新しい都政へ オール東京で力を合わせたい   

小池知事の所信表明にがくぜん
都民の暮らしを守っていく発言があまりにもなさすぎる


 いま、東京都議会第2回定例会が開かれています。5月29日、小池知事の所信表明演説が行われましたが、私はその内容に改めてがくぜんとしました。「全身全霊、この都政に力を傾けてきた」という話をしていましたけれども、都民の暮らしを本当に守っていく、そういう立場での発言があまりにもなくて、本当に驚きました。

48億円余を使って都庁舎などでプロジェクションマッピング
都庁下では食料支援や医療相談、生活相談が


 大きな話題となっているのが、都庁舎などで行われているプロジェクションマッピングです。2年間だけで48億5000万円もかける。このことは、もうみなさんのなかで大変有名になった話ですが、これだけの税金を投入していいのか、そのことが本当に問われています。しかし小池知事は、大変好評だといって天までもちあげる、そういう状況でした。
 このプロジェクションマッピングが行われている都庁のすぐ下では、毎週土曜日、生活に困窮をされている方々、住まいを失った方々のために、支援ボランティアのみなさんが食料支援や医療相談、生活相談を行っています。先日は過去最高の人数、800人もの人たちが列をつくりました。格差が広がっていることがわかります。こういうところにこそ光を当てるべきではないのか。このことが私たちずっと訴えてきていることです。

都知事選に出馬を表明した蓮舫参院議員
困窮者支援の現場へ 「困っている」の声に向き合う


 都知事選に立候補を表明した立憲民主党の蓮舫参院議員は6月1日の土曜日、支援ボランティアの方々がやっているこの場所に出かけていることが報道されています。まずここを見なければといって、蓮舫議員が直接、この困窮者支援の現場に行っている。本当にこういうところの支援こそ力を入れなければならないと、その場でも話しているということが報道されていました。私は改めて、今度の都知事選挙で知事を変えて、「困っている」というみなさんの声にしっかりと向き合う、そういう都政をつくり出さなければならないと実感しました。みなさんと一緒に、新しい都政をつくっていきたいと思います。

オール東京で力を合わせ
都政を変えましょう


 日本共産党は、この間、都知事選の候補者選定委員会のメンバーの1人として参加して、議論をしてきました。都民と野党のみなさんと共同して、誰を候補者にしたらいいのか、また、どういう政策を持つべきなのか、この議論を積み重ねてきています。そして、実際に候補者になってほしい人に働きかけをおこなっていました。そういうなかで、蓮舫議員が出馬を表明し、選定委員会はすぐに蓮舫さんの擁立を発表しました。蓮舫さんは、私たち日本共産党都議団の控室にもいらしてくださって、そして私たちだけではなくてもちろん立憲民主党や、そして1人会派のみなさんのところにもあいさつに行って、オール東京で力を合わせて、都民に冷たい、弱い立場の人に光が当たらない、こういう都政を変えよう、という話をされていました。みなさん、ご一緒に都政を変えていきましょう。

都政が変われば
暮らしは必ず良くなります


 都政が変われば、市民のみなさんの暮らしは必ず良くなります。なぜなら、東京都の補助金などを使っての事業がたくさんあるからです。とくに、この多摩地域は23区と比べて財政力が弱いということが指摘されています。そういうなかで、広域自治体である東京都が、しっかりと多摩地域に財政支援をすれば、私たちの暮らしがグンと良くなる、このことは明らかです。

補聴器購入補助、学校給食無料化…
多摩地域の自治体支援にお金を使っていく

 補聴器の補助についても、23区では加齢性難聴のみなさんへの補聴器補助、全部の区でスタートしました。残念ながら、東久留米市や清瀬市をはじめ、多摩地域ではまだまだ実現していません。こういうところにお金を使っていく。みなさんの税金をちゃんと振り向けていく。私たちは、蓮舫さんと一緒にそういう都政をつくりたいと思っています。
 東京都が変われば大きく変わる、そのことの1つに、学校給食の無償化があります。23区のすべてで学校給食は無償化されました。でも、多摩地域では財政力の違いのために踏み出せない地域が、東久留米市や清瀬市をはじめ残っています。こういうところにこそ、広域自治体である東京都が支援をすべきです。

「多摩格差ゼロ」の公約を投げ捨てた小池知事
新しい都政へ 立場の違いを超えて力を合わせたい


 この多摩格差がなんで広がってしまったのか。小池知事の責任が非常に大きいということを指摘しなければなりません。小池知事は、8年前には「多摩格差ゼロ」を公約に掲げていました。でもそのあと、もうこの公約は投げ捨ててしまった。今では多摩格差ゼロ、多摩格差解消ということは一言もいわなくなってしまっています。ですから、給食費無償化でも、また保健所の設置の問題でも、補聴器の補助でも、こうやって大きな格差を生んでしまっているわけです。私は、改めて、この格差をなくそうという立場に立つ蓮舫議員と一緒に新しい都政に変えていきたい、立場の違いを超えて力を合わせていきたい、と思っています。

駅前で都政報告
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「48億円余の税金を投入していいのか」
疑問の声が上がっているプロジェクションマッピング
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by hara-noriko | 2024-06-04 21:57 | 東京都政 | Comments(0)

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