2023年 09月 17日
東久留米市で「いきいき長寿大会」
4年ぶりの開催
9月16日、東京・東久留米市で「いきいき長寿大会」が開かれました。75歳以上の方にご案内が送られています。新型コロナウイルスの感染が広がる中、開催が見送られてきましたが、4年ぶりの開催となりました。
コロナ第9波というべき状況
対策を都議会でしっかり議論したい
とはいえ、今また第9波というべき状況になっています。マスク着用の方も多く、また、参加者もコロナ前ほどの人数ではありませんでした。高齢者のみなさん、気を付けて過ごしていらっしゃるのではないか、と感じました。改めて、重症化リスクの高い方たちへの配慮、感染を広げないようにできる行動をしていきたいと思いました。そして、コロナ対策を都議会でもしっかり議論していきたいと思います。
来賓としてお祝いの言葉
安心して生きられる社会を
さて、来賓としてのお祝いのことばですが、人生の大先輩のみなさんの前で、私に話せることはあるのかといつも悩みながら話しています。今年は、世代間分断をさせない、高齢者施策を充実させることは若い人にとっても希望になる、ということや、元気なときもそうでないときも安心して生きられる社会をつくっていきたい、という思いを込めて一言ごあいさつしました。以下、要旨です。
【私のあいさつ】
いきいき長寿大会にご参加のみなさん、本日はおめでとうございます。お元気で今日の日を迎えられたことを、心からおよろこび申し上げます。
長年、さまざまな形で社会に貢献されてきたみなさんが、ますます健康でご活躍され、後輩である私たち、またより若い世代や子どもたちに、これからも、たくさんのことを教えていただきたいと思います。
「いきいき長寿大会」についてお知らせしている「広報ひがしくるめ」にも、紹介されていましたが、東京都が実施している事業であるシルバーパスの更新手続きがはじまっています。もう更新はお済みですか? シルバーパスは、高齢者のみなさんの社会参加を促進する大事な事業です。ぜひ、活用していただけたらと思います。都民のアンケートでも、世代をこえて、この事業は大切だと評価されています。
私は、高齢者のみなさんの施策が充実することは、若い世代にとっても希望をもって生きられることにつながると思います。シルバーパスも、誰もが利用しやすい料金設定にすることや、乗るバス停が東京都で、降りるバス停が埼玉県でも使えるようにしていくなど、改善をすすめられたら良いと働きかけています。「パスが高くて買えないので、なるべく外に出ないで家にいるようにしています」などの切ない声が寄せられることもあります。みなさんが安心してどんどん外に出ていただけるようにして改善していけたらと思います。
みなさんにいつもお元気でいていただきたいと思いますが、同時に、そうはいっても、誰でも具合が悪くなったり、病気になることもあります。そんなときでも、自分らしく毎日を送ることができる、サポートがある、そういう社会・地域になるように、力を合わせていきたいと思います。
ますますのみなさんのご活躍を心から祈念し、私のお祝いのことばといたします。本日は、本当におめでとうございました。
「いきいき長寿大会」の会場前で
(左から)原のり子、かもしだ芳美市議、村山順次郎市議

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by hara-noriko
| 2023-09-17 12:38
| 活動日誌
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2023年 09月 14日
学校給食の無償化と負担軽減の継続・拡充を
共産党都議団が都知事と教育長に申し入れ
9月13日、日本共産党都議団は、知事と教育長あてに、「学校給食の無償化と負担軽減の継続・拡充を求める申し入れ」を行いました。
要望項目は4つです。
(1)都立の学校の給食費無償化を。少なくとも、保護者負担軽減のための補助の継続と拡充を。
(2)補助の決定後はすみやかに学校に対して通知を。
(3)区市町村に対し、給食費無償化や補助充実の支援を。
(4)私立小中学校等に対し、給食・昼食費用の保護者負担軽減のための補助を。
教育庁の臼井宏一高等学校教育課長と上田直子学校健康推進課長が応対し、「都立学校の給食費は、今年度中は、保護者負担を引き上げないように対応していく」「給食は教育活動の中枢を担っていると考えている」と述べました。
多摩地域の子どもも、支援学校の子どもも、不登校の子どもも
差別なく給食費ゼロの対象になるように
