考えさせられたこと   

東久留米市シルバー人材センターの総会に出席
状況が大きく変わってきている、と
 6月27日、東久留米市シルバー人材センターの第9回定時総会に出席しました。会長のごあいさつでは、シルバー人材センターをとりまく状況が大きく変わってきていることが話されました。
 …以前は、会員になった方が仕事に就けるように、新しい仕事を開拓するために大変だった。でも今は、仕事はあっても人がうまらないという状況になっている。国の政策の変更のなかで、定年退職後、就労を続ける人もいる。会員をやめて他へ就労する人もいる。また、安全に仕事をしていくという点でも課題がある。熱中症や車の運転など、新たな対策が必要になっている。…

生きがいや地域社会への貢献のために

 考えさせられました。シルバー人材センターは、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」にもとづき、高齢者が働くことを通じて、生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する組織です。長い間、仕事や地域で貢献してきた方々が、現役引退後も、培ってきた力を発揮していく。それぞれのペースで生きがいをもって仕事を続けたり、社会参加をしていく組織です。でも、「もっとお金になることをやらないと生きていけない」という声もうかがったことがあります。

年金だけでは老後資金2000万円不足
改めて、こんな政治を変えていきたいと…
 「厚生年金だけでは老後資金が2000万円不足する」とした金融庁の審議会報告書、マクロ経済スライドにより7兆円規模で年金が削減されることを認めた安倍首相の発言…。こういう政治を変えていかないといけない、と改めて思いました。高齢者の方々が、経済的な不安が動機ではなく、自らの生きがいのために安心して働ける環境づくりを進めたいです。

私のあいさつから
みなさんの活動から学び、応援したい
 私は、会長あいさつで指摘されたことに触れたうえで、ひとこと、以下のようなお祝いのあいさつをしました。
 …シルバー人材センターのみなさんは、公共的な大事な仕事も担当いただいたり、また、私たち市民の日々の暮らしの中で必要なサービスを担ってくださったり、本当にありがとうございます。長年の経験と熟達した技能や見識があってこその丁寧なお仕事は、どの分野でも実感しています。
 たとえば、木の剪定などでも、ただ切ればいいというのではなく、あとあとのことまで考えて、助言もしてくださる。子どもたちの学習支援でも、シルバーの人たちはやさしい、と子どもや親からも評価が高い。そうしたみなさんの活動から学び、応援していくのが私たちの役割だと今日、改めて思っています。
 どうか、これからもますますお元気でご活躍されますように、また、シルバー人材センターがさらに発展することを祈念して、お祝いのごあいさつといたします。

ネムの花
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# by hara-noriko | 2019-06-28 23:12 | 活動日誌 | Comments(0)

9年越しの願い実る   

東京・東久留米市の下里本邑通り
コカ・コーラ工場近くに横断歩道設置へ
 本当にうれしい! 東久留米市の下里本邑(しもさとほんむら)通り、コカ・コーラ工場近くに、今年度中に横断歩道が設置されることがわかりました。東久留米市議会6月議会でおこなった北村りゅうた市議の一般質問に答えたものです。

請願が採択されたのは2010年

 地域のみなさんが請願を出したのは9年前の2010年3月議会。「下里本邑通り沿いの八幡町1丁目に横断歩道と信号機の設置を求める請願」。全会一致で採択されています。当時、市議だった私も紹介議員でした。質問でもとりくみました。

車の交通量が増えた場所
信号のない道路を横切るのは危険
 ここは、2009年に大型ショッピングセンターも開店し、車の交通量も増えた場所です。八幡町側から駅に行くバスに乗ろうと思っても、久留米西高南交差点から野火止1丁目交差点までの間に横断歩道がなく、信号のない道路を横切る方が多く、たいへん危険だと住民のみなさんが指摘していました。

継続して働きかけて
 市側も、当初から必要性は認め、警察に設置要望を毎年おこなっていました。警察でも東京都公安委員会に上申もしていると2015年の一般質問で確認しました。が、なかなか実現せず…。でも住民のみなさんはあきらめず、途中経過を教えてほしいといつも声をかけてくださり、私たちも継続して働きかけてきました。

