生きる根幹 日本の食を守る取り組みを強めたい
2025年 11月 05日
日本の社会がどうなっていくのか、と
高市政権が誕生して、この先、日本の社会がどうなっていくのか、と心配されている方も多いのではないでしょうか。まずは物価高騰対策しっかりやっていくべきなのに、それがなかなか出てこない。ガソリンの暫定税率については、先日、与野党でも合意してすすめる、とようやくなりましたけれども…。
お米の減産に逆戻りする高市政権
減反政策への反省なし
最近の議論を聞いていてあきれたのは、お米の問題です。石破さんが首相のときに、お米不足・価格高騰のなかで、対策を取らなければならないと、曲がりなりにもそう言ったわけです。そして、増産に転じていかなければいけない、とも言いました。さらに、価格についても、4000円台ということはありえない、3000円台にしなければいけない、ということまで発言していました。
そのためにどういう対策をとっていくのかという点では、中身は非常に不十分だったわけですけれども、お米の増産をすすめなければいけない、という立場の発言を石破政権のときにはしたわけです。ところが、高市政権になって、これをまったく逆戻りさせる発言が行われています。減産していく方向での発言がありました。具体的には、2025年年度は748万トンだったわけですけれども、2026年度には711万トンに抑えるとしています。新米も今4000円超えの高止まりになっている状況です。新しく農林水産大臣になった鈴木農相は、需要に応じた生産量にするんだ、というふうに言っています。
でも、これは、これまでのことをまったく反省していない発言だと私は思います。減反政策をどんどんすすめて生産基盤の力を弱くして、生産をギリギリに抑えてきた。そういう状況のなかで、米不足、そして価格の高騰という状況になったのではないでしょうか。この反省があるのであれば、減産するなどという発言はありえないと私は思います。何の反省もなくまったく逆戻りしていく今の流れは、食い止めなければいけないと思います。
余裕をもった生産ができるよう
農家の価格保障・所得補償をいまこそ実行すべきです
お米農家のみなさんも本当に苦悩しているのではないでしょうか。余裕をもった生産ができるよう価格保障・所得補償をきちんと行っていく。このことを今こそ実行すべきだと私たち日本共産党は提案しています。
お米は私たちの主食 食は命を支えるもの
高市政権の逆戻りにストップをかける
お米は私たちの主食です。本当に重要な問題です。食は命を支えているものです。ですので私たち日本共産党は、高市政権による逆戻りの流れにストップをかけていきたいと思っています。
野菜農家にとっても
価格保障・所得補償は切実です
この東京では、お米作りをしている農家というのは本当に少ないわけですが、東久留米市や清瀬市などでは、ホウレンソウやダイコン、ニンジンなど、都内で1位・2位を争う生産量をあげています。野菜をつくっている農家のみなさんは、厳しいなかでもがんばっています。
東京の農家のみなさんから先日、要請がありました。東京都に対する要請の場に私たち共産党都議団も一緒に参加しました。農家のみなさんは、まず、度重なった台風により八丈島などの農業が大変な打撃を受けていることについて、緊急の支援を求められました。そして、お米に限らず、価格保障・所得補償の課題にしっかり取り組んでほしい、国に対しても意見をあげてほしい、と訴えられました。
生きていく根幹の問題として
しっかり取り組んでいきます
私は、改めて、食の問題、農業の問題は、私たちの生きていく根幹の問題として、しっかり引き続き取り組んでいきたいと思います。
駅前で都政報告をつづけています

by hara-noriko | 2025-11-05 11:54 | 活動日誌 | Comments(0)

