共産党都議団が都に2つの緊急申し入れ   

日本共産党都議団が都に緊急の申し入れ
物価高からくらしを守る 最低賃金の大幅引き上げ


 8月1日、共産党都議団は、ふたつの緊急申し入れを行いました。ひとつは、「物価高騰から都民のくらしを守るための緊急申し入れ」。もうひとつは、「最低賃金の大幅引き上げの実現に関する申し入れ」です。要望項目は全部で20項目になります。それぞれ、白石たみお都議、藤田りょうこ都議が説明し、各都議からもそれぞれ発言して、対応を求めました。中村倫治副知事は、「関係各所にしっかりと伝えます」「国もいろいろと検討をしているので、そちらも注視したい」と話しました。

物価高騰対策 私は3点について発言
LPガス価格高騰緊急対策事業の復活を


 私は、物価高騰対策に関し、3点発言し、対応を求めました。
 「家庭等に対するLPガス価格高騰緊急対策事業」を復活させること。
 これは、3月末まで実施されていました。国が対策をとらないもとで、都が補完していた事業です。国は、8月から10月末までの電気やガス料金の補助を決めましたが、今回もLPガスは対象になっていません。生活保護世帯の方から、「料金が高いので、お風呂に入る回数を減らしている」「1回、お湯をわかして湯舟に入ったらすごくお金がかかることがわかり、それ以来湯舟には入らないことにしている」「3月までは都の支援があって一息つけた。復活してほしい」と悲痛な声が寄せられたことを紹介し、実施の必要性を訴えました。

子ども食堂への緊急支援を実施すること
東京都の支援を強く求める


 子ども食堂への緊急支援を実施すること。
 これまでは、都として子ども食堂の配食・宅食サービスを実施していることについても、全額補助していたが、今年度からは都と区市町村で2分の1ずつということになりました。そのため、自治体によっては、支援できないと話しているところもあることがわかりました。今、コロナ11波でもあり、また、さまざまな事情からみんなと一緒に食事をすることが困難な家庭や子どもにとって、配食・宅食サービスの継続は不可欠です。東京都の支援を強く求めました。

「畜産経営緊急支援事業」の復活
牛舎などの暑さ対策への補助の実施


★飼料代の高騰対策として実施されていた「畜産経営緊急支援事業」の復活と、牛舎等の暑さ対策への補助の実施。
 おととし、一度実施された緊急支援は、全国的にも水準が高く、畜産農家からは本当に助かったと声があがりました。しかし、それ以降、畜産経営はもっと厳しくなっているなかで十分な支援がなく、今こそ支援をしてほしい、と声が寄せられています。さらに、そこへ追い打ちをかけているのが酷暑です。牛舎等を涼しくするにも、電気代が大変な状況。お乳の出が悪くなった。牛が熱中症にかかり死んでしまった。など胸の痛む深刻な状況です。命を守り、東京牛乳、東京ビーフという東京ブランドの継続のために緊急支援を求めました。

緊急に補正予算を組んで
都として必要な再作を打つべきです


 その他の課題もあわせ、東京都が緊急に補正予算を組んで、必要な対策をとるよう引き続き求めていきます。


中村倫治副知事(中央)に申入書を手渡す共産党都議団
(左から)尾崎あや子、池川友一、米倉春奈、
アオヤギ有希子、藤田りょうこ、白石たみお、(副知事)、
原のり子、福手ゆう子、とや英津子、和泉なおみの各都議
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物価高騰対策で3点について発言しました
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by hara-noriko | 2024-08-05 21:26 | 東京都政 | Comments(0)

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