決算特別委員会報告(上)
2024年 11月 02日
分科会の質疑が終わる
都議会決算特別委員会での分科会質疑が終わりました。私の質問内容をかいつまんでお知らせします。上下2回の連載です。
視覚障害者の雇用支援を求める
資格を活かして働ける大事な場がなくなっている
東京都は長い間、視覚障害のあるあんまマッサージ師の雇用を支援していました。が、今は、新たに採用しても支援はおこなわない、となっています。そのため、1999年には136人だったのに、14人にまで激減しています。視覚障害の方が、資格を活かして働ける大事な場がなくなっている現状を改善することを求めて質問しました。実際に、生きいきと仕事をしている視覚障害者の方にもお会いしお話を聞いてきました。障害者雇用の拡大のために引き続きとりくみます。
都民を受け入れる都外の障害児入所施設
ここへの補助を平等に!
都内の医療型障害児入所施設には1170人入所していますが、足りないため、都外の入所施設で123人を受け入れてもらっています。それでも、待機者は445人もいます。しかし、東京都は都内施設を増やす計画もなく、都外施設にも、都の補助をしている施設と、していない施設があるという無責任な状態です。この状態の改善を強く求めています。この質問は今回2回目。さらに3回目の質問を準備しています。
※1回目の質問は、こちら からご覧いただけます。
障害者の生活訓練事業所
オンライン支援を!
コロナ禍において、国は障害者通所施設においてオンライン出席でも報酬算定の対象にしました。その後、就労系の事業所は、コロナが5類になってからも、その対応が継続されています。しかし、生活訓練事業所は認められませんでした。ひきこもりの方など、オンライン活用により一歩を踏み出せることも多く、つながりにくい人とつながることこそ大事だと努力している事業所の声を紹介。生活訓練事業所も対象にするよう、国に求めることなどを質問しました。
コロナは終わっていない
次の波に備えた対策を今こそ!
コロナは終わっていません。後遺症相談窓口をなくしてしまった東京都の姿勢を見直すことや、マスク着用などの基本的な感染防止対策の有効性を確認。次の感染の波を、何も対策もせずに迎えることのないよう強く求めました。
都立病院での行政的医療充実を
依存症への対応強化も求める
独立行政法人化(独法化)された都立病院ですが、使命である行政的医療を充実させることを求めて質問。今、大きな問題になっている、子ども・若者のギャンブル依存症(とくにオンラインカジノなど)などについても、対応強化を求めました。
※生活文化スポーツ局、教育庁での質疑については、次回でお知らせします。
【都議会の今後の予定】
<11月>
20(水) 決算特別委員会 全局質疑
26(火) 決算特別委員会 意見開陳
27(水) 厚生委員会 事務事業質疑(福祉局)
28(木) 厚生委員会 事務事業質疑・陳情審査
(保健医療局)
29(金) 厚生委員会 請願・陳情審査(福祉局)
<12月>
3(火) 第4回定例会 本会議
4(水) 決算特別委員会 表決
10(火) 本会議 代表質問
11(水) 本会議 一般質問
13(金) 厚生委員会 議案審査
16(月) 厚生委員会 決定
18(水) 本会議 討論・採決
by hara-noriko | 2024-11-02 12:32 | 都議選 | Comments(0)