みんなで都政を変えましょう   

東京・清瀬市で「国政・都政・市政報告会」
私も報告しました


 東京・清瀬市で、日本共産党の「国政・都政・市政報告会」が開かれました(1月28日)。午前中の開催にもかかわらず、たくさんの方がいらしてくださり、本当にうれしかったです。国政報告を宮本徹衆院議員が、都政報告を原のり子が、市政報告を原田ひろみ市議団長がそれぞれ行いました。最初に、三角真弓さんの平和を思う素敵な歌声にうっとり。いつも路上で直接みなさんに歌を届けている、という三角さんの歌は胸に染み入ります。茂木龍彦さんのギター伴奏も素敵でした。阿部後援会長のあいさつのあと、3人の報告。国政・都政・市政連携でとりくんでいることを感じていただけていたらうれしいです。
 以下は、私の都政報告です。

【私の都政報告】

能登半島地震
派遣された都の職員が「マスクを送って」と


 みなさんこんにちは。紹介していただきました都議会議員の原のり子です。今年1年もどうぞよろしくお願いいたします。
 まず、なんといっても、元日に発生した能登半島地震、たくさんの方の命が奪われていることに、改めて心から哀悼の気持ちを表明したいと思います。同時に、いまなお不自由な暮らしを強いられている被災されたみなさんに、お見舞いを申し上げたいと思います。 東京都も職員を現地に派遣しているわけですけれども、1つうれしかったのは、その派遣された公務員の職員が、その状況を都庁にも詳しく報告していることです。感染症が広がっている、これは心配だ、ということで、まずマスクをたくさん送ってくれないか、という連絡がきたそうなんですね。もちろん、障害のある方とか、いろんな方いらっしゃるんで、マスクができる人、できない人、それぞれあるんだけれども、とにかくいま準備が足りないので送ってきてくれないか、と。そういう話を聞きました。

災害が起きたときの公務員の大きな役割
これ以上公務員を減らすわけにはいかない


 どこの自治体でも、東京都もそうですけれども、公務員を増やさない、減らしていく方向になっていますけれども、こういう災害が起きたときに、公務員の職員が現地で行ってちゃんと伝えてくれる、そういう役割を果たすという点では、公務員をこれ以上減らすわけにいかないな、ということも改めて感じた年明けになりました。

生活支援、心のケア
3月の都議会でしっかり議論したい


 能登半島の地震被害。生活の支援、心のケアも含めて、これからが大事ですので、東京都でも精いっぱいできることをやっていかなければいけないと、私たち3月の議会でもしっかり議論していきたいと思います。

学校プール廃止の問題を本会議で質問
共産党都議団が調査して


 原田ひろみ市議団長から防災計画、地域防災の見直しも含めてお話がありました。本当に大事だなと思って聞いたところです。原田さんからお話にあった、学校プールの廃止問題について、私も昨年9月の本会議一般質問で取り上げました。10年くらいの間に、全国でも学校統廃合はすすむし、統廃合とは別にプールがどんどん廃止されているんですね。学校の先生たちの調査によると、10年間で2000ぐらい学校プールが廃止されているという全国的な傾向が示されていました。都内でも、学校プールの廃止を検討したり、清瀬のようにすすめているところもあって、共産党都議団で調査をかけて、そのことを質問したわけです。

学校プール 災害時の役割
能登半島地震でも学校プールの水が活用されている

 このときは、子どもたちの教育にとってどうか、ということを中心に質問したんですが、いまの時点で考えれば、災害時の役割も見直されるべきだと考えています。この問題はひきつづき3月の議会で、市議団とも連携して、取り組んでいきたいと思っています。 能登半島地震でも、やっぱり学校プールの水を活用していることが報道されています。いざというときに学校プールが重要な役割を果たしている。これをぜんぶ廃止していくということは、子どもたちの教育にとってだけではなくて、地域のみなさんにとってどうなのか、ということを都議会の場でも提起したいと思って、準備しているところです。

都の来年度予算案
「稼ぐ東京」をすすめる小池知事


 さて、東京都は、昨年12月26日に予算案の大綱を発表しました。その内容について調査をし、毎日、毎日、ヒアリングをして、都民のみなさんの意見をうかがっているところです。「しんぶん赤旗」に和泉なおみ幹事長の談話が出ましたけれども、今回の予算案についての特徴をそこではお伝えしています。小池都政2期目の最後の予算案になったわけですが、目立つことはやるんだけれども、本当に都民が求めていることをやらないのが小池都政なんですよね。
 経済界ファーストで、都民に冷たい姿勢だというふうに私たちは全体を評価をしています。小池知事になって、「稼ぐ東京」というのがスローガンになっているんですね。そこに貢献する、稼げる都民は応援するというのが小池知事の特徴です。だから、障害者とか高齢者のみなさんとか、そういう方々にお金をなかなか出さないんですね。一方で、少子化対策だといって、子どもにはものすごくお金をかけるような姿勢を示している。こうやって世代間分断を持ち込んでいるのが小池都政の特徴なんです。

