都議会第3回定例会が終わりました   

 都議会第3回定例会が10月5日に終わりました。

最終本会議 共産党から藤田りょうこ都議が討論
都立・公社病院独法化 深刻な実態を明らかに


 最終本会議での討論は、日本共産党から藤田りょうこ都議がおこないました。都立・公社病院が独立行政法人化(独法化)されて1年。現在、都立病院が、職員不足で16病棟540床休止されている事態であること。小児総合医療センターでも医師の減少により小児精神が初診の受け入れ制限や病棟休止がおきていること。広尾病院でも医師不足で小児科や外科の救急外来の制限が起きていること。こうしたことを指摘しました。知事は、行政的医療を守るために独法化するといっていましたが、実態は大きく後退し、職員の疲弊が限界であったと病院の事業概要にも書かれている事態であり、都が責任をもって拡充強化すべきだと訴え、胸に迫りました。このほかにも、暮らしを支援する補正予算を出さなかったなど、小池都政の問題点がよくわかります。ぜひ、討論全文をおよみください。また、今定例会全体については、幹事長の終了談話をぜひ、ごらんください。

コロナ特別委員会を閉じることを決定
しかし、コロナは終わっていません


 残念だったのは、コロナ対策特別委員会を閉じることが決定されたこと。しかし、共産・立憲・ミライ・グリーンは反対しました。この事実は重いです。引き続き、コロナは終わっていない、必要な対策強化を、ととりくんでいきます。

シルバーパス改善の条例案を否決
あきらめず、またチャレンジします


 もうひとつ残念だったのは、私たち日本共産党都議団が提案した、シルバーパスを改善する条例案が否決されたことです。しかし、ネット・グリーンが賛成してくださったことは、うれしかったです。世論を広げ、あきらめずにまたチャレンジします。

私の所属委員会が変わりました
総務委員会から厚生委員会へ


 任期折り返しということで、議長・副議長選挙が行われました。新議長は、宇田川聡史議員(自民)、副議長は増子ひろき議員(都ファ)。第1会派、第2会派から選出されました。共産党も賛成しています。
 そして、常任委員会も新たな後半2年のスタートです。私は、1期目の4年間と2期目前半の2年間、計6年間、総務委員会に所属してきましたが、10月からは、厚生委員会所属になりました。共産党からは、里吉ゆみ都議と私です。新たな気持ちで、がんばります!

神宮外苑の再開発をとめる議員連盟が発足
都議会議員の3分の1 6会派40人

 さて、閉会後、うれしいことが。「神宮外苑再開発をとめ、自然と歴史・文化を守る東京都議会議員連盟」が昨日、6会派40人で発足しました。都議会議員の3分の1になります。きょう(10月5日)、記者会見が行われました。私も参加しました。研究者や市民の方も多数駆けつけ、大変な盛り上がりに! また改めて報告しますが、英スピ議連に続き、一致点を大事にしながら外苑議連も発足できたことは大きなことです。6会派とは、共産・立憲・ミライ・ネット・グリーン・自由です。
 会長は、田の上いくこ議員(ミライ)。副会長は、岩永やす代議員(ネット)、上田令子議員(自由)、漢人あきこ議員(グリーン)、須山たかし議員(立憲)、原田あきら議員(共産)。事務局長は、尾崎あや子議員(共産)。事務局次長は、中田たかし議員(立憲)、もり愛議員(ミライ)。
 
力をあわせて、神宮外苑再開発をとめよう。明治神宮外苑再開発に反対しているロッシェル・カップさんがおっしゃったように、「樹木も、民主主義も守ろう」!

外苑議連の発足会見で発言する田の上いくこ会長(中央)
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発言する日本イコモスの石川幹子理事
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発言するロッシェル・カップさん
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外苑議連発足のバナー広告
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by hara-noriko | 2023-10-05 23:13 | 都議会 | Comments(0)

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