参加メンバーそれぞれ、地域の切実な声を伝えました。そして、多摩地域選出の議員も4人いたので、多摩格差解消のため都が力を果たしてくれるようみんなで訴えました。
私は、「給食費無償化が全都で広がっているのに、多摩地域のほとんどは踏み出せていない」「区市町村で無償化に踏み出しても、都立の学校が無償化にならなければ不公平だ、という声が特別支援学校の保護者から寄せられている」などを紹介し、「すべての子どもたちが無償になるよう、都として都立の特別支援学校などの無償化について検討したことはないのか」と聞きました。「検討したことはない」との回答…。東京都はだれ一人取り残さないと「こども基本条例」を位置づけているのだから、多摩地域の子どもも、特別支援学校の子どもも、不登校の子どもも、差別なく、給食費ゼロの対象になるように、と求めました。担当課長は、「ご意見は受け止める」と。
池川都議は、学校体育館のエアコン補助など、都が動いて多摩地域でもすすんだ。給食の問題でも都がそうした役割を発揮してほしい、と求めました。
ひきつづき、都民のみなさんと力をあわせてとりくんでいきます。
共産党都議団 この間の申し入れ
都議団のホームページでご覧いただけます
この間の共産党都議団の申し入れを紹介します。(共産党都議団ホームページをご覧ください)
▽連続・集中的に発生している米軍横田基地関連の異常事態に関する申し入れ(6月26日)
▽統一協会の多摩市進出阻止を求める緊急申し入れ(6月26日)
▽米軍横田基地のPFAS漏出事故に関する申し入れ(7月7日)
▽最低賃金の大幅引き上げの実現に関する申し入れ(7月24日)
▽熱中症対策についての緊急申し入れ(8月1日)
▽米軍横田基地PFAS漏出事故の立ち入り調査を求める申し入れ(8月8日)
▽関東大震災100年、朝鮮人犠牲者追悼碑建立・追悼式典50年の今年、9・1朝鮮人犠牲者追悼式典に対する追悼文送付の再開を求める申し入れ(8月21日)
▽学校の普通教室のエアコンの早期更新を求める申し入れ(8月31日)
▽コロナ感染拡大の第9波への対応についての緊急申し入れ(9月5日)
東京都教育庁(左の2人)に申し入れる日本共産党都議団(左3人目から)斉藤まりこ、アオヤギ有希子、とや英津子清水とし子、米倉春奈、福手ゆう子、原のり子、池川友一の各都議
私も発言しました 
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by hara-noriko
| 2023-09-14 02:03
| 東京都政
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2023年 09月 11日
毎週土曜日の定例宣伝
宮本徹衆院議員、北村りゅうた市議と一緒に
毎週土曜日の定例宣伝を東久留米駅前でおこないました。宮本徹衆院議員、北村りゅうた市議会議員も参加して、それぞれ訴えました。新型コロナウイルスの感染が広がっているため、私は対策の強化を求める訴えをしました。その大要を紹介します。
5類になってコロナの状況が見えにくい
インフルエンザも同時流行
コロナの状況が深刻化しています。毎週木曜日に東京都はモニタリング分析の結果を公表しています。コロナが5類になってから、コロナの状況がなかなか見えない状態が続いていて、「本当に大丈夫なのか」と不安をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。実際、周りにはコロナに感染している方が非常に増えている。インフルエンザも同時に流行しているなかで、全国を見ても2学期が始まったばかりなのに学級閉鎖がおきていることも報告されています。
心配のことがあれば
ぜひ声をかけてください
コロナについてご心配のことがあれば、ぜひ声をかけてください。一緒に解決していきたいと思っています。
日本共産党北多摩北部地区委員会 042(391)4139 午前10時から午後6時までオープンしています。
都のモニタリング分析 どの年代も感染者が増加
「医療逼迫」の声も
東京都のモニタリング分析には、感染者はどの年代も増加していると書かれていました。とくに重症化リスクの高い高齢者のみなさんなどの感染拡大が心配される、警戒しなければならないと書かれました、
つい2週間くらい前までは、増加傾向にあるというような表現でしたけれども、いまは警戒しなければならないということに変わっています。
救急の状況も深刻になっている。入院の状況も同じです。医療がひっ迫していく危険性が指摘されています。
23区のある医師会の会長さんは、これを医療逼迫といわなくてなんというのか、といまの段階でも警告を発しています。
9月でさまざまな対策が終わる
