真の共生社会の実現へ 第19回東京大集会
2025年 12月 17日
日本共産党から原のり子が参加しました
9月6日、第19回東京大集会が開かれました。真の共生社会の実現を目指して、障害当事者など多様な立場の方々からの問題提起を受けて政策提言をしていく場として、毎年開催されています。主催は、実行委員会。東京都社会福祉協議会知的発達障害部会、発達障害支援協会、手をつなぐ育成会、知的障害児者入所施設保護者会連絡協議会、自閉症協会、ダウン症協会の6団体で構成されています。
今年のテーマは、「暮らしの場が選べる社会を目指して」。このテーマにそって、障害当事者の方々を中心に、6団体の意見発表があります。そしてそのあと、都議会主要5会派の議員によるパネルディスカッションがおこなわれました。共産党からは私が出席しました。以下、そこで発言した大要を紹介します。
また、この録画は、東社協知的発達部会のホームページで12月いっぱいまで公開されています。とくに、6団体の意見発表は素晴らしいので、ぜひご覧ください。
■1回目の発言から(36分ごろ~)
本人が主役の発表 本当にすごい
今回の第19回の大会は、一歩さらに踏み込んだという説明があって、なるほどと思いました。暮らしの場を選べるということだけでなくて、「選べる社会にしよう」ということまでちゃんとかかげて、とりくまれている大会になっているということで、まさに6団体のみなさんの発言は、それにふさわしいすばらしいものばかりでした。お話ししてくださったみなさんに本当に感謝しますし、またご本人が主役の発表で、これが本当にすごいと思うんですよね。「生々しい」というお話もありましたけれど、ここがやっぱり素晴らしくて、なんの制約を受けることなく、思ったことをちゃんと発言する、そういう力をみなさんもたれていることに感銘を受けると同時に、支援者のみなさんの力も実感しました。そういうなかで、みんなが安心して自分の力を発揮できて、生きて行ける社会をつくっていく、そのことを実感する大会だなと思いました。
こういう道を選びたい、と言えることの大切さ
発言を聞いている中で、みなさんそれぞれ、どういうふうに暮らしていくのかということを、1回決めたあとも、やっぱりこうしよう、と変更したり、都外に行っていた方がやっぱり都内に戻ってこよう、となったり、一人暮らしをしようと思っていたけれども、そうではない道を選んだり、いろんな選択をしていくんですよね。これがすごく大事だと思って…。1回決めたらそれで終わりではなくて、その後の人生のいろんな中で変えていっていいんだということを、みんなで、社会で共有していくことが、私はすごく大事なのかなと思いました。私はこのグループホームに決めてしまったからもう変えられない、というのではなく、やっぱりこういう道を選びたいということを言えるということ。また、それを実現しようとなる社会をつくっていかないといけないんだということが、今日本当に学んだ点でした。
自分の好きなことや特技をどうやって生かしていくか
それから、みなさんのお話を聞いていて、余暇支援、どういう楽しい時間を一日のなかでつくっていくのか、先ほどお話にあった、自分の好きなことや特技をどうやって生かしていくか、こういうことがみなさん共通して語られていて、それを実現していく社会をつくっていくということが、非常に重要だと思って聞いていました。そのことについても、あとで時間があったら触れたいなと思います。
住まいの選択肢を増やす―入所施設の増設を
今日うかがって、あらかじめいただいていた質問のなかでも感じているのは、多様な住まいの場をちゃんと用意していくことが大事だし、また、自分がこうしたいと思う住まいの場がなかったら、こういうふうにつくっていこうというふうに、議論をしていけるということが大事なのかな、と思って聞いていたんですけれども。共産党都議団としても、一人ひとりが選択をできるように今ある施設もそれぞれ維持していけるように、支援をしていくということがまずひとつは大事だと思っているんですね。そういうなかでは、入所施設についても、まだまだ都内で足りないという状況があるなかで、やっぱり増やしていくということをちゃんと考えていかなければならないと思うんです。それは、みなさんがどういう住まいを選ぼうかと決めていくときに選択肢がなければ、いけないわけで、それを狭めてはいけないと思っているんですね。ですから、都外施設についても、減らしていくという発想ではなくて、今果たしている役割は非常に大きいわけですから、しっかり支援していくということは必須の問題だと思っています。
