宮城県石巻市 ボランティア報告(3)   

 宮城県石巻市でボランティアをしてきました。報告の3回目です。

避難所生活の苦労―課題がリアルに伝わってきて
 北上川のすぐそばにある仮設住宅の方たちは、避難所生活で大変だったこともいろいろ話してくださいました。
 「最初の1週間は食べ物が届かず、柿ピーとチョコでしのいでいたが、高齢者はそれすら食べられず本当にかわいそうだった」
 「毎日甘い菓子パンがつづき、体調を崩す人もいた」
 「仮設トイレをつくってくれたが、外なので、雪の中、足の悪い高齢者はなかなか行けない」
 「薄い毛布しかなく、せめて高齢者には敷布団を用意してあげてほしかった」
 「避難所生活で十分食べられず、良く眠れないなか、体力も落ち風邪が蔓延。自分も肺炎になりかけ、避難所を出て、実家の畑の小屋に移った。水も電気もないなか、家族で1カ月過ごした」
 直接お話しをうかがうと、大変さや解決しなければならない課題がリアルに伝わってきます。
仮設での生活―若いお母さんが「買い物に困っている」と
 「仮設住宅での生活で困っていることはありますか?」とうかがうと、赤ちゃんを産んだばかりの若いお母さんが、「買い物です」と。ここからスーパーまでベビーカーを押しながらいくと、30分近くかかる。帰りは、たくさんの荷物もある。…こういうことへの支援が求められていることがよくわかりました。
仮設を出たあとの心配と原発への怒り
別の方は、仮設を出たあとのことを心配していました。
 「海からも、女川原発からも少しはなれたところに家を建てたい」
 「自分の兄は、原発で働いていたことがある。作業中、線量計のブザーが鳴りっぱなしでうるさいので、外して作業していたと…。どれだけ被曝(ひばく)しているか…。やらせメール問題も明らかになり、原発はもうなくしてほしい。共産党にがんばってほしい」
 改めて、今回の大震災は、大地震・津波・原発事故という三重の苦難を被災者のみなさんが背負わされていることを実感しました。(つづく)

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# by hara-noriko | 2011-08-14 17:55 | 活動日誌 | Comments(0)

宮城県石巻市 ボランティア報告(2)   

 宮城県石巻市でボランティアをしてきました。報告の2回目です。

北上川近くの仮設住宅へ
 私たちが訪ねた仮設住宅は、北上川のすぐそばにありました。5メートルほど(3~4メートルぐらいかも)の土手を越えると、そこは水を満々とたたえた川です。正直、「えっ!?」とびっくりしました。
 二人一組になって、住宅の方々のお話しをききましたが、やはり、「こんなに川の近くで、本当に不安で、できれば違う場所がよかった…」と話しをしてくださった方がいました。
かみしめた被災した方々の思い
 「私は津波のとき、知り合いのアパートの3階に非難した。家族全員無事だったが、本当に怖かった。水に流されているお父さんと子どもの死体も足元で見た。もう水は見たくないし、そこに戻るのはいやです。それなのに…、なぜこんなところに仮設住宅を建てたのか。市役所の人は、ここは水が上がってませんよ、と説明されたが、近所の人に聞くと浸水した、と…。でもわがままは言えないと思って、ここに来ました」
 「津波で家を失った人が、住んでいたところに戻りたいと言っている、と調査結果などが発表されているけど、私は戻れません。津波を直接経験した人は、よろこんで戻れる状況にないと思う。でも、みんなローンをかかえていたり、大変です。そういうバックボーンがあることをわかってほしい」
 「復興計画の説明会にも行ったが、結局、防波堤を高くするなどの公共工事。それだけであれば、これまでとまったく変わりがない。住んでいた人の生活支援、安全なところに家を建てられるようにする支援こそ求められていると思う」
 本当に、そのとおりだと、話してくださった方の一言一言をかみしめました。(つづく)

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# by hara-noriko | 2011-08-13 23:16 | 活動日誌 | Comments(0)

宮城県石巻市 ボランティア報告(1)   

