伊豆諸島の台風被害 都に支援を申し入れ   

日本共産党都議団 知事あてに申し入れ
伊豆諸島を襲った台風22・23号被害に対する支援を

 日本共産党都議団は10月15日、知事あてに「伊豆諸島を襲った台風22・23号被害に対する支援に関する申し入れ」を行いました。大変忙しい中、総務局の高田照之総合防災部長らが対応してくださいました。ありがとうございました。

保育園の断水 子どもと保護者のケアが必要
障害者の状況にも十分な目配りを


 共産党都議団内の防災チーム(私もメンバーです)を中心に、八丈島などの方のお話を聞きながら、東京都に要請すべき内容をまとめました。
 斉藤まりこ都議から、申し入れ内容の説明をおこない、それぞれ要請しました。
 私は、島の保育園が断水の影響から18日まで休園とのことだが、まだ長引く場合もありうるので、子どもと保護者のケアが必要であること、また、障害者の状況にも十分目配りしてほしいなど、求めました。

2017年の台風被害では都が支援している
今回も実態をとらえて迅速な支援を求める

 あわせて、2017年の台風のときも現地に行ったが、フェニックスロベレニーが塩害で大変な被害で、そのときは、東京都が町の要望に応えて支援もしていることを紹介し、今回も実態をとらえて、迅速な支援を、と求めました。
 高田部長は、今、実態把握に努めながら対応していると話し、申し入れは知事に伝え、関係する局にも伝える、と述べました。
 (注)フェニックスロベレニーは、観葉植物。花束などにも入っています。八丈島は全国シェアの90%以上を占めています。


【日本共産党が都に要望した内容】

 (1)被災された方々の生活や生業の再建が早期に進むよう、都として町村と連携して実態把握を行い、支援すること。どの世代の住民にも情報が届くように支援すること。
 (2)国に対し、迅速な激甚災害指定を求めること。
 (3)被害の実態調査や罹災証明の発行、避難所運営等のため、都職員の更なる派遣や人員の確保を行うこと。
 (4)現地のニーズに応じて、東京都災害派遣福祉チーム(東京DWAT)の派遣や福祉施設等への支援を行うこと。
 (5)家屋が損壊し、住居を失った被災者に対し、自己負担なしで、緊急に住居を確保すること。具体的には、ホテルや民宿などの借り上げや、島内で使用可能な都職員・教職員住宅の活用、都内都営住宅・公社住宅の活用を行うこと。
 (6)水道や電気など、インフラ復旧の支援を行うこと。給水車による水の配布は、高齢者などにも情報が届くように町と連携し、直接届ける支援も行うこと。
 (7)基幹産業である観葉植物や農作物への被害の実態を把握し、被害額と同等の支援を行うこと。パイプハウスなど、農業設備復旧や、被害を受けたその他の産業への支援を行うこと。
 (8)漁業やクサヤ業者などの製氷や冷蔵設備などについて、復旧に向けた支援を行うこと
 (9)雨漏り、天井剥落、照明落下、ガラスや扉破損、給食室への雨水浸水等の被害が生じている都立八丈高校と都立青鳥特別支援学校八丈分教室の迅速な復旧を行うこと。
 (10)断水の影響から保育園の休園が長引くおそれがあるため、早期に環境整備をして安全に保育を再開できるためのできる限りの支援と、保育園に通えていない子どもと保護者への心身のケアの提供を行うこと。
 (11)島の避難所の空調設備導入は都の負担で、緊急に行うこと。
 (12)プロパンガスや食料品などの生活必需品に対する貨物輸送の補助対象と補助額を拡大すること。
 (13)災害廃棄物の処理に伴う本土への輸送や、復旧に必要な資材の輸送に対する財政支援を行うこと。
 (14)港湾施設の復旧を急ぐとともに、最新の気象データに基づき、岸壁の強度の確保を行うこと。
 (15)復旧・復興に向けて、補正予算の編成も含め、必要な予算を確保すること。

東京都に申し入れる日本共産党都議団
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私も参加して発言しました
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by hara-noriko | 2025-10-16 21:38 | 東京都政 | Comments(0)

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