PFAS汚染 水は命にかかわる   

東京のPFAS問題
多くの方が心配している


 東京都内でPFAS(ピーファス=有機フッ素化合物)の問題が大きな課題になっています。水の中にPFASが入っていて、かなりの高い値になっている地域もある。そういうなかで清瀬市や東久留米市でも心配されている方がたくさんいらっしゃると思います。私たち日本共産党都議団は、清瀬・東久留米の市議団とも連携しながら、この問題を議会で取り組んできています。

日本共産党が防衛省などと交渉
米軍横田基地から漏出 政府は知っていて隠していた

 6月29日、笠井亮・宮本徹衆院議員、田村智子・吉良よし子・山添拓参院議員と一緒に、PFASの問題で防衛省、外務省、環境省と交渉しました。そのときに防衛省は、実はこのPFAS、米軍横田基地から漏れ出したものが過去に3件あったということを初めて公式に認めました。その後さらに明らかになったことがあります。防衛省は、横田基地からPFASが漏れ出していることを以前から把握していて、それを隠していたことがわかったのです。私たちは国会議員団とも連携をしながら7月25日、この問題をただすために防衛省と話し合いをしてきています。
 人の命、健康にかかわる問題なのに、米軍が行った横田基地でのPFASの漏出。日本は知っていて、隠していた。本当に重大です。

PFASが含まれた井戸水は水道水には使わない
都はすぐにその措置をとるべきです

 このPFAS、有機フッ素化合物は、いったん体内に取り込まれた場合に、それが外に排出されるまでに大変時間がかかる。体内にとどまる時間が長いために、それで健康被害につながるということが指摘されています。ですから、妊婦さんや子どもたちへの影響を本当に考えていかなければなりません。水道の蛇口をひねって出てくるにも有機フッ素化合物が含まれていますが、この値は低いから大丈夫なんだと水道局はいっています。でも有機フッ素化合物が含まれている地下水については、水道の蛇口の水に使わない、こういう判断をすぐにとるべきだと思っています。

血液などの健康調査と公的支援を
都内の水を直ちに調査すべきです


 さらに、血液などの健康調査を行うときには、その支援を公的に行っていくことが必要です。原因究明をしっかり行うとともに、都内のすべての井戸も含めてきちんと水を調査すべきだ、と都に求めてきました。6月の第2回定例会で行った日本共産党の代表質問のなかで、調査についてはこれまでの計画より前倒しで、すぐに行うと答弁がありました。改めてみなさんと一緒に声をあげながら、「みんなが飲む水、使う水については、安全な水を」ということで取り組みをつよめていきたいと思います。

心配な多摩地域のPFAS汚染
都は率先して安全対策、調査を


 いま国は、環境省のなかで有識者を交えて、この基準を設定するための検討を行っています。多摩地域のPFAS汚染が心配ですので、東京都は率先して、安全対策、調査、そして健康被害対策への支援を行うように、引き続き求めていきたいと思います。

PFASの問題も駅前で訴えています
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市民の方から声をかけていただいて
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by hara-noriko | 2023-08-04 23:05 | 東京都政 | Comments(0)

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