都議会第1回定例会終わる
2024年 04月 03日
しかし、7会派が反対する状況に
都議会第1回定例会が終わりました。任期中最後の小池知事提出の予算案は、自民・都ファ・公明の賛成で可決されましたが、なんと、共産・立憲・ミライ・ネット・グリーン・自由・維新の7会派が反対する状況になりました。賛否はあと18人で逆転します。激震です。
税金の使い方は経済界ファースト
矛盾広げる小池都政
もともとは、古い都政を変える、情報公開は1丁目1番地といっていた小池知事でしたが、まともに答弁にも立たず、自席から議員にヤジを飛ばす…。また、石原都政以来、切り縮められてきた暮らし・福祉を取り戻す姿勢もない…。多摩格差ゼロは見る影もない…。過去最大の都税収入ですが、税金の使い方は経済界ファースト。小池知事は、話題になることでは積極的にメディアに出て、「やっている感」を出しますが、実際には2期の間に矛盾を広げています。
日本共産党都議団・和泉なおみ幹事長の談話 「第1回定例会を終えて」
子ども医療費、給食費、授業料、ケアワーカー処遇改善
ねばりづよい都民の運動があってこその前進
来年度予算では、子どもの医療費、給食費、高校・都立大などの授業料、ケアワーカーの処遇改善などについて、重要な前進があります。こうした内容について、私たちももちろん賛成であり、これまで運動と結んで論戦し、さらに拡充することを提起しています。 しかし、ふりかえってみると、これまでの議会論戦では、知事は前向きな答弁はほとんどしていません。請願・陳情も不採択になっています。しかし、「本来国がやるべきことだが、国が実施するまでの間実施する」などといいながら知事が予算に入れざるをえなくなったのは、ねばりづよい都民の運動があってこそです。私は、そのことを皆さんと一緒に確信にしたいと思います。
都民のくらしを大事にする人が知事になったら
東京は大きく変わる
そして、もっと都民のくらしを大事にする人が知事になったら、東京は大きく変わるということも実感しています。ぜひ、力をあわせて都政を変えていきたいと思います。
予算特別委員会で質問
内容はあらためて報告します
私は、今回、予算特別委員会(共産党から7人)の委員として一般総括質疑を行いました。今、都政が何を大事にすべきかをすえてとりくみました。また改めて報告します。
議員の発言の削除を求める動議が
あってはならないこと
この予算特別委員会で、議員の発言の削除を求める動議が、都ファ、公明、自民から提出され、可決されるという前代未聞の事態になりました。私は、会派を代表して意見表明を行い、強く抗議しました。違う意見を認めない、自分のとらえ方で人の発言を虚偽と決めつけるというようなことは、あってはならないことです。議員は自らの責任のもとで質問を組み立てとりくんでいます。そこに立ち入って取り消しを求めるというのはありえないです。この問題の本質はなにか、そのこともまた報告したいと思います。
2つのテーマで文書質問を提出
アクティブChojuプロジェクト、黒目川への油流出
議会最終日、2つの項目で文書質問を提出。1つは、知事が施政方針で述べた、アクティブChojuプロジェクトが、本当に高齢者を支援するものになるのか。シルバー人材センターへの支援も述べられたが、具体的にどうすすめるのか。もう1つは、東久留米市を流れる黒目川への頻回の油流出についてです。答弁がくるのはかなり先になりますが、質問趣旨をていねいに伝えていきたいと思います。
by hara-noriko | 2024-04-03 15:43 | 都議会 | Comments(0)