共産党都議団が都知事に緊急申し入れ
5類に移行したあと、9月まででさまざまな対策が終わってしまいます。私たち日本共産党は、対策の継続を求めるとともに、以前のように心配なことがあったら無料のPCR検査が受けられようにしなければならないと思っています。9月5日には都知事あてに「コロナ感染拡大の第9波への対応についての緊急申し入れ」をおこないました。8点にわたって対策の強化を求めています。
(1)新型コロナウイルスの感染拡大の状況や医療現場の実態などについて、科学的で正確な情報発信を積極的に行うこと。
(2)医療機関への支援金をはじめとした、感染拡大時に実施することになっている事業を直ちに実施すること。
(3)月末までとされている病床確保料の補助とコロナの治療薬と入院費用の公費負担を10月以降も縮小せず実施するよう国に求めること。国が実施しない場合でも、都として実施すること。
(4)重度の障害者など、入院先の確保が難しい患者は、都立病院で最大限受け入れること。
(5)保険診療で検査を受ける際の患者負担分の公費負担と、感染不安のある方への無料のPCR検査を再開すること。
(6)コロナ後遺症の理解促進や、相談・治療体制の強化、生活支援・経済的支援を抜本的に強化すること。
(7)高齢者・妊婦支援型宿泊療養施設を10月以降も継続すること。
(8)クラスターの発生による介護事業所の減収に対する財政支援を行うこと。
重度障害者のお母さん
「入院できなくて本当に困った」
日本共産党都議団はいま、福祉・医療の関係者をはじめ、さまざまな立場の方からご意見をうかがっています。
先日は、重度障害者のお母さん方の懇談会に出席して、コロナが5類になって以降の状況をお聞きしました。医療的ケアが必要な30代の息子さんが「入院できなくて本当に困った」というお話をしていました。コロナになって肺炎になった。いつも行っているかかりつけの病院では、「コロナ対応ができないから」ということで、他の病院を探してくれたそうです。「だったら都立病院機構の病院に相談してみよう」ということで、小児総合医療センター(府中市)や、多摩総合医療センター(府中市)などに連絡したけれども、どこもいっぱいで受け入れてもらえなかったそうです。重度の障害児(者)が受け入れてもらえる病院が少ない、都立病院にも断られたらもう行くところがないということで、必死で探してくれて、ようやく多摩地域の民間病院が受け入れてくれた。そこで、重度の障害者への対応に病院が苦労されて、誤嚥性肺炎を起こしてしまって入院が長期間になってしまった。さらに、ずっと寝かされた状態で寝返りも打てなかったため、顔の半分がただれてしまった。そういう状況をお母さんが話してくれました。さらに、「大変でした、こういう子は」といわれたと…。「受け入れてくれて本当にありがたかったけれども、障害特性を踏まえた対応をしてもらえなかったことで胸が痛い。家に帰ってきて一生懸命ケアしています」ということでした。
重症化リスクの高い人たち
都立病院機構の病院で受け止めることが必要
共産党都議団の申し入れの中でも、重度の障害者をはじめ重症化リスクの高い方たちは、都立病院機構の病院でしっかりと受け止めるように求めています。
そもそも、都立病院を独立行政法人化するときに、東京都は、障害者や高齢者の医療など、行政的医療は後退させないと約束したはずです。それなのに、重度の障害者が入院しなければならない事態になっても入院できない事態が起きていることを改めて実感しました。 こうした事態を改善していくためにも、今月開かれる都議会第3回定例会の本会議や常任委員会、コロナ対策特別委員会で改善を求めていきたいと思います。
コロナは侮れない
後遺症で苦しんでいる方がたくさんいらっしゃる
コロナは侮れない。ここを私はいま、いわなければならないと思っています。
いま、後遺症で苦しんでいる方々が私の周りにもたくさんいらっしゃいます。子どもたちも苦しんでいます。「コロナは風邪程度だからちょっと寝ていれば治るのではないかと思っていたけれども、そんなことはなかった」という声もたくさん寄せられています。
都立病院機構の病院
後遺症の相談窓口を開設
都立病院機構の病院では、後遺症の相談窓口を開設しています。この近くでは、多摩北部医療センター(東村山市青葉町 042-306-3161 午前9時から11時)も窓口を開設しています。適切な医療が受けられるように、ご心配なことがあったら遠慮なく相談いただきたいと思います。
暮らしを守るため
共産党は国会議員団、都議団、市議団が連携
コロナ禍をのりこえ、また物価高騰もたいへんな事態ですので、暮らしを守っていくために、私たち日本共産党は国会議員団、都議会議員団、市議会議員団が連携して対策をしっかりと求めていきたいと思います。
