広がるコロナ感染 対策を急げ   

毎週土曜日の定例宣伝
宮本徹衆院議員、北村りゅうた市議と一緒に

 毎週土曜日の定例宣伝を東久留米駅前でおこないました。宮本徹衆院議員、北村りゅうた市議会議員も参加して、それぞれ訴えました。新型コロナウイルスの感染が広がっているため、私は対策の強化を求める訴えをしました。その大要を紹介します。

5類になってコロナの状況が見えにくい
インフルエンザも同時流行

 コロナの状況が深刻化しています。毎週木曜日に東京都はモニタリング分析の結果を公表しています。コロナが5類になってから、コロナの状況がなかなか見えない状態が続いていて、「本当に大丈夫なのか」と不安をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。実際、周りにはコロナに感染している方が非常に増えている。インフルエンザも同時に流行しているなかで、全国を見ても2学期が始まったばかりなのに学級閉鎖がおきていることも報告されています。

心配のことがあれば
ぜひ声をかけてください


 コロナについてご心配のことがあれば、ぜひ声をかけてください。一緒に解決していきたいと思っています。
 日本共産党北多摩北部地区委員会 042(391)4139 午前10時から午後6時までオープンしています。

都のモニタリング分析 どの年代も感染者が増加
「医療逼迫」の声も

 東京都のモニタリング分析には、感染者はどの年代も増加していると書かれていました。とくに重症化リスクの高い高齢者のみなさんなどの感染拡大が心配される、警戒しなければならないと書かれました、
 つい2週間くらい前までは、増加傾向にあるというような表現でしたけれども、いまは警戒しなければならないということに変わっています。
 救急の状況も深刻になっている。入院の状況も同じです。医療がひっ迫していく危険性が指摘されています。
 23区のある医師会の会長さんは、これを医療逼迫といわなくてなんというのか、といまの段階でも警告を発しています。

9月でさまざまな対策が終わる
共産党都議団が都知事に緊急申し入れ

 5類に移行したあと、9月まででさまざまな対策が終わってしまいます。私たち日本共産党は、対策の継続を求めるとともに、以前のように心配なことがあったら無料のPCR検査が受けられようにしなければならないと思っています。9月5日には都知事あてに「コロナ感染拡大の第9波への対応についての緊急申し入れ」をおこないました。8点にわたって対策の強化を求めています。
 (1)新型コロナウイルスの感染拡大の状況や医療現場の実態などについて、科学的で正確な情報発信を積極的に行うこと。
 (2)医療機関への支援金をはじめとした、感染拡大時に実施することになっている事業を直ちに実施すること。
 (3)月末までとされている病床確保料の補助とコロナの治療薬と入院費用の公費負担を10月以降も縮小せず実施するよう国に求めること。国が実施しない場合でも、都として実施すること。
 (4)重度の障害者など、入院先の確保が難しい患者は、都立病院で最大限受け入れること。
 (5)保険診療で検査を受ける際の患者負担分の公費負担と、感染不安のある方への無料のPCR検査を再開すること。
 (6)コロナ後遺症の理解促進や、相談・治療体制の強化、生活支援・経済的支援を抜本的に強化すること。
 (7)高齢者・妊婦支援型宿泊療養施設を10月以降も継続すること。
 (8)クラスターの発生による介護事業所の減収に対する財政支援を行うこと。

重度障害者のお母さん
「入院できなくて本当に困った」


 日本共産党都議団はいま、福祉・医療の関係者をはじめ、さまざまな立場の方からご意見をうかがっています。
 先日は、重度障害者のお母さん方の懇談会に出席して、コロナが5類になって以降の状況をお聞きしました。医療的ケアが必要な30代の息子さんが「入院できなくて本当に困った」というお話をしていました。コロナになって肺炎になった。いつも行っているかかりつけの病院では、「コロナ対応ができないから」ということで、他の病院を探してくれたそうです。「だったら都立病院機構の病院に相談してみよう」ということで、小児総合医療センター(府中市)や、多摩総合医療センター(府中市)などに連絡したけれども、どこもいっぱいで受け入れてもらえなかったそうです。重度の障害児(者)が受け入れてもらえる病院が少ない、都立病院にも断られたらもう行くところがないということで、必死で探してくれて、ようやく多摩地域の民間病院が受け入れてくれた。そこで、重度の障害者への対応に病院が苦労されて、誤嚥性肺炎を起こしてしまって入院が長期間になってしまった。さらに、ずっと寝かされた状態で寝返りも打てなかったため、顔の半分がただれてしまった。そういう状況をお母さんが話してくれました。さらに、「大変でした、こういう子は」といわれたと…。「受け入れてくれて本当にありがたかったけれども、障害特性を踏まえた対応をしてもらえなかったことで胸が痛い。家に帰ってきて一生懸命ケアしています」ということでした。

重症化リスクの高い人たち
都立病院機構の病院で受け止めることが必要


 共産党都議団の申し入れの中でも、重度の障害者をはじめ重症化リスクの高い方たちは、都立病院機構の病院でしっかりと受け止めるように求めています。
 そもそも、都立病院を独立行政法人化するときに、東京都は、障害者や高齢者の医療など、行政的医療は後退させないと約束したはずです。それなのに、重度の障害者が入院しなければならない事態になっても入院できない事態が起きていることを改めて実感しました。 こうした事態を改善していくためにも、今月開かれる都議会第3回定例会の本会議や常任委員会、コロナ対策特別委員会で改善を求めていきたいと思います。

コロナは侮れない
後遺症で苦しんでいる方がたくさんいらっしゃる

 コロナは侮れない。ここを私はいま、いわなければならないと思っています。
 いま、後遺症で苦しんでいる方々が私の周りにもたくさんいらっしゃいます。子どもたちも苦しんでいます。「コロナは風邪程度だからちょっと寝ていれば治るのではないかと思っていたけれども、そんなことはなかった」という声もたくさん寄せられています。

都立病院機構の病院
後遺症の相談窓口を開設


 都立病院機構の病院では、後遺症の相談窓口を開設しています。この近くでは、多摩北部医療センター(東村山市青葉町 042-306-3161 午前9時から11時)も窓口を開設しています。適切な医療が受けられるように、ご心配なことがあったら遠慮なく相談いただきたいと思います。

暮らしを守るため
共産党は国会議員団、都議団、市議団が連携

 コロナ禍をのりこえ、また物価高騰もたいへんな事態ですので、暮らしを守っていくために、私たち日本共産党は国会議員団、都議会議員団、市議会議員団が連携して対策をしっかりと求めていきたいと思います。

駅前でコロナ対策の強化を訴えました。
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宮本徹衆院議員(中央)と一緒に
左は北村りゅうた東久留米市議
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by hara-noriko | 2023-09-11 10:17 | 東京都政 | Comments(0)

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