どの人にとっても大事な予算をきちんとつける
そういう東京にするために声をあげましょう


 ですから、私は16兆円もの財政力がある東京都なんだから、そういう世代間を分断していくやり方ではなくて、どの人にとっても大事な予算をちゃんとつける、そういう東京都にすべきだ、ということを求めていかなければならないと思っています
 今年は7月7日に都知事選挙がありますので、そこにみなさんの要求をぶつけて、都民の暮らしを大事にする都政にならなければならないと思っているところです。知事のパフォーマンスに惑わされず、また、世代間を分断するようなこの知事のやり方に惑わされないで、どの世代の人もちゃんと応援をされる、そういうことを一緒に要求していくことを、みなさんと一緒にすすめたいと思っています。

給食費の無償化へ都が自治体に半分補助を出すことに
しかし多摩地域では無償化がすすまない


 都政では、都民の運動と議会論戦のなかで前進してきていることもあります。
 その1つが、給食費の無償化です。どの子どもたちも、家庭の環境にかかわらず、安心してお昼ご飯を食べられる。これは当たり前のことであって、もともと憲法では教育費無償化を位置づけているわけですから、きちんとやるべきだということで、私たちもずっと求めてきました。
 今回知事が出しているのは、都立学校については全部無償化という方針です。ですけれども、市立の小中学校については、市が給食費の支援を保護者に行うと決めたら、市町村が負担している分の半分を都が応援しましょう、というのが知事のやり方です。しかし、これだと多摩格差が解消できない。財政力のある23区はすでに無償化していますから、東京都が半分負担します、というのはありがたい。多摩地域の市町村は、無償化に踏み出しているところが少ないので、これだけでは足りないということになります。

野党共同で条例提案
全額都の負担で無償化すべきだ、と


 私たち共産党都議団は野党のみなさんに呼びかけて共同で条例提案出しまして、全額東京都の負担でやるべきだ、と提案しました。東京都は日本一豊かな自治体です。16兆円もの財政力はスウェーデンと同じ規模です。そのくらいは十分できるじゃないか、ということで提案しました。財政を伴う提案に立憲民主党が一緒に賛成するというのは画期的、初めてなんです。そこに踏み出してくれたわけですね。都議会の中での野党共闘がぐっと強まりました。課題によっては共闘できる。
 この条例提案は否決されましたけれども、これが間違いなく後押しになって、知事も給食費無償化への支援を出さざるをえなくなったんですね。これをさらに充実させられるように取り組んでいきたいと思っています。

ケアワーカーのみなさんへの支援が一歩前進
処遇改善へ補助金を都が支出

 運動と論戦のなかで前進したもう1つは、障害福祉、介護福祉の現場で働いている職員のみなさんへの支援です。とてもうれしかったです。知事は本当に後ろ向きで、いい答弁をしたことは1度もないんですね。コロナのなかでも、ケアワーカーのみなさん、介護労働者のみなさん、福祉労働者のみなさんは、障害のある人や高齢者のみなさんをずっと支えてきているわけです。この仕事は休むわけにいかない、命にかかわる分野です。でも知事は、こういう方々に「お礼をいいましょう」などとはいいますけれども、お金は出さないという姿勢だったわけですね。でも、ここにきて、ようやく居住支援手当という形で処遇改善を行うことになりました。勤続年数5年までの方は月2万円を補助する。6年以上の方たちにも1万円を補助することになりました。
 全産業のなかで、介護や福祉の現場で働いている方々の賃金は10万円以上も少ないので、まだまだ不十分なんですけれども、ここに踏み出したというのは画期的です。

都民の方から出されたケアワーカー支援の請願
残念ながら否決されましたが…


 実は、都民の方からも請願が出されていて、厚生委員会で議論しました。そうしたら、共産党以外はみんな請願に反対で、否決されたんですね。これはひどいと思って、私たち共産党都議団は厚生委員会で「意見書を国にあげましょう」「国がケアワーカーの支援をするように求めましょう」と提案しました。国に求めましょうというんだから一致できるじゃないかと思ったら、これもだめだったんです。共産党以外の賛成がなくて、否決されてしまっているんです。

知事が突然、支援を表明
みなさんの運動が大きな後押しに


 こうした状況が続いていたにもかかわらず、ケアワーカーの支援を突然、知事が提案してきたんですね。みなさんがねばり強く動いてくださった、運動を続けてくださったことによって、大きな後押しになった。やっぱり政治は動くときには動くんですね。あきらめない運動というのは絶対に裏切らない。そのことを本当に実感しています。

忘れられない言葉
ケアワーカーの人たちこそ「宝だなって思った」


 私は以前、清瀬で行われた障害者福祉の懇談会のときに、お母さんが語った言葉が忘れられないんです。重度の知的障害をもっている子どもさんがいらして、「何をこの子のために残せるかというふうに考えた」とおっしゃいました。「お金かなあ、でもお金はないなあ。何だろうなあと思ったときに、安心してその子が生きていける、一緒に伴走してくれる介護職員、福祉現場の職員の人たち、この人たちが宝だなって思った」と。「だから、ケアワーカーのみなさんへの支援を本当にやってほしい」と要望されていました。 この話を聞いて、ようやくここでケアワーカーの支援が一歩すすむということは、みなさんの運動の力であり、こうした障害をもった子どもさんを育てているお父さん・お母さんの力だなというふうに思っています。
 これをさらに前にすすめていけるように、宮本徹衆院議員とも連携して前に進めていきたいと思っています。

