2012年 03月 20日 ( 1 )   

3月議会 一般質問から(上)   

 ご無沙汰していてすみません。3月議会が続いています。年4回の定例議会のうち、3月がもっともハードですが、今回は、市長の公約違反のうえに、国民健康保険税・介護保険料・下水道料金の値上げ…など、本当に大変です。
 9日の一般質問で、私は、市長の就任当初の市報に載ったあいさつ文を読み上げて、市長の2年間をふりかえって質問しました。実は、こういう質問の仕方をするかどうか、ぎりぎりまで悩みました。嫌味っぽくならないか、私の真意は伝わるか、と。
 このブログでもお知らせしたとおり、私たちは、現在、市長を支持する立場ではありませんが、政治で何を大切にしなければならないか、真剣に議論したい。そのためには、市長の原点に触れる必要があると思ったのです。
 今、予算特別委員会の真っ最中のため、くわしくお知らせすることがかないませんが、私の一般質問の前半をお伝えします。質問の後半は、後日お知らせしたいと思います。
                    ◇               ◇
 東日本大震災から1年になります。改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、地震・津波・そして原発事故にあわれて、今なお大変なご苦労をされている被災者のみなさんに心からのお見舞いを申し上げます。そして、できる限りの支援を、力をあわせてこれからも息長く続けていきたいと思います。
 また、東久留米市が、防災に力を入れ、福祉を大切にする自治体として発展するよう、微力ながらとりくんでいきたいと思います。

 それでは、通告に従い、一般質問をおこないます。
【馬場市政2年を振り返って】
 まず、最初に、馬場市政2年を振り返って伺います。
 篠原重信議員の総括代表質問で述べたとおり、私たち日本共産党も参加する「あたたかい市政をつくるみんなの会」は2月20日、今後馬場市長を支持できない、との立場を表明しました。
 誤解していただきたくないのは、市長が公約を実現していないから問題だ、と言っているのではない、ということです。公約実現には、さまざまな困難がつきものです。時間がかかったり、根本から検討を要する場合もあります。問題は、公約を実現しようとする姿勢とプロセスなのです。
 市長はいつも、独断で公約を投げ捨ててしまっています。たとえば、コミュニティバスについても、財政的に厳しいと考え、庁内検討会の最終報告が出る前に実施を断念しています。なんのための庁内検討会なのでしょうか。その庁内検討会の結果を待って、財政のことも含めて市民に情報公開し、東久留米でどうやって実現するのか市民参加で検討していくことが、市長のとるべき道だったのではないでしょうか。
 情報公開、市民参加、対話による合意形成をかかげた市長なのですから、市民を信頼し、ともに知恵を出し合うという姿勢を貫くべきではないでしょうか。そうすれば、喜んで多くの市民は一緒に汗を流してくれるはずです。そういう方向に向かわなかったことを本当に残念に思いますし、市長の責任は重大であることを指摘します。
 私は、今回の質問で、「情報公開、市民参加、市民との対話による合意形成」を徹底します、と題した市長就任直後のあいさつに照らして、この2年間を振り返りたいと思います。このあいさつは、2010年2月1日の「広報ひがしくるめ」の1面に載ったものです。
 ――私が選挙戦を通じて一貫して訴えてきたことは、「情報公開、市民参加、市民との対話による合意形成」を徹底することでした。それは、『政治とは常に弱者とともにあるもの』だと思うからです。この場合の『弱者』とは、現に病気や障がいがある、貧困に苦しんでいる、女性や子ども、なども当然そうですが、例えば個人ではなかなか立ち向かえないような、企業や行政、政治などの力によってある日突然、弱者に追いやられてしまった人たちのことでもあると思います。そしてこの様なことは誰にでも起きうるものであり、同じ市民として他者の痛みを理解し、このような『突然の弱者』をつくらないようにすることが政治であり、その為にも「情報公開、市民参加、市民との対話による合意形成」を徹底して参ります。――
 私は、ある意味、どの項目を公約に掲げたかよりもずっと重みのあるあいさつだと思います。個人的には、「弱者」という表現はいかがか、という思いもしますが、しかし、弱い立場に追い込まれる人が出ないようにしたい、との市長の熱い思いは伝わってきます。
 こういう考えの市長だから、苦労はあっても市民を裏切ったりしないだろうと感じる内容です。この2年間、「弱者とともにある政治」がすすめられてきたといえるのか、また、「突然の弱者」をつくりだしていないのか、以下3項目についてうかがいます。