市議選後、初の議会
北村りゅうた市議が質問
 そうしたなか、市議選後最初の議会で北村さんが、地域のみなさんの声を改めて質問。そして、今年度中に横断歩道が設置される見込みであることが答弁されました! 本当にうれしい! さらに、北村さんは、信号設置の必要性もしっかり訴えました。

あらためて現地調査
やはり信号機は必要
 そして早速、北村市議と一緒に、あらためての現地調査へ。近隣の方も出てきてくださって、どのあたりに横断歩道があればいいか、など話しながら歩きました。「道幅が広いので、年をとってくると、渡りきるまでに時間がかかると思う」「車がスピードを出しているから、横断歩道をわたるタイミングが心配」などの声も。やはり、信号設置は必要だと思いました。
 一日も早く、横断歩道と信号が設置され、安全な道路になるように、引き続き働きかけていきます!


地域の方たちと一緒に現地調査
左から2人目が北村りゅうた市議
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意見を出し合いながら
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# by hara-noriko | 2019-06-27 23:53 | 活動日誌 | Comments(0)

参院選で希望ある政治をつくりましょう   

 6月26日、通常国会が終わり、参院選は7月4日に公示され、21日に投開票がおこなわれます。6月25日、東京・東久留米駅前で共産党市議団、宮本徹衆院議員といっしょに朝の宣伝をしました。激励の言葉をたくさんいただき、うれしい。参院選挙を前に、私はこんなスピーチをしました。

みなさんと一緒に安倍政治を変えたい
32の1人区すべてで野党統一候補
 7月は参議院選挙が行われます。消費税を増税しようとしている、また、憲法9条を変えようとしている安倍政治をみなさんと一緒に変えていきたい、と考えています。でも、今の選挙制度は本当に悪くて、1人区が32もある。この1人区で市民と野党の共同を広げなければ安倍政治を追い込むことはできません。そういうなかで、市民連合のみなさんが本当に努力され、政策も一致させて野党は力を合わせることになりました。32ある1人区すべてで野党の共同候補が誕生することになりました。

市民と野党の共同政策
ここに希望への道がある
 先日、若い人と話をしたときに、「安倍政治を変えるといっても、なかなか変わらない。とりあえずこれ以上悪くなってほしくないから、現状維持で自民党に入れてきた」という方がいらっしゃいました。その気持ち、本当によく分かります。社会がよくならない。政治が変わらない。ウソばかりつく政治がまかり通っている。これでは希望がもてない―。
 日本共産党は、そこを変えたい。そのために市民と野党で政策を一致をさせて、共同の力で進めていく。ここに希望への道があるのではないでしょうか。
 市民連合のみなさんと野党でかかげた共通政策は、これまでよりも格段に前進しました。消費税の10%への増税は中止をする。原発ゼロへ向かう。憲法9条改定は許さない。こうした問題ではっきりと一致することができました。さらに、沖縄のみなさんとしっかり連帯して、辺野古への新基地建設をやめさせていこうということでも一致しました。

一人ひとりの判断が政治を変える力です
 みなさん、これを力に本当に政治を変えていきましょう。政治を変えるのは、みなさんお一人おひとりの判断です。年金の問題を見ても、これはあきらめるわけにはいきません。この年金の問題も参院選の大きな争点です。共産党は、減らない年金を実現するために、高額所得者を優遇した保険料のしくみを改善して財源を生み出し、低年金の方には一律年6万円を上乗せするなどの政策を訴えています。

