障がい者のいまとこれからを語るつどい
2024年 02月 05日
共産党清瀬市議団・東久留米市議団の努力で実現
東京・清瀬市で「障がい者のいまとこれからを語るつどい」が開かれました(1月26日)。主催は、日本共産党の宮本徹事務所と原のり子事務所です。清瀬市議団、東久留米市議団の大変な努力によって実現できた「つどい」でした。穴見れいな市議が司会。手話通訳、UDトーク(音声認識による文字起こし)、ズーム、ユーチューブも両市議団が手配してくれて、運営してくれました。
当日までに、市議団のみなさんや障害福祉関係の党後援会員のみなさんが、障害福祉関係者の方々にアンケートを寄せてもらいながら、参加をよびかけ、発言をお願いしてくれました。
たくさんの方が参加
関係者から切実な声が
たくさんの方が参加してくださり、十数名の方々が切実な声を話してくださいました。
知的障害・精神障害の方々への差別について、特別支援学校への通学の困難、放課後デイサービスの費用が高すぎて利用を抑えなければいけない問題、障害福祉での所得制限はなくしてほしい、相談支援事業の重要性と単価が低すぎる問題、医療的ケアが必要な子どもが通える放デイが足りない、生活介護事業所などの報酬単価が日割りであることの弊害、人材確保が大変・人が足りない、ろう者への支援の充実、グループホームの夜勤が10人に対し1人ではあまりにも大変、働きたいなと思える業界にしたい、余暇支援の拡充を、支援を家族任せにしないで、娘は60歳になったが親はまだ死ねない、競争社会のなかで企業で倒れ障害者福祉の現場で働くようになり救われた、医療費助成の拡充を、など…。
障害や立場の違いを超えて集まって
人権と尊厳を守ることの大事さを共有
みなさんお一人おひとりのお話が本当にすばらしい。障害や立場の違いを超えて集まって、垣根をこえて話してくださり、共感しあえる…。人権と尊厳を守ることの大事さを共有できたことに感動し、胸が熱くなりました。みなさんが話してくださったことそのものが、障害福祉で大事にしなければならないこと。そこから学んでとりくもうと決意を新たにしました。
みなさんの発言を受けて、私も一言あいさつしました。
みなさん、本当にありがとうございました
ぜひ第2弾をやりたいです
きょうはみなさん、本当にありがとうございました。胸がいっぱいで、困ったなと思っています。終了の時間が近いので、感想を一言のべます。みなさんからリクエストもあったので、ぜひ第2弾をやりたいなと思います。そのときには、みなさんからたくさん聞いたお話から学んで、私が都政でこういうことを取り組まなければいけないと思った、というようなこともお話しできればと思います。また、宮本徹衆院議員の国政での取り組みも含めて、みなさんにちゃんとお返しする。たっぷりお話をさせていただく。そういう時間も設けさせていただけたらいいな、と思っています。これからも繰り返しみんなで集まって話し合いができたらうれしいです。
障害当事者、ケア労働者、家族…
幅広い方たちが一堂に会して
きょう、とくによかったなと思うのは、さまざまな障害の方々、またケア労働者の方々、ご家族の方々、そういう方々が一堂に会してくださったことです。精神障害は軽度から重度までいらっしゃる。そういう本当に幅が広いなかで、その人たちがみんな垣根を越えて集まって、それぞれの状況を学び合い、知り合う。そういう機会になったということが本当に素晴らしいなと思います。
障害福祉にかかわる人たちがつくってくれた「つどい」
共産党清瀬市議団、東久留米市議団が努力してくださった
この集まりは、宮本事務所と原事務所の主催となっていますけれども、実際は清瀬と東久留米の両共産党市議団のみなさんが本当にいろいろ努力をしてくださり、またたくさんの障害者施設や、働いてる方々がこの地域にはいますので、その人たちがつくってくれたんですね、こういう場を。「ここに来て学んで、政治を変えたいと思った」というお話もありました。きょうの話を生かして、政治を変えていくために力を尽くす。そういう場になったことを心から感謝いたします。
東京都 ケアワーカーのみなさんへの支援が一歩前進
みなさんのねばり強い努力のたまもの
最後に一言だけ、東京都のことをお話します。ケアワーカーの権利と生活をちゃんと守っていく。障害福祉の分野で働きたいなとみんなが思ってくれるような状況をつくる必要がある。そういう声がたくさんありました。ようやくケアワーカーのみなさんへの支援が、ちょびっとですけど、一歩すすむことになりました。これはみなさんの運動と声があったからです。
私、今年の秋から厚生委員になったのですが、厚生委員会で共産党都議団として意見書を提案したんですね。それは、ケアワーカーの方々への支援を国が行うべきだ、という内容です。みんな賛成してくれるかなと思ったら、賛成してくれなくて、この意見書は通りませんでした。
小池知事は、コロナ禍において、ケアワーカーの方々に感謝の言葉を述べようなどといっていましたが、コロナ禍における特別の手当などの支援はまったくやりませんでした。私たち共産党都議団は、「それはおかしいではないか」と小池知事に何度も質問をして論戦してきました。それでも小池知事は、ケアワーカーの支援については前向きなことをいいませんでした。
でも、そうだけれども、みなさんねばり強く訴えてくださったおかげで、ようやく高齢者や障害者の施設で働いてくださっているケアワーカーの方、勤続年数5年目までの方について1カ月当たり2万円補助を出す、6年目以上働いているみなさんには1万円出しましょう、ということを決めました。少ないけれども月々住宅支援という形で支援をしよう、ということになったんです。
あきらめないみなさんと一緒に
安心して生きられる都政にしたい
だから、やっぱり、変わるときは変わるんです。なので、あきらめないみなさんと一緒に、これからも運動を続けて都政を変えていきたい。今年はチャンスです。7月7日には都知事選挙もありますので。みんなの要求をそこにぶつけて、障害福祉、本当に差別のない、みんなが安心して生きられる都政にしていくために、私も一緒に取り組んでいきたいと思います。きょうは本当にありがとうございました。
左は佐々木あつ子清瀬市議
右から宮本徹衆院議員、原のり子(都議)
by hara-noriko | 2024-02-05 16:39 | 活動日誌 | Comments(0)