私の文書質問 ホームドアの整備促進について
2025年 01月 14日
文書質問と答弁を紹介 ホームドアの整備促進について
2024年都議会第3回定例会で都に出していた文書質問と答弁を一問一答形式で紹介します。テーマは、「ホームドアの整備促進について」です。
【原のり子のコメント】
一日も早くホームドアの設置を。私の地元でもかねてからの強い要望です。とくに、視覚障害者の方々からは、「ホームドアもないし、駅員もいないのでとても怖い」と切実な声があがっています。現在、東京都として、ホームドアの整備を加速化するために会議体も設けられました。設置がすすまない駅の特徴なども整理されつつあります。みなさんの切実な声が動かしています。引き続き、ホームドアの整備に向け、取り組みを強めていきます。
以下が質問と答弁です。
ホームからの転落事故は後を絶たない
ホームドア設置の声が強まっている
鉄道駅のホームからの転落事故は後を絶ちません。私の地元の駅でも、転落事故が起きています。清瀬駅、秋津駅、東久留米駅を利用する視覚障害者の方々や市民が、西武鉄道への要請も重ねて行っていますが、なかなか進んできませんでした。しかし、この間、西武鉄道が、乗降客10万人以下の駅でも、ホームの形状や利用者の状況をふまえ、整備を進め始めています。先日は、保谷駅にホームドアが設置されることが公表されました。保谷駅の乗降客数、そして島式ホームという状況も清瀬駅と似ています。ぜひ、沿線の駅も対象にしてほしいとの声が強まっています。
カギになるのが都や市の姿勢
どの地域でも一日も早く整備されるように
カギになるのが、都や市の姿勢です。
知事は、ホームドアの整備促進を知事選で追加公約にあげ、今定例会の所信表明でも発言されました。この間、都としてもホームドア整備を促進するために、補助などを実施していますが、さらに加速化するため、8月に鉄道事業者、関係行政機関による「ホームドアの整備加速に関する協議会」を立ち上げました。どの地域でも一日も早く整備されるよう、以下質問します。
都内の転落事故
最近4年間の件数は
(質問1)
知事の所信表明では、「2月に全駅で整備を完了した都営地下鉄では、その後の転落事故は0件です」と述べられました。重要です。「協議会」の資料によると、2022年度の都内の転落事故は、56件となっています。2019(令和元)年度から2022(令和4)年度までの事故件数の推移をお示しください。
(答弁1)
関東運輸局では、令和元年度から令和4年度までの「関東運輸局管内における鉄軌道事故等の発生状況等」を公表しており、都内の「ホームからの転落」及び「ホーム上で接触」を原因とする人身傷害事故は、
令和元(2019)年度は64件
令和2(2020)年度は36件
令和3(2021)年度は19件
令和4(2022)年度は56件
となっています。
ホームドアの整備加速に関する協議会
目的、スケジュール、構成メンバーは
(質問2)
「協議会」(ホームドアの整備加速に関する協議会)の目的、スケジュール、構成メンバーをうかがいます。
(答弁2)
「ホームドアの整備加速に関する協議会」の設置目的は、ホームドアの整備の更なる加速を図るため、官民が一体となって、コスト縮減や工期短縮等につながる工夫を持ち寄り、方策を検討することです。次回は、年内(2024年)を目途に開催する予定です。 委員は鉄道事業者10社局と東京都都市整備局、オブザーバーとして国土交通省が参画しています。
視覚障害者などの意見
「協議会」はどのように聞いていくのか
(質問3)
「協議会」では、視覚障害者など、ホームドアをもっとも必要とする方々のご意見をどのように聞いて行く考えですか。
(答弁3)
都は、「鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方」の策定に当たっては、障害者団体等の意見も聞きながら取りまとめました。協議会は、この優先整備の考え方を踏まえ、ホームドア整備の更なる加速を図る方策を検討していくものです。
補助の仕組みはどうなっているのか
「協議会」で議論する予定か
(質問4)
現在の補助の仕組み、内容、補助割合はどのようになっていますか。より充実させることについて、協議会で議論する予定ですか。
(答弁4)
鉄道駅総合バリアフリー推進事業費補助については、区市町村が補助金を交付する事業を対象に、設計費や機械本体購入費など経費の一部を補助しています。
協議会では、工期短縮やコスト縮減につながる対策を検討していきます。
ネックは自治体の財政力
多摩地域などへの支援を具体的に進めるべきだ
(質問5)
ホームドア整備を加速化するためのネックは、自治体の財政力です。東京都の補助率の引き上げや、多摩地域など財政力が弱い地域への支援など具体的に進めるべきと考えますが、いかがですか。
(答弁5)
ホームドアの整備促進には、鉄道事業者の積極的な取組が不可欠であり、都は、優先整備の考え方に基づき、その取組を支援しています。
清瀬駅、秋津駅、東久留米駅のホームドア設置
どのような課題があると「検討会」で分析されたのか
(質問6)
「東京都におけるホームドア整備に関する検討会」では、具体的な検討がなされたと報告されています。清瀬駅、秋津駅、東久留米駅については、ホームドア整備をすすめるために、どのような課題があると分析されたのですか。
(答弁6)
検討会では、ホームドアが整備されていないホームの約8割に、扉位置の異なる列車への対応やホーム上の通路幅の確保、ホームの補強といった技術的な課題があることが明らかになりました。
ホームドアが整備されるまでの間
どのような対策が考えられているのか
(質問7)
ホームドアが整備されるまでの間も事故がおきないように、できる限りの対策をとっていく必要があります。具体的にどのような対策が考えられていますか。それは、どのように進めていくのですか。
(答弁7)
駅利用者の安全性や利便性の向上を図るため、鉄道事業者などにより、AIを活用し注意喚起を促すシステムなど、実用化に向けて、様々な技術開発が進められています。
鉄道駅の安全対策は、事業者が自ら取り組むことが基本であり、都はこうした情報を事業者と共有することなどにより、事業者の積極的な取組を促していきます。


by hara-noriko | 2025-01-14 20:40 | 東京都政 | Comments(0)

