すべての障害者の医療費を無料に
2025年 02月 22日
すべての障害者の医療費を無料に
私がどうしてもすすめたいと思っていることの1つが、障害者医療費助成の拡充です。すべての障害者の医療費を無料にしたい。
高校生までの医療費は無料化が実現
それ以降、中度・軽度の障害者は3割負担に
子どもの医療費は高校生まで無料になりました。いよいよ今年の10月からは、所得制限も撤廃され、すべての子どもたちが対象になる予算案が示されました。18歳に達した日以後最初の3月31日まで(4月1日生まれの方は前の3月31日まで)ということになります。
しかし、障害者はここで「18歳の壁」という問題が起きます。18歳までは障害のある子どもたちも無料だったのに、それ以降は中度・軽度の障害者は有料になってしまう、3割負担になってしまいます。ここが本当に大問題です。
ほかに病気をいくつも抱え
たくさんの診療科に通わなくてはならない
とくに障害者の方々は、自分のもっている障害だけではなく、他に病気をいくつも抱えていたり、また高齢化に伴う体調の変化もあります。そうしますと、本当に18歳、おとなになったときに、たくさんの診療科に通わなければならなくなる方も実はたくさんいます。「お金がかかるから病院には行けない」「診療科を絞っている」という声がたくさん寄せられています。
子どもの医療費を無料化した力で
障害者の医療費を無料にしたい
東京都は、重度の障害者については障害者医療費助成制度の対象にして、基本的に無料にしています。けれども、中度・軽度の方は医療費の負担が3割となっています。これをどうしても改善しなければならないと私は思っています。子どもの医療費を無料化したその力で、こんどは障害者の医療費も無料化していく。そのことをみなさんとともに取り組んでいきたいと思います。
障害者医療費助制の拡充求める陳情が継続審議に
6月の都議選前の任期中に前進させる責任を感じています
都議会では、「障害者医療費助制制度を拡充してほしい」という陳情が継続審査になっています。この継続審査は、私たちの今任期中は有効なんです。6月に都議選があって、都議会の構成が変わってしまうと、この継続審査になっている陳情は一旦廃案になってしまうんです。ですから私は、いまの任期中にどうしても前にすすめなければならない、と責任を非常に強く感じています。この継続審査には自民党も含めてすべての党が賛成していますので、そうであれば、責任をもっていまの任期中に前進させましょう、ということを呼びかけをしているところです。
都民のみなさんからも、いまの任期中に障害者医療費助成制度を1歩でも2歩でも前にすすめてほしい、障害者の医療費負担の軽減を、という要望がたくさん届けられています。
都の障害者支援は本当に弱い
だれでも安心して医療が受けられる東京に
小池都政のやり方というのは、みなさんの声と運動によって前進してきている面もありますけれども、さまざまな世代やさまざまな人の中に格差を持ち込んだりしています。このため、障害者への支援は本当に弱い。これがいまの都政の特徴なんです。分断を持ち込むことを許さず、だれでも、どの世代の方でも、安心して医療が受けられるようにしていく。その取り組みを強めなければいけないと思っています。
医療は命の問題
障害をもっている方々が病院にも行けないなんて
医療の問題は命の問題です。私たちが生きていくために、医療が充実することが本当に欠かせません。障害をもっている方々が病院にも行けない、と訴えている状況をみなさんと一緒に切り替えていきたいと思います。みなさんのご支援を心からお願いします。



(左から)永田まさ子、村山順次郎、かもしだ芳美の各市議

by hara-noriko | 2025-02-22 22:14 | 東京都政 | Comments(0)