希望ある社会へ 共産党の3つのプラン

 共産党は、希望のある社会にするために、(1)8時間働けばふつうに暮せる社会に(2)お金の心配なく学び、子育てできる社会を(3)くらしを支える安心の謝意会保障に―という3つのプランを掲げています。
 そのために、最低賃金を一日も早く1000円にし1500円をめざしていく。大学・専門学校の学費を半額にして段階的に無償化していく。国民健康保険税(料)も1兆円の国費を投入することで引き下げを実現していく。
 さらにその財源も示しています。消費税の増税にストップをかけます。3つのプランを実現をしていくためには、7.5兆円が必要です。大企業や大資産家の優遇の税制度をしっかり見直し、米軍への「思いやり予算」を改め、日本には必要のない戦闘機の爆買などをやめれば、消費税に頼らなくても財源をうみだせることを共産党は示しています。みなさん、力を合わせて、この道を進んでいきましょう。共産党を大きくしてください。


東久留米駅前で朝の宣伝
(左から)原のり子、かもしだ芳美市議、宮本徹衆院議員
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永田まさ子市議
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村山順次郎市議
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北村りゅうた市議
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# by hara-noriko | 2019-06-26 23:10 | 選挙 | Comments(0)

清瀬スピーチ(下)校則―生徒たちの声を受け止めて   

 6月23日、宮本徹衆院議員、東京・清瀬市議会議員団のみなさんと一緒に清瀬駅前で訴えました。私のスピーチの後半は、「校則―生徒たちの声を受け止めて」です。

都議になって、高校生からの初めての相談
突然、「うちの学校の黒ではないから黒髪に染めよ」と
 先日、東京都議会の定例会が終わりました。私たち日本共産党都議団は、こんどの定例会で、一人ひとりの尊厳・人権が大事にされるジェンダー平等が実現できる都政をめざして、さまざまな課題でこの姿勢を貫いてとりくみました。
 2年前、都議になって高校生からの初めての相談は、学校の校則にかかわる内容でした。都立高校の3年生でしたけれど、きれいな黒い髪をセミロングにしている女性でした。「その髪はうちの学校の黒髪ではないから黒染めをしてこい、と先生から指導された。おかしいと思う」という相談でした。

一度も髪を染めたことはなく
校則には「髪染めはいけない」と書いてあるのに
 彼女は一度も髪を染めたことがないのに、3年生になったら突然、「黒染めをしてきなさい」といわれたそうです。学校の校則を見てみたら、「髪染めはいけない」と書いてあります。先生に、「髪を染めちゃいけないと書いてあるのに、私は黒く染めてこなければいけないのですか」といったそうです。
 そうしたら、特別指導になってしまいました。授業も受けることができなくなって、別室で毎日、特別指導を受けるんです。その中身は、髪を染める問題について話し合うということではなくて、ただただ反省文を書く。その反省文も、なぜこの学校に入ったのかということなどを書く。

学校側が生徒に謝罪し黒染めを撤回
 相談を受けて、こんなことが教育の中でおこなわれているのはおかしい、と直ちに話し合いをしました。そのなかで、結果的には学校側も高校生に謝罪して、黒染めの指導は撤回されました。
 私は、こんなことがたくさん起きているのではないかと改めて思いました。その後、他の高校生からも校則の問題で相談が寄せられています。

池川友一都議が都議会一般質問で取り上げた

「生徒の意見を聞くことが大事」と教育長
 6月の都議会定例会で私たち共産党都議団はこの問題を真剣に議論して、高校生からも意見を聞いて、池川友一都議の本会議一般質問で、まとめて質問しました。ある学校では、校則を変えようと生徒会みんなで決議して決めた。でも、校長先生が認めない。ねじ伏せてしまいました。これらの問題をとりあげたところ、ようやく教育長が「校則を変更する場合には生徒の意見を聞くことは大事だ」ということを認めざるを得なくなりました。当たり前のことだと思うのですが、ここでようやく前進できました。

吉良よし子参院議員の国会質問が後押しに

文部科学省が、「生徒の声も聞いていく」と答弁
 都議会の論戦の大きな後押しとなったのが、吉良よし子参院議員の国会質問だったことを知っていただきたいと思います。吉良さんは、高校生の下着の色まで校則で指定されて、その色でなければ認めないということまでやられていることを取り上げて、「ブラック校則はダメだ」「校則を変えよう」と子どもたちがいったときは、ちゃんと話し合って変えていけるようにすることが必要だ、と政府に迫りました。文科大臣から答弁があって、校則は絶えず見直すべき、児童・生徒も参加して決めることが望ましい、と答弁せざるを得なかった。