駅前でコロナ対策の強化を訴えました。
宮本徹衆院議員(中央)と一緒に左は北村りゅうた東久留米市議
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by hara-noriko
| 2023-09-11 10:17
| 東京都政
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2023年 09月 07日
都議会第3回定例会(9月議会)が始まります。10月5日までの予定です。ぜひ、傍聴にいらしてください。
議会日程(予定)
9月14日(木) 総務委員会 事前説明、陳情審査
19日(火) 本会議 議案上程・知事所信表明
21日(木) コロナ対策特別委員会
26日(火) 本会議 代表質問
27日(水) 本会議 一般質問
29日(金) 総務委員会 質疑
10月3日(火) 総務委員会 決定
コロナ対策特別委(委員会終了後)
5日(木) 本会議 討論・採決
☆議会は午後1時から。傍聴券は正午時より、都議会議事堂2階で配布されます。
☆保育、ヒアリングループなど、傍聴にかかわることは、議会局にお問い合わせください。
電話03(5320)7111 ファクス03(5388)1766
☆議事堂2階の大型ビジョンでの中継は、手話通訳があります。
☆すべてネット中継があります。後日録画も放映します。都議会ホームページへ。
「018サポート」の申請がスタート!
都内に在住する18歳以下の子ども、1人あたり月額5000円(年額6万円)を支給する事業です。所得制限はありません。ただし、申請が必要です。「東京都018サポートポータルサイト」から申し込んでください。紙で申請することもできます。希望する場合は、コールセンターに電話して、書類を送ってもらうことができます。その他、質問などがあったらコールセンターへ。
ナビダイヤル:0570-082-018
9時~18時、土日祝日も可
子どもたち全員が対象だったはずなのに…
生活保護世帯は保護費を削る!? ひどい
生活保護世帯の子どもには、給付金は出すけれど、あとで保護費をその分削るということがわかり、今是正を強く求めています。誰一人取り残さない、すべての子どもを応援するのではなかったのか。本当に許せない思いでいっぱいです。
また、コールセンターがナビダイヤルということも問題です。相談したくても、都の事業だから市役所が窓口ではなく、すべてコールセンターに、ということになっています。しかし、料金がかかるので、落ち着いて聞くこともできません。是正すべきです。
シルバーパス改善の条例改正案を提案します
ぜひ、注目してください!
日本共産党都議団は、シルバーパスを改善する条例改正案を提案します。
・1000円と2万510円のパスしかない状況を一歩改善するために、3000円のパスをつくる。
・都県境でも使えるようにする。
ぜひ注目してください。
【活動日誌(主なもの)】
6月
22日 障害者医療費助成問題懇談会
朝鮮学校補助金復活求める勉強会
23日 北村りゅうた市議と生活相談会
24日 地域後援会総会、民商総会
29日 PFAS国会レク
30日 清瀬・市史講演会
7月
1日 文化協会地域間交流会、都市計画道路シンポ
2日 清瀬・宮本徹衆院議員と議会報告宣伝
3日 朝鮮学校補助金復活求める勉強会
4日 シルバーパス条例提案記者会見
8日 保育のつどい、保険証廃止反対宣伝
9日 都政報告懇談会
10日 野火止用水保全対策協議会総会
15日 東久留米・宮本徹衆院議員と議会報告宣伝
17日 沖縄の映画と講演
18~21日 特養ホームヒアリング、調査など
20日 ウィズアイ報告会 22 清瀬・補聴器学習会
23日 清瀬・市政報告会、東久留米・補聴器学習会
24日 予算懇談、最賃引上げ申し入れ
26日 調査、保健所多摩のつどい
28日 東久留米・自衛消防訓練、予算懇談
29日 三角山バス停懇談、北村市議と生活相談会
8月
1日 熱中症対策申し入れ、神宮外苑視察
2日 東久留米市議団、国に対して保育申し入れ
3日 障害者医療費助成懇談、調査
4日 横浜・男女共同参画フォーラムヒアリング
5日 地域の懇談会、保育つどい、障害者福祉夕涼み会
7日 コミュニケーション条例検討、保健所在り方検傍聴
12日 地域の懇談会
15日 清瀬・終戦の日宣伝
18日 清瀬・市政報告会
19日 清瀬・平和祈念フェスタ
20日 都市農業シンポ
21日 都市計画道路レク、英語スピーキング問題集会、
朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文再開求める申し入れ
22~23日 調査
24日 PFASシンポ、調査
26日 東社協等6団体の東京大集会、多摩・島しょフェア
28日 調査、ライフパートナーこぶし視察
31日 東視協対都要請
駅前で都政報告

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by hara-noriko
| 2023-09-07 21:56
| 都議会
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2023年 08月 26日
東京・東久留米市が新たな計画
公立ちゅうおう保育園を民営化
東京・東久留米市(富田竜馬市長)は、公立のしんかわ保育園を廃止したあと、公立ちゅうおう保育園を民営化する計画を打ち出しました。民営化への移行は2026年4月とされています。「『東久留米市保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画』令和5年8月(改訂)」がそれです。市のホームページにも掲載されました。
10園あった公立保育園は現在5園
市民参加の場もつくらず民営化を強行
かつて10園あった東久留米の公立保育園は現在5園となっています。たきやま保育園民営化のあと、稲葉市政が誕生してその12年の間は民営化は行われませんでした。しかし、その後、ひばり保育園、うえのはら保育園、みなみ保育園、さいわい保育園と民営化が強行されていきました。なぜ、「強行」なのか。市民の声を聞かずにすすめているからです。一度も、保育園の在り方を検討する市民参加の場はつくられていません。
並木市政は公立保育園を全廃を計画
市民が「それはおかしい」と声を上げてきた
さらに、富田市長の前、並木市長のときに、公立保育園を全廃するという、全国的にもほとんど例がない無謀な計画を出しました。これに対して市民のみなさんが、「それはおかしい」と声を上げ、「公立保育園が果たしている役割をしっかり認めていくべきだ」という運動がねばり強く続けられてきました。
公立しんかわ保育園は今年度末で閉園されようとしています
「公立保育園はなくすべきではない」と取り組んでいます
しかし、東久留米駅東口のすぐそばにある公立しんかわ保育園は、この1年間は年長さんだけの保育園になっていて、異年齢保育も保障されないまま、今年度末で閉園されようとしています。私たちは「しんかわ保育園をはじめ、公立保育園をなくすべきではない」と取り組みを続けています。市民のみなさんの公立保育園存続を求める、新たな署名も大きく広がっています。
市民の声と運動に押されて「廃止する」とはいえず
民営化して公立保育園をなくしていく方向に
しかし市は、しんかわ保育園を廃止したあとは、ちゅうおう保育園を民営化するといいます。市民の声と運動に押されて、とうとう「廃止をする」とはいえなくなったのが富田市政ですが、公立保育園はなくしていく、民営化していくという方向であることが新しい計画で明らかにされました。しかも、いっさいの市民参加はなし。公立保育園の果たしてきた役割の検証もありません。
老朽化を理由に民営化
事業者には市と協定を結んでもらう、というが
ちょうおう保育園は老朽化している。だから土地や建物については東久留米市が用意して民間の法人に入ってもらって運営してもらう、事業者には市と協定を結んでもらう、といいますが、それなら公立保育園として存続すればいいのではないでしょうか。
しかも、社会福祉法人だけではなく、株式会社も含めて対象にすることが明らかにされています。
40年・50年の歴史をもつ公立保育園
これをなくして必要な保育の水準が守られるのか
東久留米市の公立保育園は、40年・50年を超える歴史をもっています。どの保育園も地域活動事業を行い、園庭のない保育園がふえているなか、そうした保育園に園庭も開放したり、障害児も積極的に受け入れてきたりしているのが大きな特徴になっています。歴史ある公立保育園を廃止したり民営化したりする。こういうなかで、必要な保育の水準が守られるでしょうか。もっとも保育を必要としている子どもたちの命や発達が守られるのか。そのことが問われています。
公立保育園は存続させていく
市民のみなさんと力を合わせたい
公立保育園は存続させていく。その立場で日本共産党もみなさんと力を合わせていきたいと思います。
