東京都が補正予算 都民の声が前進つくる   

プロパンガス支援、給食費無償化支援
都民の声で補正予算案に盛り込まれる


 東京都は、まもなく始まる都議会第3回定例会に補正予算案を提出することを明らかにしました。私は街頭演説で、プロパンガス支援、給食費無償化支援の前進面に絞って報告しました。都民の声が都政を動かしています。

プロパンガス利用者 「お風呂の回数を減らしている」
3月まで都の支援があったのに

 物価高騰が本当に大変で、地域の方からさまざまなお声をいただいています。ある方は、「生活保護で生活しているけれども、プロパンガスのお金が本当に高いので、お風呂に入る回数を減らしている」と話していました。「お湯を沸かして湯船に入る、こんなことをやったらたちまち料金があがってしまうから、一度もやったことがない」といっていました。「今年の3月までは、プロパンガスを利用している家庭に都の支援があった。それが4月からなくなってしまった。どうにかしてもらえないか」というお問い合わせもありました。

共産党都議団 「支援をただちに」と申し入れ
わずかですが、補正予算案で支援が復活

 私たち日本共産党都議団は、プロパンガスなどを利用しているご家庭への支援、国がやっていないこの支援について、東京都がただちに行うべきだということで、先日、申し入れも行いました。
 もうすぐ開かれる都議会第3会定例会には、補正予算案が出される予定です。物価高騰対策として、プロパンガスを利用しているご家庭への支援が復活をすることになりました。金額的には6カ月で3000円ですから本当にわずかですけれども、支援が復活できたことは大変よかったと思います。
 このように、地域のみなさんの声が都政を動かしています。私たち日本共産党都議団は、市政、都政、国政と結んで、みなさんの声を直接議会に届けていく活動をさらに強めて、物価高騰対策もこれにとどまらず、もっと支援が行われるようにしっかり求めていきたいと思います。

給食費無償化についても都が支援
3学期の3カ月間、市町村総合交付金で


 補正予算案では、給食費無償化についても東京都が支援を強めることが発表されました。その金額は、市町村総合交付金で17億円です。3学期の1月、2月、3月の分になります。3カ月の間、給食費無償化に取り組む自治体を支援をする、すべての区市町村が給食費無償化に取り組んだとすれば、東京都が市町村総合交付金で支援し、市町村の負担を軽減する、という内容です。

すべての区市町村で給食費無償化がすすむ方向が
多摩地域の市町村総合交付金を増額をする判断は重要


 給食費無償化の支援はわずか3カ月間です。しかも、いま2学期なのになぜ3学期からなのか、ということが本当に疑問ではありますけれども、ようやくすべての区市町村で給食費無償化がすすむように、とりわけ多摩地域の市町村総合交付金を増額をするという判断をしたことは、重要な一歩だと思います。

東久留米市、清瀬市でも
給食費無償化がスタートへ


 東久留米市議会では、「学校給食費の無償化を求める請願」が総務文教委員会で審議され、市長が3学期分の無償化を実施する、と明言しました。共産党は請願に賛成しましたが、不採択となっています。
 東久留米の地域では、市民の方々がねばり強く運動を続け、何度も何度も請願を出し、さらに共産党市議団が繰り返し給食費無償化の問題を取り上げ、私たち共産党都議団、そして宮本徹衆院議員もこの問題を直接国にも交渉してきたことで、ようやく一歩すすむということになりました。
 清瀬市でも、給食費無償化をスタートさせるという方向での市長の答弁があったと聞いています。この東京都の判断が後押しになって、すべての区市町村で給食費無償化になるように、さらに支援を強化していく、その立場で私も取り組んでいきたいと思います。わずか3カ月の予算になっていますので、これが来年度以降もしっかりと継続するように求めていきたいと思います。

駅前で都政報告
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by hara-noriko | 2024-09-12 14:38 | 東京都政 | Comments(0)

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