感動よんだ原田ひろみさんの訴え   

清瀬市長選 「きよせの会」が原田ひろみさんを擁立

 東京都清瀬市の「市民とともに市政を変えるきよせの会」は2月20日、市内で記者会見を行い、市長選挙(3月22日告示・29日投開票)に原田ひろみさんを擁立することを発表しました。原田さんは日本共産党の市議会議員ですが、無所属で挑みます。現職は渋谷桂司市長。

すばらしかった原田ひろみさんのスピーチ

 21日、「市政を語る会」が開かれ、原田ひろみさんが清瀬市政への思いを語りました。私は残念ながら参加できなかったのですが、ネット中継で原田さんの訴えを聞くことができました。
 原田さんが、なぜ大きな決断をしたのか。スピーチを聞きよくわかりました。思い切ったというより、必然なのだと思いました。市民が主人公ということからブレない原田さんだからこその決断です。図書館廃止問題をはじめとする市長の乱暴な市政運営に、市民が抗議し立ち上がる姿に感動し、ともにとりくんできたこと。同時に、どうせ変わらない、と市民が諦めてしまったり、ものをいえなくなってしまう姿に胸を痛めてきたことを語り、市政は変わるかもしれない、諦めなくてもいいんだと思ってもらえるようにしたい、と。そこが、とても原田さんらしくて感動しました。
 また、歴史も含め、清瀬というまちを深くとらえてまちづくりを考えていることが本当に素晴らしいです。ぜひ、多くの方に読んでいただきたいです!
 原田さんのスピーチの大要を紹介します。

【原田ひろみさん 清瀬市政 私のプラン】

市民のみなさんに支えられて

 みなさんからいただいたメッセージに涙ぐんでいる状態です。はじめてお目にかかる方もいらっしゃると思います。清瀬市議会議員を6期23年つとめてきました原田ひろみと申します。いつも市民のみなさんに支えられて市議として歩んでくることができました。

清瀬がいちばん長く住んでいるまち

 最初に、少し自己紹介をしたいと思います。1975年生まれで、ちょうど50歳になりました。熊本県の出身です。父が転勤ばかりする仕事だったので、小学校・中学校・高校で転校を経験する子ども時代でした。いちばん長く住んだのは東京の多摩地域です。町田市や多摩市にもおりました。清瀬市には日本福祉大学を卒業して2001年に移り住みました。ですから、人生のなかでは清瀬市がいちばん長く住んでいることになります。清瀬が第2の故郷になったと感じています。どうぞよろしくお願いします。

市民の声が届く市政にしたい

 今回、清瀬市長選挙に挑戦したいと思ったきっかけは、市民のみなさんの切実な声がちゃんと届く市政にしたい、その思いがいちばんです。複雑な問題がたくさんある時代だからこそ、情報公開を徹底して市民のみなさんとちゃんと会話する、市民のみなさんの声を聞く、そういうことを踏まえながらまちづくりをしていくことがとても大事だと思っています。

地域図書館存続を求める運動から生まれた「きよせの会」


 今回、私の擁立を決めてくださった「市民とともに市政を変えるきよせの会」の取り組みは、地域図書館の存続を求めて住民投票の直接請求を行った運動から生まれました。地域図書館の突然の廃止という事態を前にした市民のみなさんの取り組み・運動は本当にすごかったです。「市民の意見を聞いてほしい」「私たちのまちのことは私たちの声で決めたいんだ」という声があふれました。住民自治を体現するような取り組みでした。
 私自身も、なんとか図書館の廃止を止めたいんだ」「どうしたら市長を変えられるのか」という怒りの声に背中を押されて、この2年間、取り組んできました。

市民の声で「元町こども図書館」が存続

 市民のみなさんの世論の高まりがあって、けやきホール3階にある「元町こども図書館」はなんとか存続が決まりました。やっぱり、市民のみなさんの声が政治を動かすんだ、ということをこの運動のなかでも実感しました。本当に市民のみなさんの声が生きる市政にしたい、と強く思いました。本当に感動しました。

目の当たりにした現市長の姿勢

 しかし、住民投票は残念ながら実現しませんでした。地域図書館と中央図書館の4つを廃止するという方針を隠して、突然、議会に廃止条例案が出されたわけです。それを多数決で、その議会だけで決めてしまう。とても乱暴なことが、前代未聞だと思いますけれども、起きました。その結果、住民投票を求める市民の運動が起きて、住民投票をやるかどうかを決める臨時議会が開かれました。現市長は、どうして住民投票をしなくてもいいのか、という自分の意見を述べるのですが、発言はしなかったんです、文書配布だけでした。市民の声を聞かない、聞こうともしない現市長の姿勢には驚きとともに憤りを感じました。

清瀬市は何のためにあるのか

 いつも私の胸にあるのは、清瀬市がようやく開いた市民説明会での市民のみなさんの姿です。「図書館を利用している自分たちの声をどうして聞いてくれないのか」「いつ、だれが、どこで決めたんだ」という悲痛な声を何人もの方があげていたんです。
 私は、この声に応えなくてどうするんだ、と怒りを感じました。同時に、自分が応えられるならやりたい、と思いました。清瀬市は何のためにあるのか、市民のためではないのか、という思いも強めてきました。