どこに住んでいても都民として支援する仕組みが重要
この間、議会で議論しているなかで、医療型障害児入所施設は、都内では足りないから都外に行っている方も多いわけですが、そこに実は支援が出ていない施設があったということがわかって、それが今改善されてきているんですけれども、都民の方が、どこで暮らしていても、ちゃんと都民として支援をするという仕組みが、本当に重要なんじゃないかと思います。ですから、入所施設、グループホーム、さまざまな住まい方があるわけですけれども、どれも尊重されて選べるようにしていくということが大事だと思います。どれがいいとか悪いとかということではまったくないということを、改めて感じたところです。
障害基礎年金内で暮らせる場所の設置も提起されて
私はそういうなかで、(6団体のみなさんから)障害基礎年金内で暮らせる場所の設置も提起されていて、都は地方と比べて地価が高い、ということをふまえて家賃補助を拡充していくことや、そういうことも含めて、みなさんと一緒にすすめていかなければいけないと改めて思っているところです。
■2回目の発言から(1時間15分ごろ~)
住まいの確保とともに暮らしをどう支えていくか
一人ひとりの尊厳と人権が守られて、多様な暮らしの場を選べるような共生社会づくりのために、どのような具体的なとりくみをしていきますか、という質問を事前にいただいていたんですけれども、住まいを確保するだけではやっぱり足りないわけで、みなさんの暮らしをどうやって支えていくかが重要です。
命が守られ、健康で生きられるようにしていく
まず、誰もが命を守られて、健康で生きられるようにしていくということを支える。ということに取り組まなければならないと思っていて、都議会では前期、障害者医療費助成で中度・軽度の方は3割負担になっている、その負担軽減を求める陳情は全会一致で継続審査になったんですね。先ほど工賃のお話もありましたが、工賃が少ないなかで、3割負担なので病院に行くのを我慢しているという方々もたくさんいらっしゃるんですね。これは一日も早く、何らかの形で負担軽減をして、安心してみなさんが病院にも行けるということをやらなければいけないのではないかということを、今強く思っています。
障害者福祉手当の引き上げが必要
もうひとつは、障害者の福祉手当なんですけれども、物価も消費税もどんどんあがってきたなかでも、金額が変わっていないんですよね。15500円。これをもっと応援して、好きな場所で好きなことを楽しみながら暮らしていけるベースの一つとして強化することが必要だと思うんです。これも、陳情は、全会一致で継続審査に、前期はなっていますので、みなさんと一緒にすすめたいな、と思っています。
余暇支援の大切さを実感
それで最後になりますけれども、きょうの発表を聞いていて、余暇支援が本当に大事だと実感したんですね。余暇っていうと余った、暇、という漢字を書くから、余分なことのように思えてしまうけれども、そうではないですよね。
障害があってもなくても、誰にとっても余暇は大事で、そこで人は成長していくわけです。これをみなさん口々に、趣味、バスケットボールや、いろんなことも含めて話していただいて、本当に、大事だなあと思ったんですね。放デイ(放課後等デイサービス)はものすごくたくさんできたけれども、18歳、大人になると余暇支援の場所がまったくなくなるというなかで、いま東京都も、みなさんが働きかけをしてくださったおかげで、余暇支援をやろうと手を挙げる自治体があれば、2分の1の補助をしますというのは、ありますけれど、まだ17自治体だけなんですね。これを広げていくためには、東京都の支援をもっと強化していくということで、みなさんがお仕事も楽しいし、お仕事の場を離れてみんなで集まったり、企画をやったり、そういう楽しみも十分味わえるようなとりくみをすすめていくことが、共生社会づくりにとっては本当に重要なんじゃないかなと思うんですよね。ぜひ、そうした方向でみなさんとすすめられるように努力をしていきたい、ときょうお話を聞いて、つくづく実感しました。がんばりたいと思います。
ぜひ、録画をご覧ください
*このあと、コーディネーターの方が、障害者医療費助成制度について、「大事な問題をとりあげてくれた」とひきとってくれ、施設での様子を話してくださいました。ぜひ、録画をご覧ください。


by hara-noriko | 2025-12-17 23:55 | 活動日誌 | Comments(0)

