オンラインカジノは違法 周知と対策を急いで   

違法のオンラインカジノ
闇バイトに結びつく事例も


 いま、芸能人、芸人なども含めて、違法のオンラインカジノに手を出してしまっていることがたくさん報道されています。また、有名人が広告塔になっていることも大問題です。この問題については、「ギャンブル依存症問題を考える会」の方々がかねてから指摘してきました。違法のオンラインカジノに手を出してしまい、そこで借金をつくって闇バイトへと結びついてしまう。こういうケースがたくさんあることを「ギャンブル依存症問題を考える会」のみなさんがずっと指摘してきていました。 これが今まさに表面化してきているということです。

手を出してはいけない、と
警鐘を鳴らしてきた「ギャンブル依存症問題を考える会」


 「ギャンブル依存症問題を考える会」のみなさんは、政治の動きがあまりにも鈍いために、自分たちでポスターをつくって、違法のオンラインカジノに手を出してはいけない、と周知のために本当に努力をされてきたわけですが、まさにこれをもっと政治が早く取り上げて、相談にものるし、そして宣伝もするということをやらなければならなかったということがはっきりしたと思っています。

都の来年度予算案
依存症対策関係の予算が3倍に


 東京都の来年度の依存症関係の予算案を見ますと、これまでの予算よりは3倍になっています(2000万円→6000万円)。相談や啓発を強化するとなっています。なんとか対策を充実させられるように提案していきます。とりわけ、実際に相談にのり解決のためにとりくんでいる団体との連携を重視し、治療・回復につながっていけるとりくみの強化へ提案していきたいと思います。

自己責任ばかりの社会のなかで
相談できないまま苦しんでいる人たちがいる


 市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)のところでも書きましたが、いまの社会が何でもかんでも自己責任にしてしまっているために、悩みを抱えたときにすぐに相談できない。そして追い詰められていってしまう。そういう悪循環になっています。そのなかで苦しんでいる人がたくさんいます。だれでもなりうることです。いま開かれている都議会第1回定例会でもしっかりと議論していきたいと思います。

心配ごとあれば声をかけてください
解決していくために力を合わせたい


 何かお困りごと、ご心配ごとがありましたら、ぜひお声がけください。一緒に問題を解決していくために力を合わせていきたいと思います。

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by hara-noriko | 2025-02-24 00:57 | 東京都政 | Comments(0)

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