小学校や中学校に公立の学校があり、そこは市が責任をもって運営する形になっています。これが1つの基準になって、選択肢として私立の小学校や中学校を選ぶ方々もいらっしゃいます。でも、公立の学校や施設をきちんと担っていくことによって、だれ一人取り残さない、どの子どもたちも成長や発達が保障される。それは「公」の大きな責任です。そこを後退させるのが、公立保育園の廃止や民営化計画です。
セーフティーネットの役割を果たす公立保育園
「公」のものをどんどん民営化していっていいのか
現場にこうした施設を市がもっていることによって、抱えている問題、解決しなければいけない問題をリアルにとらえることができます。また、いま東久留米の公立保育園も、子ども家庭支援センターとも連携しながら、保育を必要としている子どもたちや、せっぱつまって相談にきた家庭を支えています。セーフティーネットの役割を果たしています。 私も、何人もの方々からの相談を受けてきましたけれども、地域に公立保育園があるから安心して保護者の方が子どもを預けることができる。保育士さんと一緒に子どもをも守っていくことができる。そういう歴史を40年・50年と積み上げてきています。
その歴史にまったく学ばず、とにかく「公」のものをどんどん民営化していく形をとってしまったら、子どもたちの成長や発達が保障されないということになりかねません。
障害児保育を担ってきた公立保育園
ちゅうおう保育園民営化計画の撤回を
東久留米市の公立保育園では、障害児保育についても、まだ障害があるかどうかわからない、そういうケースであっても、審査会でよく議論をして、子どもをどこで受け入れるのか、そこに保育士さんをどうつけるのか、そういうことを続けてきた歴史があります。 この東久留米市で安心して子どもを産み育てられる、その保障をしていくためにも、いまある公立保育園をしっかり存続させていく。そして、新たに富田市政が打ち出した、ちゅうおう保育園の民営化計画を撤回するようご一緒に求めていきたいと思います。みなさんのご意見も、ぜひ聞かせていただけたらと思います。
都議会で公立保育園の役割について質問
公立保育園は地域の保育の基準になっている
公立保育園が果たしている役割と意義について私は、都議会の予算特別委員会などで質問してきました。
公立保育園は、地域の保育の基準となっています。を保育指針は同じとはいっても、私立園はその上にそれぞれの特徴があります。そこを選んで入園する人ももちろんいます。同時に、市役所が現場の保育園をもっていなければ、子どもの実態が見えにくくなってしまいます。
困難を抱えている家庭がとても増えている
「公」の役割を後退させるわけにはいきません
いま、困難を抱えているご家庭がとても増えています。子ども食堂、フードバンク・フードパントリーなどを見ても、子育て中の方々を含めて、困っているという声がたくさん寄せられています。
そういうときに、「公」の役割を後退させるわけにはいきません。公立保育園をしっかり存続させて、東久留米で育つ子どもたちが安心して、保育が必要な子は保育を受けられる。小学校や中学校も公立の学校にだれもが安心して通える。そういう環境をつくっていかなければならないと思います。
みなさんの声をお寄せいただいて、パブリック(公共)を守っていく、「公」を後退させない取り組みをご一緒にすすめていきましょう。格差が広がっているこの社会で、「公」を守ることは本当に重要なことになっています。「だれ一人取り残さない」と言葉ではいっても、実際には「公」の役割を大きく後退させているのが今の政治の大問題です。公立保育園をしっかり存続させて、だれもが安心して保育が受けられる、成長を支えられる、そのために力を合わせていきたいと思います。
共産党東久留米市議団と宮本徹衆院議員、私
こども家庭庁と懇談し申し入れ
共産党東久留米市議団は8月2日、こども家庭庁に対し、宮本徹衆院議員を介し申し入れと懇談をおこなっています。私も同席しました。一般財源化して公立保育園以外にも使えるようにした国庫補助金を元に戻し、公立保育園の運営等に使うことを明確にすることを求めました。また、市民の声を聞かずに廃止や民営化をすることについても意見交換しました。引き続き、連携してとりくみます。
民営化の方針が打ち出された東久留米市立ちゅうおう保育園
共産党東久留米市議団(左)らが、こども家庭庁(右)懇談(左から)原のり子、宮本徹衆院議員、村山順次郎市議、永田まさ子市議、北村りゅうた市議、かもしだ芳美市議
私も発言
こども家庭庁に申し入れ 
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by hara-noriko
| 2023-08-26 22:41
| 活動日誌
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