諦めなくていいんだ

 胸が痛んだのは、声をあげたみなさんが「どうせ変わらないんだ」と諦めていく姿も目の当たりにしたことでした。諦めなくていいんだ、ということを本当に示していきたい。そういう思いも強くあります。

隠しごとのない市政こそ

 実は、こんな経験が図書館だけではなくて、保養所である立科山荘が突然廃止され、それにともなって子どもたちの移動教室まで中止になりました。
 小中学校のプール廃止では、唯一水泳部があった第五中学校の保護者のみなさんが陳情まで出して、「なんとかプールを使わせてほしい」という声をあげました。
 中央公園に設置された「夢空間」の問題でも、繰り返し市民の声は無視されました。事前の説明はいっさいなかったんです。
 市民は置き去りでした。隠しごとのない透明な市政をつくりたい。私がこの思いを掲げたのは、こうした経過があったからです。情報公開を徹底して、市民と一緒に考える。ちゃんと会話を重ねてまちづくりをしていく。それを本当に実現していく選挙にできればと思っています。それができれば、このまちはもっともっとステキなまちになることも確信しています。

あなたのそばに安心を

 もう1つ大きなテーマとして、「あなたのそばに安心を ともにつくる清瀬」を掲げました。若いみなさんの意見を聞いて、決めたテーマです。だれもが安心して生活できる。地域にみんなの居場所がある。子どもたちのための場所もある。公共の役割を大事にしたいと思っています。

住民福祉の向上が自治体の役割

 物価高騰で生活が大変です。貧困と格差も広がっています。一方、自己責任論もはびこっていて、SOSが出しにくい方の声もたくさん聞いてきました。困難を抱えて、苦しみがあっても孤立している、そういう方々がたくさんいることも実感しています。
 だからこそ私は、住民福祉の向上がいちばんの役割である地方自治体の、その役割をいまこそしっかり果たす、そういうまちにしていきたいと考えています。

人間らしく生活できる

 あなたのそばに図書館がある安心を。身近に市役所の出張所があって、行政サービスにちゃんとつながれる安心を。子どもたちがのびのびとありのままに自分らしくいられる居場所を。個人として尊重され、文化に触れながら人間らしく生活できるまちを。障害があっても、年齢を重ねても、穏やかに生活できるまちを。みなさんと一緒につくっていきたいと思っています。

市民の声が生かされる仕組みづくり

 清瀬市では、清瀬駅周辺の再整備が計画されています。新しい都市計画道路が通って、「とても危険だ」という声があふれていますが、さらに都市計画道路の計画があるんです。清瀬小学校の建て替えもあったりして、大きな課題が山積しています。
 だからこそ、市民のみなさんの声がちゃんと生かされる仕組みをつくっていかなければいけないと思っています。

希望はある

 希望はあります。清瀬には多様で豊かなボランティア、市民活動を重ねている団体がたくさんあるんですね。この間、そのことを学んで勇気づけられました。さまざまな社会課題の解決へ、みなさんが努力を重ねていらっしゃいます。子育てネットワークを築いてきたNPO法人の豊かな実践もすばらしいです。ジェンダー平等を掲げて市民参画ですばらしい企画を展開している男女共同参画センター「アイレック」の取り組みも豊かです。戦争体験を語り継ぐ「平和祈念展等実行委員会」というのがありまして、市民のパワーでいろいろな取り組みが行われています。

土台に「まちづくり基本条例」

 こうした豊かな市民活動を支えてきた土台には、清瀬市の「まちづくり基本条例」があるんだなと実感しています。この条例自体が市民の声と市民の手でつくられた、と聞いてきました。まちづくりの主人公は市民です、とちゃんと位置づけられている条例です。計画の立案の段階から市民参画をちゃんとしようとうたっています。
 残念ながら、この条例が無視されているような事態だと思います。私は、「まちづくり基本条例」にのっとったまちづくりを進めたいと思っています。

魅力ある清瀬

 「ボランティア・市民活動センター」の廃止・移転が計画されていましたが、市民団体のみなさんが声をあげて、計画は撤回されました。本当に劇的なことでした。市民が声をあげれば政治は変えられることをここでも実感しました。自主的で豊かな市民活動をしっかり支えていきながらまちづくりを進めていければ、清瀬が魅力のあるまちにできる。こう確信しています。みなさんと一緒に、「住んでいてよかった」と思えるまちづくりへ歩んでいけたらと思っています。

都市農業のまち 個性豊かな商店街

 私は、本当に清瀬のまちが大好きです。水と緑が豊かで、新鮮な地元の野菜が身近に買える都市農業のまちでもあります。酪農家のみなさんもがんばっている地域です。個性豊かな商店街が生きるまちでもあります。

