上限を定めることや、収容の判断は司法が行うべきこと、独立した難民の保護委員会をつくることなどを示しています。こうした内容も「しんぶん赤旗」に紹介されています。

名古屋入管で起きたウィシュマさんの死亡事件
胸がえぐられる人権侵害


 2年前に名古屋入管で起きたスリランカのウィシュマ・サンダマリさんの死亡事件。短い時間の映像しか公開されていませんけれど、それを見るだけでも、胸がえぐられる思いです。片言の日本語で「苦しい」と訴えても、聞き入れてもらえない。そのことで苦しんでいる状況が映し出されていました。こんな人権侵害が行われている。この状況をただちに改善していくことこそ必要です。

難民の方々の人権を守ることができない国で
すべての人の人権が守れるのか

 難民の方々の人権をちゃんと守ることもできないような国で、すべての人の人権が守れるのか、と改めて思います。力を合わせて、入管法改悪案にストップをかけましょう。日本共産党をはじめ野党が一致して、人権を守る対案を示しして取り組みを強めています。また、各地で廃案を求める集会やデモも行われていますし、国会前には4000人以上の人が集まりました。

一人ひとりの人権を守っていく
そこに日本人も外国人も難民もない

 一人ひとりの人権を守っていく。そこに日本人も外国人も難民もありません。みんな平等です。難民の方々の人権を守れないような国に、すべての国民の人権が守れるわけがありません。ぜひ、改悪案にストップをかける声をあげてきましょう。

 難民のみなさん、外国人のみなさんを差別するような改悪案を出している岸田政権は、他にもたくさんの改悪案を出しています。その1つが、保険証の廃止法案です。これも撤回しかないと私たち共産党は、求めています。

マイナンバー制度
保険証廃止法案も撤回しかない


 マイナンバー制度で、さまざまな問題が出ています。個人情報流出の事故が相次いでいます。岸田政権は「マイナンバー法等改定案」(保険証廃止法案)を成立させて、マイナンバーカードを健康保険証と一体化させ、紙の健康保険証をなくそうとしていますが、みなさんの個人情報をどこまで守れるのか。本当に大きな問題です。
 いまの保険証を継続できるようにする。これが多くの方の思いではないでしょうか。便利になるというよりも、個人情報の流出・漏洩が心配されています。
 また障害者の方や高齢者の方など、マイナンバーカードに保険証が取り込まれることになったときに、使い勝手の面でも困難が生じることが指摘されています。
 保険証廃止法案も、撤回しかないと私たち共産党は訴えています。

デジタル化で問われるもの
一人ひとりの個人情報をしっかり守ることが必要

 デジタル化するということは、いままでの生活がより豊かになる、便利になることがいちばん大事なことです。ですからわたしたち共産党も、デジタル化をすべて否定しているわけではありません。しかし、個人情報を保護していくという大事な課題について、もっと注意深く見ていく必要があると思っています。本来デジタル化を進めるなら、より個人情報保護を強化すべきです。それなのに、すでに個人情報保護法も改悪されて、企業などに個人情報を開放し、より活用しやすくすることが重視され、東京都の個人情報保護条例もこれに伴って変えられてしまいました。
 私たち日本共産党都議団は、私が所属している都議会総務委員会で個人情報保護条例の問題についても改正案を提出しました。一人ひとりの個人情報をしっかり守っていく。個人情報の利活用や漏洩など心配なことがあったときには、東京都としてもきちんと対応する。こうしたことを保障していくことが必要だ、という内容です。生活者ネット、グリーンな東京は賛成してくれましたけれども、残念ながら他の政党は反対で、通りませんでした。

デジタル化を理由にいまの制度を一気に変えるのは危険
保険証廃止にストップをかけるのは権利を守る基本


 しかし、いまデジタル化がすすむなかで、個人情報を守っていくことや、デジタル化のなかでだれ一人取り残されないようにするためには、いま行われている制度・仕組みを一気に変えてしまうのは本当に危険です。そのいちばんの象徴が保険証ではないでしょうか。現行の保険証を継続できるようにする。そのことを共産党は提案しています。
 こんな当たり前のことにも耳を傾けない岸田政権のすすめ方は本当に問題だと思います。保険証の廃止にストップをかけるというのは、一人ひとりの人権を守る、医療をだれもが安心して受けられる権利を守っていく基本の問題だと思います。ぜひご一緒に声をあげていきましょう。

毎週土曜日の定例宣伝で
「しんぶん赤旗」の報道を紹介しながら訴えました
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声援を受けて
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by hara-noriko | 2023-05-14 23:29 | 国政 | Comments(0)

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