生徒たちの声をしっかり受け止めて
 こうした国会での議論があって、都議会でも変化をつくりだすことができました。子どもたちの声、高校生の声をさらにしっかり受け止めて、改善を進めていきたいと思っています。吉良よし子さんは、高校生の声をしっかり受け止めてブラック校則の問題を追及している。こういう人を再びみなさんのお力で国政の場へ送り出していただきたいと思います。


宮本徹衆院議員、清瀬市議団と一緒に訴え
(左から)香川やすのり市議、佐々木あつ子市議、宮本徹衆院議員
原のり子、深沢まさ子市議、山崎美和市議
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# by hara-noriko | 2019-06-25 20:27 | 活動日誌 | Comments(0)

清瀬駅前スピーチ(上)だれもが尊重される社会へ   

 6月23日、宮本徹衆院議員、東京・清瀬市議会議員団のみなさんと一緒に清瀬駅前で訴えました。私は、ジエンダー平等に向けて日本共産党が政策を発表したことや校則問題などについてスピーチしました。その内容を2回に分けて掲載します。最初は、「だれもが尊重される社会へ」です。

ジェンダー平等へ
共産党が政策を発表
 日本共産党は、今回の参議院選挙に向けて、「個人の尊厳とジェンダー平等のために―差別や分断をなくし、誰もが自分らしく生きられる社会へ」という政策を発表しました。多くの方に読んでいただきたいと思っています。

東京でも人権条例が成立
セクシュアルマイノリティのみなさんの訴えに感動

 私は都議会議員として活動し、昨年9月、東京都で人権条例をつくることができました。どんな人でも、差別されてはいけないんだ、差別してはいけないんだ、という条例です。
 人権条例をつくる過程で私が感動したのは、セクシュアルマイノリティーのみなさんが運動を大きく発展させて、「LGBTの権利保障、差別禁止」ということだけではなくて、「どんな人でも性差による差別は受けちゃいけないし、してはいけない」ということを、人権条例のなかで大事にしてほしい、と訴えていたことです。とても感動しました。
 性自認=自分の性をどういうふうに認識するか。また、性的指向=どんな性の人を好きになるのか。これは本当に一人ひとり違います。この、「一人ひとり違う」ということを認める。そういう人権条例にしてほしい、という訴えがあって、私たちもその声を受け止めて都議会で論戦をして、この人権条例がつくられました。

自民党だけが反対
 なんとみなさん、この人権条例に反対した人たちがいるんです。それが自民党のみなさんです。都議会ではこの人権の問題で、背を向けているのが自民党の姿だということ、これをみなさんにお知らせしなければなりません。先日の都議会でも、夫婦別姓をきちんと認めていくという請願に反対したのは、自民党です。

一人ひとりの生き方が大事にされる社会に
 人権を大事にする。一人ひとりの生き方を大事にする。そういう社会に進んでいくためにも、今度の参議院選挙では、人権を守る立場で取り組んでいる政党と候補者を多く国会に送り出していただきたいと思います。比例代表では日本共産党、東京では吉良よし子さん。みなさんの大きなお力添えを心からお願いを申し上げます。

【関連リンク】
共産党のジェンダー平等政策
JCP With You 個人の尊厳とジェンダー平等のために
ジェンダー平等へ 共産党のパンフレット
共産党の参院選公約
東京都の人権条例
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清瀬市議団のみなさんと一緒に訴えました。(清瀬駅北口)
(右から)山崎美和市議、深沢まさ子市議、宮本徹衆院議員、
原のり子、佐々木あつ子市議、香川やすのり市議
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# by hara-noriko | 2019-06-24 21:18 | 活動日誌 | Comments(0)