不登校の子どもたちの居場所をつくる   

不登校の子どもたち 都内は過去最高
安心していける学校づくりへ都はもっとお金をかけるべきです


 東京都政を見るとき、考えなければならない問題の1つとして、不登校の子どもたちのことがあります。不登校の子どもたちは、過去最高の人数になっています(2019年度16068人⇒2023年度31726人)。どの子どもたちも安心して行ける、安心して楽しく通える、そういう学校づくりにもっとお金をかけるべきだということを私たちは考えています。

先生方の負担を軽減することが必要
先生を増やし少人数学級を前進させる


 やっぱり先生方の負担を軽減していくことが必要だと思っています。先生の人数を増やし、そしてこの少人数学級を前進させていく。一日も早く小学校での30人学級を実現する。

中学も1年生は1学級35人に
たいへん好評 早く小中学校で少人数学級を


 小学校は5年生まで1学級35人学級になり、中学校では1学年だけ35人になりました。中学校の校長先生などからも、学級の人数が減ったことによって先生のゆとりが生まれて子どもたちの声がもっと聞けるようになった、たいへん好評だ、という声が聞かれます。早く小学校での30人学級に踏み出し、中学校全学年での35人学級をすすめていく。これはどうしても求められていると思います。

不登校の子どもたち
ゆっくり充電できる居場所を地域に増やす


 学校になかなか行けなくなって不登校になっている子どもたちのことを考えると、どうするのかということを急がせるのではなくて、しっかりゆっくり休みながら充電する、そして自分がどういうふうにしたいのか考える、そういう時間をもつことがとても重要だと思います。
 不登校のお母さん方・お父さん方の会でも、このことをとても大事に考えていて、学校に行けなくなったときに、ゆっくり休めることの大事さ、体と心を休ませながら新たなエネルギーが湧いてくるのを待つことの大事さが強調されています。本当にその通りだと思います。学校に行けなくなったから、はい、じゃあ次すぐフリースクールに行きましょうとか、そういうふうにすぐ決めてしまうのではなくて、子ども自身が決められるようにしていく。そのためには、地域のなかの子どもたちの居場所を増やして、安心していられる場所を増やして、そこへの支援を強めていくということが本当に必要だと思います。

決算特別委員会などで質問してきました
来年度予算案で前進が


 私は、決算特別委員会などで教育庁に対して質問もしてきました。来年度予算案のなかに、不登校の子どもたち、行きしぶりの子どもたちを応援していく、その居場所を支援をする、そのことへの予算がつくということがわかりました。これは福祉局が対応するということになっていました。地域で、たとえば公民館のような場所、図書館のようなところ、また地域センター、あるいは児童館、保育園、こういうところも上手に活用して居場所にしていく。このことに取り組む区市町村を支援していくという、そういう予算案が示されました。これはとても大事なことだと私は思っています。

居場所支援が弱かった
子どもたちのための環境を地域でつくっていく


 いままではこういう居場所支援というのが非常に弱かった。地域で、不登校の親の会をはじめ、居場所をやってくださっている方々もいます。こうしたとりくみへの支援をもっと強めること。また、そうした安心できる場所が地域にふえるように応援すること。…政治がやるべきことはたくさんあります。都福祉局の新しい居場所支援の予算は、そのきっかけにしなければならないと思います。
 私は、改めて、不登校の子どもたちがなぜ学校に行きにくくなったのか、そのことにしっかりと耳を傾けて、そして疲れた心と体を休めて、安心して次のエネルギーが湧いてくるのを待てる、そういう環境を地域でつくっていくことが本当に重要だと思っています。

学校給食無償化の実現に大きな意味が
子どもたち一人ひとりを応援していくことこそ


 そして、学校給食費の無償化が実現できたことも大きなプラスだと思っています。子どもたちが、今日は学校に行ってみようかな、と思ったときに安心して給食を食べることができます。子どもたち一人ひとりを応援していく、そうした仕組みをもっと充実をさせていかなければならないと思います。

清瀬市の地域後援会のつどいで都政報告
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市政について語る山崎美和・前市議(右)
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by hara-noriko | 2025-02-27 23:41 | 東京都政 | Comments(0)

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