2011年 07月 07日 ( 1 )   

6月議会一般質問から(3) 検証なしの保育園民営化   

 私は6月14日、市議会本会議で一般質問をおこないました。市政に対する日本共産党の基本的な考え方をのべたうえで、4つのテーマについて市の市政をただしました。(1)障がい者福祉(2)高齢者福祉(3)保育園の民営化(4)安心して暮らせるまちづくり―です。詳報を4回にわけて紹介します。3回目は、保育園の民営化についてです。

廃園・転園 子どもたちへの影響を検証すべきだ
 3月末、市立上の原保育園が44年間の歴史に幕をおろしました。12人の子どもたちは、小学校へ巣立っていきました。最後の卒園式に出席した方にうかがうと、子どもたちがとてものびのびとしていて、1年間大事に育てられてきたのだと実感した、とのことでした。職員・保護者・地域の方が、子どもたちを真ん中に手を結び合ってきた結果でした。
保護者の苦悩は大変なもの
 しかし、さくら保育園に転園するのか、廃園まで上の原保育園に残るのか、保護者の方々の苦悩は大変なものであり、選択してからも本当によかったのか、という思いが残った、という声も聞きます。何より、子どもたちの環境変化の影響は大きく、この検証は十分になされなければなりません。
市長はなぜ公約を取り下げ民営化をすすめるのか
 ところが、市長は、公約していた保育のあり方検討について、今回の予算案では取り下げてしまいました。その一方で、みなみ保育園の民営化のための予算は計上されています。取り下げの理由と、これまでの民営化の検証をどのように行なう考えか、うかがいます。

【答弁と感想】
 取り下げの理由は、国で検討中の「子ども・子育て新システム」がまもなく成立されそうだ、との判断で、新システムが施行になればそれにそった会議を持つことになる、今あり方検討委員会をはじめるとダブってしまう。だから、取り下げるといいます。
検証せずに保育園を民営化することは容認できません
 では、新システムにもとづく会議で、これまでの民営化の検証をするのかといえば、「これまで第三者評価や保護者のアンケートを行なった。みなみ保育園の民営化をていねいにすすめていく」ということですから、市民参加での検証はせず、そのままみなみ保育園は民営化する、ということであり、とても容認できません。
国の「子ども・子育て新システム」にも深刻な問題が
 新システム自体も、市町村の保育実施義務をなくし、保育を自己責任にしてしまうなど、深刻な問題を抱えています。みなみ保育園は、民設民営化されるだけでなく、不透明な新システムのなかでどういう道をたどるのか心配です。
市長は自らの公約に立ち戻れ
 市長は、財政問題と同時に、都営住宅建て替えで期限が決まっていることを強調します。しかし、民設民営に無理矢理しようとするから、時間がないのであり、また、財政問題についていえば、そこも含めて市民参加で議論するところに意味があるのです。私は、議会全体を通じて、市長は公約に立ち戻るように強くもとめました。

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                             トンボ(落合川)
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by hara-noriko | 2011-07-07 15:12 | 市政報告 | Comments(0)