電気代への助成、エアコン設置費用への助成を   

日本共産党都議団
都知事あてに熱中症対策を申し入れ

 日本共産党都議団は5月19日、都知事あてに、「熱中症対策についての申し入れ」を行いました。18日は東京の最高気温が32度まで上がりましたが、今年の夏は、例年より暑くなる可能性もあり、命をまもるための本格的な対策が必要です。さらに、物価高騰も重なり、都民の生活は困難さを増しています。それなのに、また電気料金の大幅値上げがおこなわれようとしています。

エアコンを安心して使えるように電気代への助成を
エアコン設置費用への都独自の助成を


 そうしたなか、2点の項目を要望しました。ひとつは、都としてエアコンを安心して使用できるようにするための電気代への助成を行うこと。もうひとつは、エアコンの購入・設置費用への都独自の助成を行うこと、です。申し入れの内容と趣旨を、藤田りょうこ都議から話し、参加者それぞれから、切実な都民の状況を訴えました。

私も訴えました
命にかかわる問題 本気で検討してほしい

 私が話した大要は…
 電気料金が心配で、冬場も暖房を使わずに過ごしている方が多くいらした。お宅にうかがうとひんやりしていて、外に出ているとき以上にたくさん着込んで過ごしている高齢者の方もいた。体調が心配だったが、夏場はさらに心配。冷房を使わなければ酷暑をしのぐことはできない。命にかかわる問題。電気代の助成は本気で検討してほしい。
 また、東京都の包括補助を使って、公共の「涼みどころ」を設置している自治体もあるが、実施していない自治体もある。また、高齢の方が、そこまでも行けないという実態もある。さらに、心配なのは、今後コロナの感染状況によっては、そういう場所があっても利用できないこともありうる。やはり、家にエアコンが設置でき、電気代を心配しないで利用できることが必要。ぜひ、検討を。

参加した都議が次つぎ訴え
「行政によって助けられる命がある」

 とや英津子都議は、エアコンが壊れたまま買い替えができない、暑い日は水風呂にずっと入っている、という都民の実態を。白石たみお都議は、監察医務院でも熱中症で亡くなった方についてエアコン設置の有無を調査していることの意味をとらえるべき。実際に試算してみてほしい、と。大山とも子都議は、行政によって助けられる命があるということを受けとめてふみだしてほしい、と。
 また、共産党都議団としては、これまでに条例提案もおこなってきたこと、都の財政力を活かせば実施可能であることも伝えました。

応対した福祉保健局の総務課長
「しっかり持ち帰って共有したい」


 申し入れに応対した福祉保健局総務部の柳橋祥人総務課長は、私たちが伝えた都民の切実な状況について真剣に聞き取ってくださり、「しっかり持ち帰って共有したい」と答えました。命にかかわる問題です。今年こそは、前進できるよう引き続き求めていきます。

東京都(左の2人)に申し入れる日本共産党都議団
(左3人目から)藤田りょうこ、大山とも子、
とや英津子、原のり子、白石たみおの各都議
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私も訴えました
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by hara-noriko | 2023-05-20 01:20 | 東京都政 | Comments(0)

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