文書質問から(3)都立清瀬特別支援学校の仮設校舎について
2024年 03月 28日
都立清瀬特別支援学校の仮設校舎について
昨年12月の都議会第4回定例会で都に出していた文書質問に対して、都から答弁がきました。質問と答弁の全文を3回に分けて紹介します。質問は、(1)新型コロナウイルス感染症対策について(2)障害児の不登校について(3)都立清瀬特別支援学校の仮設校舎について―の3テーマです。3回目は、都立清瀬特別支援学校の仮設校舎についての質問と答弁です。
【原のり子のコメント】
保護者や近隣住民の方も心配していた、門扉の幅の問題は対応される旨の答弁がありました。子どもたちの安全のために、みなさんが声をあげてくださったことが本当に大事でした。また、仮設校舎としての役割がおわったあとの、都有地の活用については、地元市の意見を聞きながら検討する、と述べたことも重要です。
子どもたちが安心して過ごせるように、そして、跡活用についても住民の声を聞くように取り組んでいきたいと思います。
昨年9月から仮設校舎での生活が始まっている
4年間、のびのびと楽しい学校生活が送れるように
(2023年)9月から、仮設校舎での生活が始まっています。4年間、ここで過ごす子どもたちが、安心して、またのびのびと楽しい学校生活が送れるように応援していきたいと思います。
スクールバスの出入口が狭い
「広げるための調整を行っています」
(質問1)
スクールバスの出入口が狭く、校舎門扉にぶつかる事故が起きています。大きな事故につながらないように、門扉の位置を変更する必要があります。改善を求めますがいかがですか。
今後とも、子どもたち、保護者、地域住民の声を聞きながら、安全安心な環境整備をすすめていただけるよう要望いたします。
仮設校舎はプレハブとはいっても、とてもしっかりしたものになっていて、わずか4年間で撤去されるのは惜しいという声もあります。仮設校舎としての役割を終えたあと、地域で活用することは考えられないでしょうか。
(答弁1)
仮設校舎の設置に当たっては、スクールバスが安全に運行できるよう設計していましたが、接触事故を踏まえ、既により安全に運行できるよう出入口を広げるための調整を行っています。
仮設校舎の契約
どのようになっていますか
(質問2)
仮設校舎の契約はどのようになっていますか。
(答弁2)
都立清瀬特別支援学校の仮設校舎は、令和9年度(2027年度)までの賃貸借契約となっており、都教育委員会が賃貸人から仮設校舎を借入れしています。
仮設校舎
耐用年数は?
(質問3)
仮設校舎の建物の耐用年数はどのぐらいですか。
(答弁3)
都立清瀬特別支援学校の仮設校舎は、賃貸借契約により、使用期間を終了した時点で賃貸人に返還し、解体されることになっています。
仮設校舎
地域ニーズの実現のために活用できないか
(質問4)
この地域は、駅や市役所からも離れていて、お店などもなく住民は不便さを抱えています。また、かねてから、特別養護老人ホームなどを設置することを求める声も強い地域です。仮設校舎を地域ニーズの実現のために活用できないか、うかがいます。
(答弁4)
都立清瀬特別支援学校の仮設校舎は、賃貸借契約により、使用期間を終了した時点で賃貸人に返還し、解体されることになっています。
仮設校舎終了後の使い道
決まっているのですか
(質問5)
当該都有地は、仮設校舎の用地としての使用が終了した後の使い道は決まっているのか、うかがいます。
(答弁5)
都営清瀬中里四丁目アパートにおける創出用地の都立清瀬特別支援学校の仮設校舎用地としての活用は、令和9年度(2027年度)に終了予定です。
その後の活用は未定ですが、都有地は都民の貴重な財産であり、地元市の意見等も聞きながら、検討していきます。
【昨年12月の文書質問と都の答弁】
(1)新型コロナウイルス感染症対策について
(2)障害児の不登校について
左は、北村りゅうた東久留米市儀
by hara-noriko | 2024-03-28 21:29 | 東京都政 | Comments(0)