 7月31日の「ボランティアで被災地に」でお知らせしたように、宮城県石巻市でボランティアをしてきました。感じたことや学んだことを報告します。

実状を見て聞いて
 石巻に着いてすぐに、現地を案内していただきました。まず、日和山で黙とうをささげました。女川町では小野寺さん(地元の党地区委員会の前委員長)が、「津波がどういうふうに押しよせてきたか、その方向に車を走らせてみますね」と言われました。「あのアパートの3階に逃げて、大丈夫だろうと思っていたら、そこも飲みこまれたんです」と途中で説明があり、息をのみました。本当にここでたくさんの人が亡くなっている、という事実に、ことばを失いました。
復興に向けて
 復興に向けて、地元の魚屋さんが何軒かで営業を再開したお話しも聞きました。まずは、軽トラックがないといけない、と募金をもとに1台プレゼントできたとの話でした。地元の人たちが今何を必要としているのか、本当に一緒になって考えている共産党の救援センターおよび党地区委員会の姿勢から、学ぶものはとても大きなものがありました。
 現地を案内していただき、説明も受けたことは、ボランティア活動においてとても大事なことだったと実感しました。翌日の活動のなかで、被災者のみなさんのことばの重みをかみしめました。
自分の力は小さいけれど
 どんなボランティア活動にとりくむのかは、現地の要請で決まります。自分の力は本当に小さいけれど、どんなことでもやろう、と思っていました。でも、内心は、「聞き取りボランティアはできれば避けたいな…」というのが正直な気持ちでした。被災者の方の気持ちになって考えてみると、話したくない、触れられたくない、という方がいても当然です。親切のおしつけのようになってしまったら嫌だな…と思っていました。
要請された活動は
 要請された活動は、仮設住宅の被災者の方の聞き取りボランティアでした。
 救援センターの方からは、「聞き出すのではなく、話してくれることを聞く、ということが大事」「仮設に移ったが、そこで新たな課題も出ています。要望を聞いてください」との話がありました。そのあと、地元の共産党市議、水沢さんから、「まず、たいへんでしたね、とねぎらいの言葉をかけてさしあげてください」「話したい人も話したくない人もいることを理解してとりくんでください」など、具体的な助言があり、ほっとしました。
腕章と名札をつけて
 どこのだれが来ているのかを明らかにするため、共産党の腕章と「東久留米・原」と名札もつけて現地に向かいました。(つづく)

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# by hara-noriko | 2011-08-08 23:29 | 活動日誌 | Comments(0)

東久留米市内の放射線量測定結果   

 東久留米市内での放射線量測定結果(7月分)が市のホームページで発表されました。東口中央公園で継続して14日間測定した結果と、保育園・幼稚園の園庭、児童館の庭、学校の校庭とプールサイドを各1日測定した結果です。
 自然放射線量は一般に0.05マイクロシーベルトといわれています。また、平常時の放射線の管理基準は、年間1ミリシーベルト(「マイクロ」は「ミリ」の1000分の1)。
 こうしたことに照らして見てみると、今すぐに危険である、という値ではないように思えます。しかし…、1日だけの測定であること、砂場などはどうか、雨の後はどうか…など、いろいろと課題もあります。
 まずは、市としての測定がスタートしたことは大切であり、充実を求めていきたいと思います。市民の方々からも、夏休みに入り、子どもたちが落合川でたくさん遊んでいるので、そういうところはすぐに測定してほしい、などの声も寄せられています。みなさんの声を届けていきたいと思います。

東久留米市内の空間放射線量の測定について

                        ツバメの親子
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# by hara-noriko | 2011-08-01 00:14 | 市政報告 | Comments(4)

ボランティアで被災地に   

 7月27日から29日まで、市民の方と共産党市議団、計10名で、宮城県石巻市へ災害ボランティアに行ってきました。私は、29日にどうしても動かせない仕事があり、他の人より早めに戻ってきましたが、本当に考えさせられ、学んできた…というのが実感です。
 みなさんから、救援物資が続々と寄せられ、大きな段ボール30箱にもなりました。また、救援募金は10万円にもなり、現地に確実にお届けしました。短期間でのよびかけであったにもかかわらず、ご協力、本当にありがとうございました。
 1日目は、共産党の震災救援対策センターで中心になってとりくんでいる、小野寺さん(地元の党地区委員会の前地区委員長)に、被災したまちを案内していただき、くわしく説明を受けました。
 2日目は、仮設住宅を訪問し、みなさんの要望などの聞き取りのとりくみを行いました。
 3日目は、私は参加できなかったのですが、町内会の要請で、側溝の泥出しを、東久留米も含め共産党のボランティア40名で行ったそうです。
 今回のとりくみで感じたこと、学んだことを今後報告していきたいと思います。

