都議会厚生委員会 3つのテーマで質問   

都議会厚生委員会
私は3つのテーマで質問

 都議会厚生委員会が10月30日に開かれ、福祉局の事務事業質疑を行いました。委員全員が、さまざまなテーマをとりあげました。今回は、福祉人材の確保・定着について多くの委員が質問したことが1つの特徴だったと思います。また、ねばりづよい運動が続いている、障害者医療費助成制度の拡充や障害者の余暇支援の問題について触れる委員も。今後、陳情審査もあるので、共産党としてはそこでしっかりとりくんでいく予定です。
 今回、私は以下の3つのテーマについて質疑をおこないました。
 (1)都外の医療型障害児入所施設のサービス推進費補助について
 (2)放課後等デイサービスについて
 (3)こども誰でも通園制度について

(1)都外の医療型障害児入所施設のサービス推進費補助
改善がまだまだ必要


 都外の医療型障害児入所施設のサービス推進費補助は、前期からずっととりくんでいるテーマです。ようやく今年度から、東京の子どもを受け入れている、都外の医療型障害児入所施設(2000年以降に創設された施設)にも、サービス推進費補助が出されることになりました。が、改善がまだまだ必要であることについて質問しました。

お誕生日会や外出などの活動についての加算
柔軟な対応ができる旨の答弁が

 よかったのは、お誕生日会や外出などの活動について加算される仕組みがありますが、この設定時間が医療的ケアが必要なお子さんたちの実態に合っていないという指摘をおこなったところ、柔軟な対応ができる旨の答弁があったこと。ぜひ、施設に徹底していただくよう求めました。

(2)放課後等デイサービス(放デイ)は第3の居場所
利用料の無償化を提起


 放課後等デイサービスは、障害のある子どもたちの第3の居場所。都は、「質の向上」を掲げ、都型放デイを推進していますが、なぜなかなか広がらないのか、「質」とは何か、を問題提起しました。また、都の調査からも、利用上限額まで放デイを使っていないことが明らかになり、放デイの利用料は無償化すべきと提起しました。

障害が重い子どもたち、医療的ケアが必要な子どもたち
放デイを十分に利用できていない実態の改善を求める

 そして、障害が重い子どもたち、医療的ケアが必要な子どもたちが放デイを十分に利用できていない実態の改善を求めています。引き続き取り組まなければと思っています。

(3)こども誰でも通園制度
来年度からすべての区市町村で実施


 こども誰でも通園制度について。
 国が進めている誰でも通園制度は、来年度からすべての区市町村で実施することになっています。

どの子にも保育を受ける機会をつくるということは大事だが
十分な保育士の配置や環境の整備がなければ成り立たない


親の就労の有無に関係なく、どの子にも保育を受ける機会をつくるということは大事ですが、十分な保育士の配置や環境の整備がきちんと行われなければ成り立ちません。そういう問題意識から、都として区市町村を支援すべき点について質疑を行いました。

都にも類似の事業がある
さらなる改善・充実を提案

 東京都は、「多様な他者とのかかわり創出事業」という類似した事業を行っています。今年度から、誰でも通園制度に上乗せする考え方ですすめていることを確認し、さらなる改善・充実を提案しました。これも、引き続きとりくんでいきます。

たくさんの方からご意見をきかせていただきました
都議会ホームぺージの録画をぜひご覧ください

 どのテーマも、質問にあたり、たくさんのみなさんの声を聞かせていただきとりくみました。この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
 都議会ホームページから、録画を見ていただけます。私の質疑時間は以下のようになっています。
 (1)サービス推進費 2時間21分ごろ~
 (2)放デイ     2時間37分ごろ~
 (3)誰でも通園制度 3時間ごろ~3時間19分ごろまで

米倉春奈都議の質問は…
台風と被災者生活再建支援金についてなど

 米倉春奈都議は、台風と被災者生活再建支援金について、医療的ケア児の災害対応について、重症心身障害児者のショートステイ利用・在宅レスパイト支援の拡充について、物価高騰対策の補正予算の必要性について質疑をおこないました。とても大事な内容です!
 録画は、5時間50分ごろから6時間38分ごろまでです。ぜひ、ご覧ください。

駅前で都政報告
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by hara-noriko | 2025-11-02 17:22 | 都議会 | Comments(0)

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