(1)保育について
 まず、保育行政についてです。
 現在、市長の公約であった、保育のあり方検討委員会も設置しないまま、みなみ保育園の民営化が強行されています。みなみ保育園の関係者は、市長のいうところの「ある日突然弱者に追いやられてしまった人たち」ではないでしょうか。にもかかわらず、施政方針では、「みなみ保育園の民営化につきましては、今後も保護者の方々への丁寧な対応に努めてまいります」と、あたかも、これまでていねいな対応をしてきたかのように平然と述べています。
 さらに、共産党の総括代表質問に対しても、やむにやまれぬ思いで保護者が設定した懇談会も、市が開催したかのようにとれる答弁をし、愕然としました。こういう発言を決して見過ごすわけにいきません。この3月議会を通じて、問題を明らかにしていくことを述べたうえで、以下、うかがいます。
 ・市長は、なぜあり方検討委員会を設置できなかったと考えていますか。
 ・来年度予算案では、保育のあり方検討と切り離して、保育料・学童保育料の改定を検討する、となっていますが、その考えはどういうものですか。
 ・今後、市民とともに保育について話し合っていく考えはあるのですか。簡潔に御答弁ください。

 次に待機児対策ですが、今年も深刻な状況が広がっています。今年度最終となる2月1日付の待機児数は298名。新定義でも248名です。改めて、認可保育園を誘導する考えはないのか、また、認可保育園と認可外保育園の保育料格差是正についてどう対応する考えなのか、うかがいます。

(2)高齢者福祉について
 次に高齢者福祉についてです。
 高齢者福祉電話が廃止されて1年がたちました。野崎市政時代から、福祉電話廃止は課題にあげられていましたが、まさか、馬場市長が廃止の決断をするとは思っていませんでした。しかも、段階を踏むこともなく、いきなりの廃止で、ここでも高齢者の方々が突然の弱者になってしまったのです。
 福祉電話の主な事業内容は、基本料金の補助であり、高齢者の「見守り」の役割を果たしていないので廃止し、他の見守り施策でカバーするとのことでしたが、他の見守り事業への移行は完了したのですか。
 また、福祉電話を利用していた高齢者の方々から、「お金がかかるので、なるべく電話をかけないようにしている」「具合が悪くて知人に相談したいときも電話を控えてしまった」という声を聞きます。こうした高齢者の声を市長はどう受け止めますか。うかがいます。
 高齢者福祉の2点目として、高齢者を支えるとりくみの強化についてうかがいます。
 高齢になっても安心して暮らせるようにしていくことは、どの世代にとっても大切な課題です。私は、昨年の6月議会で高齢者を支える施策の充実を求めて質問しましたが、そのなかでも、救急医療情報キットの導入は急いで実施することが必要であると考えます。近隣自治体でもとりくみが広がっています。検討状況をお聞かせください。
 また、ひとり暮らし高齢者の方から共通してだされるのは、「夜の不安」です。夜、心配なことがあってもどこに連絡して相談してよいかわからない、という声に対し、どうこたえるのかうかがいます。

(3)障がい者福祉について
 次に障がい者福祉についてです。
 前市政から引き続いて大きな課題となっているのが、特別支援学校高等部卒業後や、さいわい福祉センターでの訓練終了後の日中活動の保障です。とりわけ、重度障がいの方の受け皿として、「活動センターかなえ」がつくられましたが、今現在、施設の抜本改善についてめどがたっていません。担当において鋭意努力されていることは認識していますが、もう新年度を迎えようとしています。市長も、重要な課題だと述べられてきましたが、どのように解決しようとしているのか、うかがいます。
 また、地域活動支援事業のなかの移動支援について、全身性の身体障がい者の方への適用を求めてくりかえし質問してきました。来年度は、実現するのかうかがいます。

  スズメ(黒目川)
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by hara-noriko | 2012-03-20 01:08 | 市政報告 | Comments(0)