人権を尊重する懐の深いまち

 そして、医療と福祉のまちでもあります。
 市議会議員になって保育の課題を質問してきましたが、公立保育園を中心に豊かな保育の実践がありました。学校給食は、いち早く自校方式が導入されて温かい給食を提供し、いまでも地元の野菜が活用されています。
 歴史的には結核療養のまちでもあって、日本患者同盟がありました。となりの街にはハンセン病の施設があり、障害のある方や高齢者の施設もあるまちです。そういう意味では差別と偏見に苦しめられてきた方々がたくさん住んでいたまちでもありました。
 そのなかで、人間らしい生活とはいったい何なんだ、と問い生存権裁判をたたかった患者運動があったことを先輩方から聞いてきました。
 人権を尊重する懐の深いまちだと思っています。

平和の営みを紡いできたまち

 戦後は、中国から引き揚げてきた方々の住宅が整備されました。また、東京大空襲の被災者をこの地域の病院が受け入れました。先輩たちが戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和の営みを紡いできたまちでもあって、非核清瀬市宣言がいちはやくされたまちでもあります。本当にすごいな、と感じてきました。
 こうした歴史を引き継いで、よりいっそう人権尊重のまち、平和を発信するまちとして、みなさんと一緒に歩んでいけたら、と願っています。

図書館減って経費が増える

 市政の課題に話を戻しますが、今年度から中央図書館と地域図書館3つを廃止して、駅前図書館と元町こども図書館の2館体制になり、南部図書館がオープンして3館となりました。全市民を対象にした宅配サービスが始まりました。みなさんの実感だと思いますが、明らかに図書館サービスは後退しました。図書館の運営は、今月(2026年2月)から指定管理者が導入されて、直営ではなくなっています。
 6館あった市立図書館の時代よりも経費はさらにかかっているんです。サービスが後退していて経費も増大している。いったい何のために図書館を減らしたのか、わからなくなってきています。

図書の宅配サービス費用 1億円が2400万円に

 現市長が「全国初だ」と自慢した図書の宅配サービスですが、年間1億円の経費を見込んでいました。新年度予算案は4分の1に減りました。2400万円の計上となっています。それだけ、市民のみなさんにとっては、宅配サービスは使いづらい。経費がもったいない。やっぱり手に取って本を選びたい。そういうことの反映だと思います。

「夢空間」の空虚

 新たにオープンした中央公園に、かつてJRの寝台列車だった鉄道車両「夢空間」が2両も配置されました。見た方は本当にびっくりすると思います。大きな車両が中央公園にドンと置かれて、「なんの縁もゆかりもないこの列車がどうしてこの地に」という声があふれています。
 清瀬に運ばれる前までは、ぼろぼろの車両でして、自民クラブの議員が質問のなかで「幽霊電車」と表現したこともありました。清瀬市が譲り受け、2億円以上かけて運搬し修復することが行われたわけですが、多くの市民のみなさんから怒りの声が寄せられています。
 市長は、「夢空間」の設置(活用)について、説明するどころか徹底して情報を隠しました。市議会議員も同じでして、資金集めのためにクラウドファンディングを行ったのですが、その呼びかけで初めて知ることになりました。クラウドファンディングも2回呼びかけられていますが、目標には遠く及んでいません。

地方自治のあり方を正面から問う

 さらに怒りをよんでいるのは、「夢空間」を検討している最中に、市長が全国で保存されている鉄道車両を見学するために、2年間で16回も視察を重ねていたことです。出張費用が6倍~7倍にも膨れ上がっていました。これは、公文書の開示請求を行って初めて判明したことです。この市長はいったい何をしているんだろうと思いました。
 市民の声を無視した市政運営と税金のムダ遣いは正していかなければいけないと思います。住民福祉の増進を役割とする地方自治体のあり方を正面から問いたいです。

職員のみなさんの働き方を改善したい

 職員のみなさんの働き方も市長選に挑戦するきっかけの1つです。
 職員のみなさんは、市民にとって大事な財産だと思っています。しかしいま、人事異動が毎月のように繰り返されていて、慣れない職場で仕事をしなければいけない方が増えています。休職している方も多いですし、退職者も多いことがわかってきました。
 中核である課長さんがこの2~3年間に5人も退職されました。23年間議員をやっていますが、こんな経験は初めてです。行政サービスの手続きで十分な案内がされなくて市民への実害も生まれています。

市役所でハラスメントゼロ宣言を

 基本的な人権を守るために働いている市の職員さんたちが、働き甲斐をもって生きいきと働くことができなければ、市民にとって不幸なことだと思います。ハラスメントゼロへ宣言を市役所として行うこと、市民とともに歩む働き方ができるように、改善をめざしたいと考えています。

希望を語り合って

 市政は変わるかもしれない。明日の生活に少しは希望が持てるかもしれない。そう思ってもらえたら、どんなに素晴らしいことだろうと思っています。楽しい取り組みにしていきたいです。みなさんのお力添えを心からお願い申し上げて、私の決意といたします。ありがとうございました。がんばります。

思いを語る原田ひろみさん
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会場は満杯でした
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みんなで一緒に
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原田ひろみさん
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by hara-noriko | 2026-02-24 13:47 | 市政報告 | Comments(0)

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