SNSを活用した若年層向け精神保健福祉相談 都の来年度予算案に盛り込まれる   

来年度から依存症対策予算が増額
子ども・若者向けのLINE相談実施へ


 東京都の来年度予算案のなかで、依存症対策が増額となっています。ギャンブル依存症対策などをもっと推進することが必要です。また、子ども・若者向けのLINE相談を実施するということが盛り込まれています。議会で質問を重ね、その実現を求めてきましたが、まずは1歩前進です。

市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)
断ち切ることができないで苦しんでいる


 私は、この間、実際に市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)で苦しんでいる若い女性たちにもお話をうかがいました。なんとか毎日をがんばるために、市販薬をオーバードーズしている。なかなかこれを断ち切ることができない。やっとお医者さんと相談して、少しずつ向き合えるようになった。…など、一人ひとりのお話を聞かせていただきながら、何が大事なのかということをこの間ずっと考えてきました。

生きづらさが自己責任にさせられている
それでいいのでしょうか


 私は、いまの社会、いまの政治の状況が子どもたちや若い人たちを追いつめている、苦しませている、ということを感じています。一人ひとり生きづらさを抱えているのに、それが自己責任にさせられている。そのためになんとか日々を生き延びようという思いでだれにも言えず、市販薬のオーバードーズになっている。そういう方々も本当にたくさんいらっしゃいます。そこをなんとか改善したい。その人が悪い、弱い、という間違った視線を変えていくことが重要だと思うのです。

安心して相談できる場所が必要です
そのためにも相談のハードルを下げることが大事


 オーバードーズやオンラインゲームなどに依存してしまう子どもたちや若い人たちのために、悩んだときにすぐに相談できる、安心して相談できる場所がもっともっと必要だと思っています。まずはそのためにも相談のハードルを下げることが大事です。だれにも言えない、でも相談したいと思ったときにLINE相談ができるようにすることは、相談のハードルを下げるという意味でとても重要なのではないか、ということをこれまで繰り返し議会で取り上げてきました。

●LINE相談
●中身をどう充実させるかが課題

 子どもたち・若者たち向けのLINE相談が、充実した中身で実施されるようにしっかり議論していきたいと思います。

共産党東久留米市議団の市政報告懇談会で都政について報告
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by hara-noriko | 2025-02-22 00:54 | 東京都政 | Comments(0)

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