広がるコロナ感染 最低限やるべき3つの対策
2024年 07月 20日
毎週土曜の定例宣伝で対策を訴えました
梅雨が明け、猛暑が続きます。そんななかでコロナの感染が広がっています。毎週土曜日の定例宣伝で、最低限やるべきコロナ対策を3つ訴えました。その大要を紹介します。定例宣伝は、北村りゅうた・東久留米市議、共産党後援会の方とともにおこないました。
コロナ感染者 10週連続で増加
このままでは医療がまたひっ迫する心配が
新型コロナウイルスの感染者が10週連続で増え続けています。東京都では、入院患者さんが非常に増えています。このままでは医療がまたひっ迫する、と心配されています。感染対策を万全にしていくことによって、お互いの命を守っていく。これが不可欠であるという状況だと思います。コロナ禍が長く続く中、高齢者や障害者の方々などは体力が落ちています。その状態でコロナに感染し、持病が悪化し亡くなられた方々もいらっしゃいます。本当に胸が痛みます。弱い立場におかれた方たちにしわ寄せがいっているのです。コロナは単なる風邪ではないということを改めて共有したいと思います。
私たち日本共産党都議団は、コロナは5類になったからといって今後は流行らないという保障はまったくなく、感染力が落ちているわけでもありません。いままでやってきた東京都の対策は後退させないことが必要だ、と都に求め続けてきました。とくに求めていたのは、最低限やるべきこととして、3つです。
治療薬に対する公費補助を
「3万円といわれて足が震えて、治療薬を断った」
1つは、治療薬に対する公費補助をきちんと行うことです。
コロナにかかったときの治療薬があまりに高くて利用できない。「諦めて家で寝ています」という方がたくさんいらっしゃるんです。これについては、東京都医師会の尾崎治夫会長も先日、記者会見を行って、治療薬への補助を強く求めていらっしゃいました。その通りだと思います。
インフルエンザに感染した、ということになれば治療薬を手にすることができます。でも、コロナについては、あまりに高い。「3万円といわれて足が震えてしまって、もうけっこうですとお医者さんに断りました」という方がたくさんいらっしゃいます。こういうことで命に格差が出ていることは見過ごすわけにいきません。
都の支援を復活して
障害者施設や高齢者施設での定期検査を
2つめは、都の支援を再開して、障害者施設や高齢者施設での定期検査を復活することです。
福祉施設で集団感染が広がっています。いままでは、障害者施設や高齢者施設では、職員の方々の定期的な検査が行われていました。抗原検査キットも配布されていました。しかし、今年の4月以降、東京都はこれをいっさいやめてしまいました。これまでは、毎週1回のPCR検査を行いながら、心配な状況があればすぐに抗原検査を行いながら、利用者の方々に感染を広げないように努力が続けられてきました。でも、その仕組みを都がなくしてしまった。
ある障害者施設からは、「抗原検査キットを蓄えてきたけれども、もうなくなりそうだ」という話もありました。都が支援を継続して、定期的な検査を施設が行えるようにして、感染した人が出たら治療ができる仕組みをつくってこそ、感染を広げないようにすることができるのだと思います。
障害者施設や高齢者施設で働く人たちの定期的検査をすぐに復活させるようにする。希望する施設には抗原検査キットも配布する。こうした仕組みをすぐにつくるように改めて求めていきたいと思っています。
東京都がやめてしまった
後遺症相談窓口の復活
最低限やるべきコロナ対策の3つめは、後遺症相談窓口の復活です。
後遺症相談窓口は、都立病院で実施していました。これも4月にすべて廃止してしまったのが小池都政です。コロナ後遺症は本当に深刻です。若い人たちでも、「感染したときは軽かったけれども、後遺症で苦しんでいる」という方がたくさんいらっしゃいます。「仕事に行けなくなった」「学校に行けなくなった」。こういう声がたくさん寄せられています。
だけれども、後遺症相談窓口をやめてしまった。東京都のやりかたはまちがっていると思います。改めて日本共産党都議団は、来週にもすぐに知事に申し入れも行って、コロナ対策を緊急に実施するように求めていきたいと思います。
お互いの命を守るために
可能な方はマスク着用も必要に
猛暑のなか、感染が広がっています。混雑をしている場所や至近距離で長い間話をしなければならないとき、換気がわるい場所にたくさんの人数でいなければならないときなどは、可能な方はマスクを着用することも、お互いの命を守るために必要な状況だと思います。厚労省や東京都も推奨しています。
コロナ対策をしっかり取り組んで、これ以上感染が広がらないように、子どもたちが安心して夏休みがおくれるように、取り組みを強めていきたいと思っています。
by hara-noriko | 2024-07-20 23:30 | 東京都政 | Comments(0)