都議会第3回定例会が終わりました 特徴は…
2025年 10月 11日
共産党からは田中とも子都議
10月9日、都議会第3回定例会が終了しました。新しい都議会構成での初めての定例会でした。各会派の最終討論は、都ファ、自民、立憲ミネ無、公明、共産、国民、参政、自由の8会派が行いました。各会派約10分ずつです。ぜひ、録画をご覧ください。
共産党を代表しての討論は、田中とも子都議(北多摩3区=調布市・狛江市)が行いました(録画は45分すぎから)。今回、24年ぶりに都議会に復帰した田中さん。さっそうとしたすばらしい討論にジーンときました。10日の朝、清瀬市議団と一緒に朝宣伝をしていたら、「昨日の田中さんの討論、ネットで見ました。都民によりそった内容ですばらしかった、当選してよかった!」と声が寄せられました。本当にうれしかったです。田中さんの討論と共産党都議団幹事長談話をあわせてご覧ください。
今議会の主な特徴
知事は補正予算を提案せず
今議会の主な特徴をいくつかあげると…
★物価高騰で都民の暮らしが大変になっているのに、知事は補正予算を提案しませんでした。
★共産党都議団が提案した中小企業の賃上げ応援条例案は、グリーンな東京(漢人あきこ都議)は賛成してくださいましたが、否決に。ただ、反対した他党も、都に対し賃上げ支援は求めており、今回の条例提案は重要だったと考えています。私たちの提案は、1人15万円、年間20万人を対象にする内容です。引き続き実現を求めていきます。
★多摩地域の公立病院はすべて赤字の見込み、ということが共産党都議団の調査でわかりました。民間病院も、そして都立病院も運営は本当に厳しい。多くの会派が、病院への支援を質問。共産党都議団は、民間病院、公立病院への支援、そして都立病院についても都が責任をもって支援を強化し、直営に戻すことこそ必要と求めています。
★外国人やセクシュアルマイノリティの方々などに対する差別発言がさまざま出される議会でもありました。共産党都議団は、差別、排外主義は許さない立場でとりくんでいます。
★都議会自民党の裏金問題も終わっていません。共産党都議団は、政治資金パーティーを自主的に禁止する決議を提案しました。賛成する会派もありましたが、全体の合意にはいたりませんでした。
★都議会では、意見書・決議については、該当する委員会の理事会(非公開)に提案し、そこで合意になれば、委員会ではかり、本会議に提出されることになります。
今回共産党は、共同提案のもの2件を含め10件提案。そのうち、意見書提出となったのは、私学振興をすすめる意見書のみでした。ほかの意見書案は次の通りです。
・核兵器禁止条約批准を求める意見書
・パレスチナの早急な国家承認を求める意見書
・消費税引き下げ、インボイス廃止を求める意見書
・次世代研究者挑戦的研究プログラムの研究奨励費の支給対象を日本人に限定する方針の撤回を求める意見書
・選択的夫婦別姓制度の法制化実現を求める意見書
・在日米軍司令部の統合軍司令部へのアップグレードの中止を求める意見書
・生活保護基準の引き下げを違法とした最高裁判決にもとづく改善を求める意見書
・多文化共生社会の実現を求める意見書
・政治資金パーティーを自主的に禁止する決議
★私は、厚生委員会で健康長寿医療センターの業務実績評価の質問のなかで、加齢性難聴への支援、補聴器補助の充実をとりあげました。改めて報告します。
★私は最終日に、文書質問も提出しました。平和事業の充実について、バス停のベンチと上屋(屋根)設置への支援について、都営住宅の鳩被害について。清瀬・東久留米市民のみなさんから寄せられた声をもとに質問しています。後日、答弁を含め報告します。
★また、最終日、東友会(東京の被爆者団体)の要請を受け、都議会内で初めて原爆被爆の実相を聞く会が開かれ、超党派の議員が多数参加しました。被爆者の方のお話に聞き入り、涙を抑えることができませんでした。改めて報告します。

by hara-noriko | 2025-10-11 00:55 | 都議会 | Comments(0)

