都政を語る(上)都知事選と都議補選   

 東京都知事選挙がたたかわれています。28日には都議補選が告示されます。日本共産党は、蓮舫知事を実現するために全力をあげています。8つの選挙区で都議補選がたたかわれますが、共産党は5つの選挙区で勝利をめざしています。小池都政の問題点、蓮舫知事候補の政策、共産党の政策などを紹介しながら、都政を一緒に考えたいと思います。

蓮舫さんを都知事に
都議補選 共産党5つの選挙区で全力


 いまたたかわれている東京都知事選挙は、日本の政治の行方、都民の命と暮らしがかかった選挙です。自民党政治を終わらせて、国民の声を聞く。希望のもてる新しい政治を東京からきりひらく絶好の機会です。都知事選挙と同時に、都議補選(6月28日告示)で新しい知事を支える強力な都議会をつくっていくことも必要です。都知事選、都議補選とも7月7日が投開票です。
 ■都知事候補=市民と野党が共同で推す蓮舫(れんほう)候補
 ■都議補欠選挙の共産党予定候補・支援予定候補
   中野区=長沢和彦さん
   江東区=大つきかおりさん
   板橋区=竹内愛さん
   北 区=せいの恵子さん
   府中市=甲田直己さん(支援)

政治の大きな変化を受けて蓮舫さんが決意
新しい知事を誕生させましょう


 都知事候補の蓮舫さんは、市民と野党の共同で擁立されたすばらしい候補者です。野党と市民の代表のみなさんで候補者選定委員会をねばりづよくやってきて、そのときに蓮舫さんの名前もあがっていて働きかけを続けてきていたことは、みなさんご存知の通りです。
 4月28日におこなわれた3つの衆院補欠選挙(東京15区、島根1区、長崎3区)で自民党は議席を失い、立憲民主党の方が当選しました。東京15区は市民と野党の共同候補でした。島根1区と長崎3区は共産党が自主支援しました。5月26日に投開票された目黒区の都議補欠選挙で小池百合子知事は自民党の都議候補を応援しましたが、落選しました。
 大きな変化が生まれているなかで、「自分がやらなければ」と決意をしてくれたのが蓮舫さんです。選定委員会と同時に政策を練り上げる委員会もあって、そこでの意見も蓮舫さんには届いていて、それが今回の公約「7つの約束」に生かされています。
 こういう候補者を得た私たちは、運動をさらに大きく進めて、新しい都知事を誕生させたいと思っています。

自民党政治を終わらせるスタートに
小池知事は自民党丸抱え


 こんどの都知事選挙、都議補欠選挙の結果が、自民党政治を終わりにさせるスタートになるようにしたいと思います。
 小池知事は、8年前は自民党と決別するようなことをいいながら当選しましたが、いまでは、自民党に頼る・頼られる関係なんですね。自民党は東京都蓮だけでなく、岸田首相が「必要な支援を党としてもしていきたい」という自民党丸抱えの事態になっています。こういう知事には、みんなでレッドカードを突きつけましょう。

都議会での変化
小池予算案に7会派42人が反対


 小池知事は、本当に追い込まれています。任期中、最後の予算案に賛成したのは自民党、公明党、都民ファーストだけでした。共産党、立憲民主党など7会派42人が反対しました。3分の1超が反対したんです。
 小池さんが知事になったばかりのときの予算案は、私たち共産党を含めて賛成しています。なぜかというと、保育園の待機児を解消していくために保育園をつくることを約束したり、「築地は守る」とも約束したんです。そんなときもあったのですが、どんどん後退していって、いまでは立憲民主党も賛成できないところまできて、今回初めて予算案に反対しました。野党は42人が反対する事態になったわけです。

「財界ファースト」の小池知事
プロジェクションマッピングに見るその実態

 16兆円もの財政力があり、日本一豊かな自治体が東京都です。この16兆円というのはスウェーデンと同じだけの力です。国家と同じ規模の財政力があるわけです。これをもっと都民のために使うことができるではないか、ということを共産党を含めて野党が追及している点です。
 小池都政が何をやってきたかというと、「財界ファースト」の政治をすすめています。都庁などを照らすプロジェクションマッピングは有名になったのでご存知だと思います。2年間で48億5000万円を超える税金が投入されることになっています。小池知事は「大好評だ」といってまったく反省していません。プロジェクションマッピングがやられている都庁舎のすぐ下で、毎週土曜日、困窮者を支援する活動がやられているのですが、「支援の現場に行ったことがあるのか」と質問しても、答弁しません。心を寄せる気持ちがない