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                    石巻市(6月12日撮影)
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                  石巻市・日和山(5月26日撮影)
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# by hara-noriko | 2011-07-31 00:15 | 活動日誌 | Comments(0)

臨時議会 市政のあり方問われる暫定予算の可決   

 7月20日は臨時議会でした。3月議会につづいて、6月議会でも予算案否決となっため、8・9月の暫定予算を審議しました。
 当初予算については、いろいろ意見の違いはあっても、それを決定するまでの間、必要最低限の経費で組む暫定予算は、本来、議会全体で一致できるものであると思います。しかし、3月のときもそうでしたが、今回の暫定予算にも、市長の政策的な経費がもりこまれました。
みなみ保育園民営化のための経費が盛り込まれる
 今回の最大の問題は、みなみ保育園民営化のための法人選定会議予算が計上されていることです。共産党市議団としては、3つの点で問題だと指摘しました。
「8・9月に支出負担行為が必要なものを計上」のはずが
 ひとつは、市の予定では、10月から法人の募集をはじめるとしています。そうすると、市自身が示している暫定予算の考え方である、「8・9月に支出負担行為が必要なものを計上」ということとは矛盾します。10月以降に動き出すものについては、9月の定例議会で改めて本予算を審議するのですから、そこで提案すべきです。
 市側の答弁では、「募集に向けての準備がある」などと述べられていますが、選定会議の予算がなくても、すでに市は民営化計画にもとづいて保護者への説明会をやろうとしたり、実際には動いているのです。法人選定会議予算を暫定予算にどうしても盛り込まなければならない明確な理由がないのです。
市民参加も市民合意もない
 ふたつめは、進め方の問題です。みなみ保育園の民営化については、まったく市民参加と市民合意がないにもかかわらず、関連予算を計上する。しかも、暫定予算のなかに入れてしまおう、というやり方は本当に問題です。9月に、もし本予算が三だび否決されても、みなみの民営化は進められるようにしておこう、ということなのでしょうか。
市長は公約と違うことをやろうとしている
 みっつめは、市長の公約との関係です。市長は、「みんなの会」との政策協定で、保育のあり方検討委員会を設置して、市民とともに保育の充実に向けて検討することを約束しています。この約束は、広く市民のみなさんにお知らせしており、当然、市長の公約です。しかし、市長はこれを自らとりさげ、みなみ保育園民営化は計画通り進めるとしてしまいました。また、市民参加と市民合意を大切にする、と市長は公約しており、その点からいっても、選定会議の予算を計上するということは、公約とはまったく違うといわざるをえません。
予算の一部の問題ではない
 みなみ保育園の問題は、予算の一部の問題ではなく、東久留米市政のあり方にかかわる重大問題なのです。こうしたことから、共産党は反対しました。他の会派は賛成で、暫定予算は可決されました。
保育園は市民の財産
 6月議会において、馬場市長が、保育園民営化を推進する発言を、市民との話し合いもないまま行ない、大きな波紋をよんでいます。こうしたなか、市が一方的にみなみ保育園の保護者への説明会をしようとしても、それが成立しないのは当然だと私は思います。
 そもそも、保育園は、市民の財産であり、現在の保護者だけに説明すればいい、というものではありません。そして、何より問題なのは、すべて市民との話し合い抜きにすすめてしまっていることなのです。市長は、そのことの重大性に気づくべきです。
 今回、みなみの法人選定会議予算は通りましたが、先にのべたように、動き出すのは10月以降です。これですべてが決まってしまったわけではありません。市民参加と市民合意、を貫くことを求めて、ひきつづきとりくんでいきます。

                      飛び立つゴイサギ(黒目川)
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# by hara-noriko | 2011-07-23 11:03 | 市政報告 | Comments(0)