加齢性難聴の補聴器購入補助
単独のメニューになった


 このほか、予算案の中で前進してきているものがあります。
 その1つが、いま大運動になっている、高齢者のみなさんの加齢性難聴の補聴器購入補助です。いままでは単独の補助のメニューではなかったんですね。「包括補助」というなかに入っていて、「その他」という事業の中で市町村を多少支援するということでやられてきました。でも、これだけ運動が広がっていることが後押しになり、「高齢者の補聴器の補助」ということで、きちんとメニュー化されることになりました。

補助メニューをふさわしい内容に前進させる
多摩格差をなくす取り組みを強めたい


 これとっても重要なんですね。じゃあこのメニュー、これにふさわしい内容にどうやって前進させていくのかっていう議論がいままで以上にやりやすくなります。いまのところ、市が2分の1、東京都が2分の1という補助率なので、多摩地域ではなかなか踏み出せないと思います。実は、23区は全区で補聴器補助を実施することがわかりました。ですから、多摩格差をなくして、多摩でも実施できるように取り組みを強めたいと思います。

東京都医師会の尾﨑会長
補聴器補助は「自民党も共産党もない」


 私たち共産党都議団としてもアンケートなどもやらせてもらいましたけれども、市民のみなさんがずっと声をあげてくださったことが大きいです。超党派で取り組もうということで、都議会でもほかの会派にも呼びかけつつ、シンポジウムをやったときには、東京都医師会の尾﨑治夫会長も参加して、「この問題は自民党も共産党もない」とスピーチしてくださいました。大きく後押ししてくれているわけです。尾﨑先生は循環器、内科の専門の先生なんですけれども、先日、尾﨑会長に会ったとき、こんな話をしてくださいました。
 病院に来た患者さんの元気がない。実はやっぱり聞こえがよくないということが話のなかでわかって、補聴器をつくりなさいということでアドバイスしたそうです。患者さんは専門の先生のところに行って、自分に合う補聴器をつけ、みるみる元気になったんだよ、と教えてくれました。補聴器はつけてすぐなじむわけではなくて、訓練も必要です。その分、本当に手厚い支援が必要だと思いますが、みなさんの運動が少しずつ実ってきています。ぜひ、こうしたとりくみをすすめたいと思います。

すべての障害者の方が情報をちゃんと受け取れるように
条例をつくるために超党派で勉強会


 そしてもう1つ。東京都では、全会派一致で手話言語条例はつくったんですけれども、聞こえない人でも手話がわかる人とわからない人がいます。で、その情報をちゃんと受け取れるようにするということでは、手話言語条例だけでは足りない部分もあります。知的障害の方、精神障害の方も含めて、すべての障害者の方が情報をちゃんと受け取れる、コミュニケーションをとれる、そういう環境をつくっていくために、超党派で勉強会をやっています。都議会の任期中に条例をつくろうということで、自民党から共産党の私たちまで、共産党も大山とも子団長と私が委員になって、その会に参加しています。生活していてこんな困難があるよとか、なかなか役所に行ってもどこの窓口に行っていいかわからないとか、いろんなことがあると思います。そういう一つひとつの声を寄せていただいて、都政の場から変えていきたいと思いますので、お声を聞かせていただきたいと思います。

7月7日が都知事選挙
福祉を大事にする都政に変えていきましょう


 最初にいいましたように、7月7日が都知事選挙です。こういう選挙がある年は、みなさんの要求を実現していく絶好の機会ですので、みなさんと力を合わせてがんばりたい。「何が贅沢かといえば福祉だ」といって、石原都政のときにどんどん福祉を切りました。小池知事は、石原知事みたいないい方はしていないけれども、結局、石原都政のときに切り崩された福祉を取り戻すことは一切していません。それどころか、都立病院については独立行政法人化(独法化)をするという、石原さんでも踏み込めなかったことまでやりました。独法化された小児総合医療センターでは、児童精神科の新規の外来がなかなか受け付けられない、数カ月も待つという状況にもなっているんです。そこには清瀬、梅ヶ丘、そして八王子の3つの小児病院をなくしたことが大きな痛みになっているんですね。そこを本当に取り戻していく。福祉を大事にしていく。そのためにみなさんと力を合わせたいと思います。
 以上で私の報告といたします。ありがとうございました。

たくさんの方に参加していただきました
私も都政について報告しました
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素敵だった三角真弓さん(左)の歌声と
茂木龍彦さんのギター伴奏
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市政について報告する原田ひろみ市議団長
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国政について報告する宮本徹衆院議員
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by hara-noriko | 2024-02-02 00:26 | 東京都政 | Comments(0)

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