五輪談合で入札指名停止の電通
その子会社がプロジェクションマッピング請け負う

 都庁舎にプロジェクションマッピングを映し出している部分を請け負っているのが、電通が100%出資している「電通ライブ」という子会社なんです。電通は五輪談合で公判中で、都は指名停止(競争入札に参加できない)にしています。それなのに子会社を都が選定している。大問題です。小池知事は、国会議員のときに電通から献金をもらっていますが、それも反省していないということですね。

まず困窮者支援の現場を視察した蓮舫さん
「ボトムアップの都政をつくる」と

 蓮舫さんはどうか。都知事選への出馬を表明して、まずどこに行ったかというと、都庁舎の下でおこなわれている困窮者支援の現場です。みなさんからお話を聞いて、プロジェクションマッピングを見直して、福祉を充実していく考えを表明しています。プロジェクションマッピングの見直しをいったことは非常に大きいことで、そこからみんなで議論することが大事になっていると思います。蓮舫さんは「ボトムアップの都政をつくる」といっていますから。

神宮外苑再開発を見直す蓮舫さん
質問されても答弁に立たない小池知事

 もう1つは、神宮外苑の再開発の問題です。小池知事は、都議会ではいっさい答弁に立ちません。自席からヤジを飛ばしているんです。ひどい話です。「現場に行ったことがありますか」と質問されても答弁に立たないで、自席で「何度も行ってるわよ」というんです。野党は「だったら答弁席でちゃんといってください」と追及するけれども、答弁席には立ちません。
 先日、都知事候補4人の記者会見で蓮舫さんが「立ち止まって見直す」「争点にします」といったら、小池さんは「争点になりません」とごまかしていました。蓮舫さんと小池さんの立場の違いは鮮明なんですね。神宮外苑再開発の中心に三井不動産がいます。

都民の運動が都政を動かしている
反対者ゼロになった障害者福祉手当の拡充を求める陳情

 小池都政は、石原都政以来削られてきた福祉や暮らしの予算を取り戻す姿勢がない、むしろ悪化させていることも大きな特徴です。
 都立病院を独立行政法人化してしまって、東京都直営の病院をなくしてしまいました。ここまではさすがの石原都知事もできませんでした。
 でも、都民の運動が都政を動かしているんです。障害者福祉手当の拡充を求める陳情が都議会に出されました。何度も出されているんですが、採択されたことはなく、いつも共産党以外は反対で不採択になってきました。でも、6月の都議会では全会一致で継続審査になったんです。反対者は出ませんでした。
 障害者福祉手当は月1万5500円です。28年間、1円も引き上げられていません。物価がこんなに大変で、消費税も上がったり、障害者の方々の年金もよくなっていないのに、手当てが引き上げられてない。「小池都政8年間で引き上げを検討したか」と質問したら、検討していないんです。

障害者福祉手当の拡充・障害者の医療費助成の改善
2つの陳情が継続審査に これを実現できる都政を


 障害者福祉手当は、障害者手帳を持っている7人に1人しか受けられていません。陳情は、これをぜひ改善してほしい、という内容でした。野党が協力しながらがんばって、1人も反対者を出さない継続審査にすることができました。
 障害者の医療費助成の改善を求める陳情も継続審査になっています。継続審査の期限は、1年後にある都議会議員選挙までです。まずは都知事選挙で蓮舫さんを知事に押し上げて、継続審査になっている内容が実現できるような流れをつくりたいと思います。
 削られてきている福祉や暮らしの分野でも、都民のがんばりがあって、これに応える人が知事になったら東京は大きく変わると思います。

国保税の引き下げ、シルバーパスの改善、補聴器購入助成
その気になればすぐにできる


 共産党の予算組み替え案は、わずか3.8%の組み替えで121項目の切実な都民要望を実現することができる内容です。議会では否決されていますが、必ず今後に生きると思っています。
 共産党都議団の和泉なおみ幹事長の「2024年第2回定例会を終えて」という談話があります。このなかで、さらに具体的にのべています。たとえば国保税について、都が区市町村に900億円の財政支援をすれば、国保税を1人当たり3万円引き下げた上で、子どもの均等割保険税を無料にできると試算しています。また、75歳以上の低所得者の医療費無料化は491億円でできること、シルバーパスをすべて無料にし、多摩都市モノレールや都県境でも使えるようにするには305億円で実現できることも明らかにしています。補聴器購入費助成を都が全額補助して全区市町村が実施し充実するのに必要な予算は102億円です。
 小池都政になって、障害者や高齢者の分野は非常に手薄です。試算をしたことの実現をめざしていきたいと思っています。(つづく)

蓮舫都知事候補の政策を紹介しながら都政報告を続けています
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宇都宮健児弁護士と一緒に訴える蓮舫さん(右)
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力を込めて訴える蓮舫さん
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by hara-noriko | 2024-06-23 23:58 | 選挙 | Comments(0)

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